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瓦の交換費用はいくらかかる?交換を行うタイミングや費用を抑える方法も解説!

公開日:2023.7.26 更新日:2024.4.22
瓦の交換費用はいくらかかる?交換を行うタイミングや費用を抑える方法も解説!

古くなった屋根の瓦は交換が必要になりますが、どれくらいの費用がかかるのか気になったことはありませんか。
費用相場は交換する屋根の種類によって異なりますが、火災保険や補助金制度が利用できる場合もあります。

今回は、瓦の交換費用や屋根の種類、交換のタイミングや注意点などを解説します。

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1.瓦の交換にはどういった種類があるのか

部分交換や葺き直しなど4種類がある

瓦の交換がされた屋根の写真

瓦の破損は、雨漏りのように建物全体のトラブルに発展する可能性があります。そのため、瓦にヒビが入っていたり、瓦がずれたり落ちたりしたときは、なるべく早く交換を行いましょう。

瓦の交換方法には、以下のものがあります。

・部分交換
部分交換は、破損した瓦だけを交換する方法です。
瓦屋根は、瓦を重ねて組み合わせているため「1枚の瓦だけ割れた」といったことがよくあります。

瓦を扱う専門業者は、瓦1枚から対応してくれることが多いです。そのため、たった1枚でもまずは専門業者に連絡してみましょう。

・葺き替え
新しい瓦を購入し、屋根の瓦全体を交換する方法です。破損している瓦の数が多かったり、瓦が廃盤になっていて買い替えができなかったりする場合に行います。

・別の屋根材に交換
別の屋根材には、スレートとガルバリウム鋼板などがあります。
スレートは天然石やセメントを薄く加工した建築材で、瓦よりも軽いです。ガルバリウム鋼板は金属の屋根材で、台風や地震に強くなります。

・葺き直し
瓦自体は劣化していないけど、瓦の下にある屋根材に劣化が見られるときは、屋根材のみを交換し、既存の瓦を再利用する葺き直しを行います。

瓦屋根は、上から「瓦⇒防水シート⇒野地板」の順に重なっています。防水シートや野地板が、瓦よりも耐用年数が低いため、この葺き直しで対応するわけです。
この場合、既にある瓦を再利用することが多いため、新しい瓦を購入する費用が発生しません。

2.屋根瓦の交換を行うタイミング

屋根瓦の耐用年数は基本的に20~60年

瓦の葺き替えがされた屋根の写真

屋根瓦の交換を行うタイミングは、瓦の耐用年数が経過したときです。

瓦には様々な種類がありますが、粘土を使用して焼き上げている日本瓦はいずれも耐久性が高く、一般的に20~60年ほど持ちます。
日本瓦にはいぶし瓦や素焼き瓦、陶器瓦などがありますが、それぞれで耐用年数が違います。
・いぶし瓦:30年から60年
・素焼き瓦:40年から50年
・陶器瓦:50年から60年

ただし、セメント瓦の場合は、耐用年数は20~40年までであり、塗装をしないと素材そのものの劣化が早まるため10~20年に1度は塗装工事も必要になります。

また、瓦の下にある防水シートや野地板の耐用年数は20年から30年ほどで、屋根瓦よりも劣化が早いです。
防水シートや野地板が劣化すると雨漏りの原因になるので、設置してから数十年が経過しているときは葺き直しを行いましょう。

■葺き替えが必要な劣化とは
瓦の耐用年数は20~60年ほどと解説しましたが、立地や環境などにより、早く劣化することもあります。
特に以下の状態であるときは、耐用年数が経過していなくても瓦の葺き替えが必要です。

・広範囲のひび割れや欠け
・コケが繁殖
・屋根自体が柔らかい
・雨漏りしている

コケが繁殖しているのは、屋根の防水性が落ちて湿気を含み続けている状態です。瓦の強度が落ちるので、できるだけ早く交換をしましょう。

屋根自体が柔らかいのは、下まで水が浸透している状態です。この場合は、野地板と防水シートを交換する葺き直しを行います。

3.屋根瓦の交換費用はどのくら

費用相場は70~240万程度

専門事業者が瓦の葺き替えを行っている写真

ここでは、屋根瓦の交換を専門業者に依頼した際にかかる費用相場について解説していきます。
自力で瓦を補修することもできなくはありませんが、高所での作業になるため転落事故の危険があるうえに、作業ミスがあると雨漏り等につながり、屋根としての機能を発揮しなくなるなどリスクが多いです。そのため、作業に自信のない方はプロに依頼することをおすすめします。

・部分交換
専門業者に依頼して瓦一枚を交換してもらう場合の費用相場は、足場が必要ないケースでは1万~5万円程度です。
足場が必要になった場合、費用は20万円程度になります。

また、屋根に使用している瓦が廃盤になっており、手に入らない可能性も考えなくてはいけません。その場合は似た瓦を加工してもらうことになるため、費用が上がることが考えられます。

そのほか、瓦は1枚あたり300~2,000円ほどで購入が可能です。部分交換を行う際は覚えておきましょう。

・葺き替え
既存の瓦から新しい瓦に葺き替える場合、費用相場は110万~240万円です。

・別の屋根材に交換
瓦から別の屋根材交換する場合は、葺き替えよりも安く済む場合が多いです。
・ガルバリウム鋼板:80万円から200万円程度
・アスファルトシングル:70万円から170万円程度
・スレート:70万円から160万円程度

4.屋根瓦の交換費用を抑える方法はある?

火災保険や自治体の補助金制度を活用しよう

火災保険のイメージ写真

屋根瓦の交換費用を抑える方法は、以下の4つです。

・複数の業者から見積もりをもらう
複数の業者から見積もりをもらうと、適切な値段がわかります。同じ内容の工事でも20万円程度の違いが出ることがあるので、専門業者に依頼するときは複数の業者の見積もりをとりましょう。

・火災保険を利用
台風などで屋根瓦が破損した場合は、火災保険の保険金がおりることがあります。
火災保険は「火事になったときにしか使えない」と思われがちですが、落雷や爆発事故、風災やひょう被害、さらには雪や豪雨災害にも使えます。
おりる金額は契約内容によって違いますが、工事費用が100万円の場合は70万~80万円が相場です。

・自治体の補助金制度を利用
屋根の葺き替えを行う場合は耐震補強工事と捉えられ、自治体の補助金が利用できることがあります。
屋根瓦は重いため重心が高くなりがちで、地震が発生したときに揺れ幅が大きくなります。そのため、葺き替えを行う場合、軽量瓦にすることで耐震性が上がり、耐震補強工事と捉えられることがあるわけです。

また、屋根材をガルバリウム鋼板やスレートに変更する場合も耐震性が上がります。

・リフォームローンを利用
リフォームローンを利用することで、費用を分割して返済することができ、屋根瓦の交換に対する負担を軽減することができます。
屋根修理や他のリフォームに利用できるリフォームローンは、住宅ローンとは異なり、借入可能額が低く設定されており、返済までの期間が比較的短いのが特徴です。

リフォームローンは、銀行だけでなく、クレジット会社など様々な機関で提供されています。提供機関によってローンの内容はことなるので、リフォームローンを検討している方は、まずは複数社にから話を聞いてみることをおすすめします。

5.屋根瓦を交換するときの注意点

悪質な訪問販売には気を付ける

悪徳な屋根瓦交換事業者の絵

ここでは、屋根瓦を交換するときの注意点を解説します。
専門業者に依頼するときの注意点も合わせて解説していくので、参考にしてみてください。

・自力での修理は避ける
自力で屋根瓦を修理することは簡単ではありません。失敗すると状況が悪化し、屋根の劣化が早くなる恐れがあります。
その上、高所での作業になるため、落下事故の危険もあります。
屋根瓦の修理は専門業者に依頼しましょう。

・屋根瓦の葺き替えをする前に瓦の劣化具合を確認する
葺き替えをする前に、瓦の劣化具合を確認しましょう。雨漏りが発生している場合は、すぐに葺き替えをする必要があります。
コケが少し生えている程度であれば、急いで葺き替えをする必要はありません。

劣化具合を確認するには、専門業者に写真を撮ってもらう方法があります。自分で屋根に上がると、落下事故につながる危険があるのでご注意ください。

・訪問販売には要注意
実際に専門業者に依頼するときは、業者の数が多いことに戸惑うかもしれません。
このとき、訪問をしている専門業者は避けた方が良いです。たくさんの依頼がある専門業者は、わざわざ訪問販売をする必要がないからです。

訪問販売の場合、点検商法といって、葺き替えの必要がなくても「今すぐ工事をした方が良い」と工事を勧めてくる場合があります。
適切な専門業者に依頼し、瓦屋根を美しく保ちましょう。

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