玄関のガラスが割れてしまった場合、すぐに修理してもらえる?
公開日:2022.2.3 更新日:2024.4.3「玄関ドアのガラスが割れてしまった!」そんなときは、なるべく早く修復したいもの。焦らず一つずつ順序を踏んでいくことが大切です。玄関のガラスに関係する防犯対策や種類についても理解を深めておきましょう。
「玄関ドアのガラスが割れてしまった!」そんなときは、なるべく早く修復したいもの。焦らず一つずつ順序を踏んでいくことが大切です。玄関のガラスに関係する防犯対策や種類についても理解を深めておきましょう。
なるべく早く元通りにしたいものですが、自力で修復するのはほとんど不可能です。必然的に修理業者に依頼することになりますが、玄関ガラスはどのくらいで修復できるのでしょうか。
結論から言えば、比較的短い時間で修復できます。ドア自体を取り換える必要はほとんどなく、30分程度で終了することが多いようです。しかし、玄関のドアの形やガラスの種類はさまざまなため、すべてが一定の時間で修復できるわけではありません。
玄関用に利用されやすいガラスとしては、くもりガラス・網入りガラス・フロートガラス・型板ガラスといったものがあります。利用されやすいということは、業者側の在庫数も多いということ。破損した当日中に完全復帰できる可能性も大いにあります。
しかし、防犯性能の高いガラスや加工ガラス、海外製のガラスなどは「在庫がない」という事態も想定しなければなりません。この場合、修理に必要なガラスを取り寄せる必要があります。取り寄せに日数を要する場合は、別の方法で対処しなければならないことを覚えておきましょう。
先に業者へ連絡できればその後の修理もスムーズに進みますが、周辺の環境によっては危険にさらされるため状況に応じて優先順位を決めましょう。
ガラス片を回収する際は、足には厚手のスリッパを、手には軍手を着用。拾ったガラス片は、必ず新聞紙に包んで破棄します。ビニール袋を数枚重ねた程度ではすぐに破れてしまうので要注意。どうしても新聞紙が用意できない場合は段ボールに入れておくといいでしょう。
手で掴めないほど細かいものは、ガムテープや粘着ローラーを利用して取っていきます。掃除機で吸うと故障の原因になりかねないので、ガラス吸引が可能でないものは使用すべきではありません。
また、目視では取り除けたように見えても、細かい破片が残っていると危険です。玄関から廊下が続いている場合はとくに、念のため広範囲を掃除しておきましょう。足元の安全が確保できたら、ドアの破損した部分を段ボールなどの厚紙で補強します。
そして、ある程度落ち着いてきた段階で確認しておきたいのが「保険」です。ガラスが割れた原因が台風などの風災や泥棒による盗難といった場合、火災保険の補償を受けられる可能性があります。ガラス修理会社への連絡と安全確保、そして保険についても頭に入れておくと役立てられるかもしれません。
ガラス面が大きいと家の中が丸見えなので、防犯のためにも外から見えないようなガラスを使うことが多いようです。では、ガラスを使うメリットはあるのでしょうか?
ドアにガラスを使用すると、部屋の窓から太陽が差し込むようにドアのガラスを利用して玄関全体を明るくする効果が得られます。太陽とドアの位置関係により異なりますが、条件のいい方角なら日中はかなり快適でしょう。観葉植物を置いてオシャレに……といった楽しみを増やすこともできます。
また、光を多く取り入れることで視覚的に大きな効果を感じられることも。明るい空間は暗い空間よりも広く見えるため、来客があったときにも好印象を与えられるでしょう。解放感を強く感じられるのが、玄関ドアにガラスを使用するメリットでもあると言えます。
全面がガラス張りのドアともなると、店舗や美術館のようなあか抜けた雰囲気を演出することも可能です。建築に興味があったり、外観にこだわりがあったりする方は挑戦してみたい素材ではないでしょうか。
泥棒が玄関のドアのガラスを割って侵入しようとする可能性は、決してゼロではないのです。それでもガラスのドアが普及しているのは、防犯の性能が高まりつつあるからでしょう。では、ガラスのドアに活用できる防犯対策にはどういったものがあるのでしょうか。
簡単な方法を選ぶなら、「ガラス用フィルム」を利用するといいでしょう。名前の通りガラス専用のフィルムを貼り付けるだけなので、誰でも簡単に防犯対策ができます。フィルムを貼ることで差し込む光の量は少なくなってしまいますが、家を守るためには有効な対策です。
ガラス用フィルムの仕組みは、大きなフィルムがガラスに密着して衝撃を吸収するというもの。つまり、「万が一ガラスが割れたとき」にも効力を発揮してくれます。四方八方に飛び散ろうとするガラスを抑えるため、泥棒だけでなく風災・地震などの災害からも守ってくれるのです。
玄関ドアのガラスや窓ガラスに不安がある方は、防犯・防災に効果的なうえ、簡単に利用が可能なガラス用フィルムで安全性を高めましょう。
一般的にガラスと言われて想像するのは透明なタイプですが、玄関に使用する際は避ける方も多いでしょう。目隠し効果を確保したい場合は、「くもりガラス」がおすすめです。光量は落ちますが、外側からの視線はほとんど気になりません。
強度の観点で防犯対策をしっかりしておきたい場合は、自動車のフロントガラスに利用される「合わせガラス」や、一般的なガラスに加熱・冷却処理を施した「強化ガラス」がおすすめ。窓ガラスの防災用にも効果的なガラスなので、人力による衝撃にある程度耐えることができます。
また、一風変わった玄関のガラスを好むなら、ステンドグラスでデザインの映えるドアも個性的で良いですね。通常のステンドグラスは衝撃に弱いですが、空気層を利用して強度を高める「複層ガラス」の方法で製作されたものもあります。割れた際に取り寄せになる可能性はありますが、オシャレで高級感のある雰囲気を出したい方にはぴったりです。
玄関に使用できるガラスには、このほかにもさまざまな種類があります。環境や用途を踏まえて、自分好みで安心・快適な玄関を実現しましょう。