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庭木の冬囲いは必須!具体的なやり方や業者の費用相場について

公開日:2022.8.23 更新日:2024.4.16
庭木の冬囲いは必須!具体的なやり方や業者の費用相場について

寒い季節になり、地域によっては本格的な雪対策が必須になってきました。
そうした時にやっておきたいのが「庭木の冬囲い」。さまざまな雪害トラブルに悩まされないためにもしっかりやりましょう。

今回は庭木の冬囲いの方法や業者に依頼した際の費用についてご紹介します。

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1.庭木の冬囲いが必要な理由とは?

冬囲いの必要性

大量の雪が積もっている写真

冬に近づくにつれて、寒い地域では庭木の冬囲いが行われます。冬囲いとは、縄や竹、木材などを使って樹木を保護してあげることを言います。
この作業が必要になる理由は次の通り。

・寒さから木を守るため
動物と同様に多くの植物は暖かい地域を好み、反対に寒い地域に弱いです。
特に熱帯地域が原産の植物の場合は冬に来る寒い風の影響で枯れてしまうことがあります。
そのため、木を囲ってあげることで寒さから守り、寿命を延ばしてあげることができます。

・積雪による重みから守るため
豪雪地帯では樹木の上に大量の雪が降り積もることがあります。
樹木の上に水分量の多い雪が積もってしまうと、その重みによって枝が曲がってしまったり、折れてしまったりします。

冬囲いをして庭の木をしっかり保護することで、こうした事態を防ぐことができます。

・庭の景観をより美しくするため
このように庭木の冬囲いは樹木を保護するだけにとどまらず、景観をより美しく見せるためにも活用されています。

代表的な場所では札幌の中島公園や金沢の兼六園などがあります。
これらは季節の風物詩になっていて、美しい景観を形成するのに一役買っています。
自宅のガーデニングに一工夫したい時にも冬囲いは役に立ちます。

2.冬囲いの種類

主な種類

冬囲いがされた庭木の写真

庭木の冬囲いとは言っても、その種類は実にさまざま。冬囲いをする樹木の種類や植えてある場所などによって最適なやり方が異なります。
代表的な冬囲いのやり方は次の3種類です。

・縄巻き
冬囲いの中でも最も手軽にできるやり方として重宝されているのが縄巻きです。
主に低い木に使用されていて、枝が細くて柔らかい木に適しています。
縄巻きの特徴は囲ってみると木全体がまるで一本になっているように見えるところです。

・雪吊り
日本庭園などでよく用いられているやり方が雪吊りです。
金沢の兼六園で見られるものが代表的で、傘を思わせる見た目をしています。そのデザイン性の良さから定評があります。

利用される樹木としてはが中心で、木の形や大きさによって仕様が大きく異なることから、やり方にはコツが必要となってきます。こうしたことから業者に作業を依頼することが多いです。

・竹囲い
竹を3本使い、円錐状に立てるやり方が竹囲いです。
和モダンな雰囲気が感じられ、どことなく時代劇に出てきそうな印象があります。

主に苗木を保護するために使用されているやり方で、雪の侵入を防ぐようにして縄を巻きます。
小さめの樹木でも利用することができ、最近では庭木において見られることがあります。

3.冬囲いのやり方

具体的なやり方

冬囲いがされた庭木の写真

先ほどまで3種類の冬囲いについてご紹介しましたが、ここでは簡単なやり方についてご紹介します。
主なやり方は次の通り。

・縄巻き
まずさらし竹と樹木に巻き付ける縄を用意します。使用するさらし竹についてはなるべく太いものがおすすめです。

そうしたらさらし竹を1本樹木に立ておき、それを縄でぐるぐると巻き付けていきます。
この時、さらし竹を締め付けるように先端まで巻いていくのがコツです。

・雪吊り
まず丸太と樹木に巻き付ける縄を用意します。
丸太については木の高さの1.5倍くらいのものを使用するとしっかり支えることができます。

そうしたら幹を2箇所以上丸太に縛っていきます。この時丸太は樹から3分の1以上出してあげ、縄はピンと張ります。
その後は丸太を芯に、円錐形になるようにします。

・竹囲い
まず樹木に巻き付ける竹と縄を用意します。竹については根曲り竹や女竹などを使用します。

そうしたら3本以上の竹を立てておき、円錐の形になるように上を縛り上げます。
さらにその上にネットを覆うことで雪が侵入するのを防ぐことができます。

低木のようにあまり高くない木であれば個人でも簡単に冬囲いを行うことが可能です。
ただ大きい庭木になると作業が難しくなるので、業者にお任せする方がいいでしょう。

4.冬囲いの費用相場

業者の費用について

電卓を操作している写真

庭木の冬囲いで頼りになるのが専門業者ですが、依頼する際に気になるのがその費用。
具体的な費用相場は以下の通りです。

・縄縛り
2m以内:300円/1本
2m以上:300~600円/1本

・雪吊り
3m以内:5,000~6,000円/1本
5m以内:8,000~9,000円/1本
7m以内:11,000~12,000円/1本

・竹囲い
2m以内:700~800円/1本
2m以上:1,000~2,000円/1本

ただし、上記による費用はあくまでの目安であり、作業を行う環境によっては値段が高額になることもあります。
また、自宅まで駆けつける出張費用も別途加算されます。

庭木の冬囲いにはある程度の費用が伴いますが、少しでも安くする方法があります。

一つは見積もりを活用すること。
見積もりには作業ごとの内容とそれにかかる費用が詳しく記載されていますので、後になって追加料金を請求させる心配がありません。
費用が高くなるほど適正価格を把握しておくことは重要です。費用の内訳についてわからないことがあれば担当スタッフに遠慮なく聞いてみましょう。

二つ目は、実施している割引キャンペーンを調べること。
業者ごとにオンライン申し込み限定価格や2回目以降のリピート割など、さまざまなキャンペーンがあります。
自宅近くの業者でこうしたキャンペーンを実施しているか確認してみましょう。

5.業者の選び方

業者選びのポイント

庭木の剪定を行う事業者の写真

冬にかけての庭木の冬囲いで頼りになる業者ですが、優良とされるところとそうでないところがあります。
ここでは優良な専門業者を選ぶコツについてご紹介します。

・過去の作業実績を確認する
業者選びにおいて一番重視しておきたいのが作業実績。業者のホームページにはこれまでの作業実績が掲載されています。
そのほか、インターネットの口コミサイトでも業者の評価を調べることができます。

・安さを過度に強調する業者を選ばない
安さを強調している業者ですと、必要な作業が含まれていなかったり、作業後に不要な有料オプションを勧めてきたりすることがあります。
このような業者はなるべく避けるようにしましょう。

・スタッフの対応を見ておく
依頼者に対して丁寧な対応を心掛けているところほど丁寧な作業を心掛けてくれます。
現場を訪問したスタッフのやりとりから、きちんとした対応できているか確認しておくことが大切です。

・アフターサービスが充実している
業者を選ぶ際に注目しておきたいのがアフターサービス。作業後の点検や問題が発生した際の無償対応など、業者によってさまざまなサービスがあります。
アフターサービスには保証期間がありますので、事前に確認しておくようにしましょう。

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