本文へ移動

メイガの発生源がわからない時の対処法とは?発生する原因も解説

公開日:2024.10.7
メイガの発生源がわからない時の対処法とは?発生する原因も解説

メイガが家の中で発生しているのに、発生源がわからず困っていませんか。メイガは米櫃の中や天井など、思いがけない場所で発生することがあります。

この記事では、メイガの発生源として考えられる場所や、メイガを発生させないための効果的な対策法について詳しく解説します。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害虫害獣おたすけ本舗

1.メイガの生態とは?

家の中の食べ物に影響を与える

お米の中に発生したメイガの幼虫の写真

メイガとは、チョウ目メイガ科に分類されている虫です。シンクイムシ(芯喰い虫)とも呼ばれており、日本に生息するだけでも数百種類にのぼります。
屋外だけではなく家の中に発生することもあり、家の中に保存している食料を食べるなどの影響を与える害虫です。

メイガは蛾のなかでも小さめの種類で、成虫の体長は数ミリ〜十数ミリほどしかありません。羽を広げても10〜40ミリ程度の小さな蛾です。
発生時期は春から秋頃にかけてで、メイガが成虫になるとエサが豊富な場所の周囲に卵を産み付けます。
1年間に3〜5回ほど大量の卵を産み付けるため、大変繁殖力の高い生き物といえます。幼虫の期間は卵から孵化した3〜6週間程度ですが、その間に家の中の食べ物を食べてしまうこともあるのです。

メイガのなかでも特に食品への影響が大きいとされるのが、ノシメマダラメイガと呼ばれる種類です。この種類のメイガは、小麦粉などの粉物や穀類、チョコレート菓子やドライフルーツ、コーヒー豆やドッグフードなど、幅広い食べ物を好んで被害を与えます。
ノシメマダラメイガの幼虫は赤褐色の糞をするため、キッチンやパントリーなどで見かけた場合は、近くにいるサインといえるでしょう。

2.メイガの発生源がわからない時の対処法

フェロモントラップで捕獲する

蛾が飛んでいるイラスト

メイガの発生源がわからない場合は、フェロモントラップで捕獲するのがおすすめです。
フェロモントラップとは、性フェロモンを利用してメイガを誘い出し、捕獲する道具を指します。
組み立てが簡単なうえに人体に無害で、さらに効果が長持ちするのが特徴です。一度購入すれば長期間使用できるので、メイガが発生しやすい春から秋にかけて活躍するでしょう。
さらに家の中の複数に設置しておけば、メイガの発生する原因となった場所を特定しやすいのもメリットです。

しかしフェロモントラップは、成虫を誘引できますが卵や幼虫には効果がありません。食べ物に被害を出すのは主に幼虫のため、すぐには食害を防げないのがデメリットといえます。

また、家の入り口付近に置いてしまうと、扉を開けた時に外のメイガを誘引してしまう原因にもなります。フェロモントラップを使用する際には、置き場所に十分注意してください。

幼虫の発生源が分からない際は、エサとなる米などの穀物類や、小麦粉、お菓子など食品のある箇所を重点的にチェックしましょう。
それでも見つからない場合は、天井裏にいるネズミなどの死骸をエサにして繁殖している可能性も考えられます。

ただし、メイガ類は発生源の特定が難しいので、家のどこを探しても見つからない場合は、害虫駆除の業者に調査してもらうことをおすすめします。

3.メイガの駆除方法

幼虫は水洗いや天日干しで駆除可能

太陽と青空の写真

メイガの幼虫が米櫃の中に発生した場合、水洗いで駆除ができます。
お米を少量ずつボウルに入れ、水に 浸けてしばらく待ちます。メイガの幼虫は水に弱く、窒息して浮いてくるので、水と一緒に洗い流せば駆除が完了です。
また、メイガに食べられて軽くなったお米も一緒に浮いてくるので、幼虫とともに水で洗い流してしまいましょう。

しかし水洗いでは、保存容器に入っているお米をすべて水に浸けて確認する作業が必要になります。お米を一気に水に浸けてしまうと、メイガの幼虫が浮きにくくなることもあるため、大量のお米を確認したい場合には不向きです。

食べ物に発生した大量のメイガの幼虫を一度に駆除したい場合は、天日干しがおすすめです。
新聞紙や梱包用紙などの上にお米やドッグフードなどの被害にあった食べ物を広げ、日光に当てます。メイガの幼虫は太陽の光を嫌うため、1時間ほど置いておくと日の当たる食べ物から逃げていくでしょう。
天日干しする際の注意点は、放置するのを1時間程度に抑えることです。長時間食べ物を外に置いておくと、鳥や他の害虫が寄ってくる原因にもなります。

しかし一度メイガが付いた食べ物は、完全に駆除しないと再発の恐れがあります。もったいないですが、少量の食べ物の場合は、捨ててしまうのが一番でしょう。

また、メイガの成虫は掃除機で吸い取るか、殺虫剤をかけて駆除してください。
対処しきれないほど大量発生している場合は、くん煙殺虫剤で部屋中を殺虫処理しましょう。

4.メイガの発生を予防する方法

長期間保存する食べ物は密閉容器に入れて保管する

米櫃の写真

メイガの発生を予防するためには、長期間保存する食べ物は密閉できる容器に入れて保管するのがおすすめです。
メイガなどの害虫は食べ物をエサとすることが多いため、被害にあいやすい食べ物は幼虫が簡単には侵入できないようにしておきましょう。ジッパー付きのケースに入れたり、輪ゴムでしっかりと結んだりすることで、幼虫の侵入は防げます。

さらに食べ物周りを整理整頓し、清掃を心がけるのもメイガの予防対策として効果的です。とくにメイガに好まれる粉物は、密封したうえで冷蔵庫に入れておくのも良いでしょう。
また、お米などの頻繁に出し入れする食材は、密閉できる容器に入れて使用後はすぐにフタを閉めることでメイガの侵入を防げます。害虫予防のグッズも活用し、幼虫を寄せ付けないように心がけてください。

一方でメイガが付着した食べ物は、破棄するのが駆除の基本となります。食害にあった食材を口にするのは、あまり気分の良いものではありません。
被害にあった食べ物を捨てることで、メイガの発生源を取り除き再発防止にも繋がるでしょう。

食べ物を捨ててしまうのがもったいないと感じる方は、水洗いや天日干しで幼虫を追い出すのも一つの方法です。
被害にあった食べ物の量や数が少ない場合は、追い出す方法も試してみてください。

5.メイガの発生源がわからない場合は業者へ依頼を

再発駆除の保証がある業者がおすすめ

害虫駆除業者の写真

メイガが大量発生していて発生源がわからない場合は、専門の駆除業者へ相談するとよいでしょう。
害虫の駆除を専門に行う業者はメイガの生態にも詳しく、害虫の種類に合った方法で駆除をしてくれます。家や人に優しい薬剤を使用してくれる業者も多く、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して依頼できるのもメリットです。

一方でメイガは、発生する原因となった場所を特定しても、完全な駆除が難しい害虫といえます。プロの専門業者に依頼する際は、万が一再発しても再度駆除を保証してくれる業者を選ぶと良いでしょう。業者にもよりますが、保証期間内であれば無料で対応しているところが多くあります。
半年から1年程度の保証期間を設けている業者なら、万が一再発してしまっても安心です。

また業者を選ぶ際には、一つ業者にすぐ決めてしまわずに、複数の業者を比較するのがおすすめです。値段だけではなく、作業内容や保証内容などを比較することで、費用の相場や必要な作業内容がわかりやすくなります。
わからないことや不安なことは見積もりの段階で確認し、丁寧な説明をしてくれる業者を選びましょう。複数の業者を比較すると、最適な作業を適切な金額で行ってくれる業者も見つけやすく、納得のいく依頼ができます。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害虫害獣おたすけ本舗

害虫駆除の新着記事

おすすめ記事