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障子が黄ばんだ時に知っておきたい情報

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.10
障子が黄ばんだ時に知っておきたい情報

障子紙に黄ばみがついた事例や原因、対処法について紹介します。障子紙に黄ばみがついてしまったとお困りの方は多いのではないでしょうか。障子紙についてしまった黄ばみは見た目に印象が悪いため、なんとかしたいもの。この記事では障子紙が黄ばんでしまった事例や原因、対処法についてお伝えします。黄ばみが気になった場合に自分が何をするべきか、この記事を読めばきっとわかるでしょう。

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1. 障子が黄ばんだ事例①

事例①:何もしていないのに障子が黄ばんでいる

黄ばんでいる障子の写真

障子紙に黄ばみがついている事例の一つが、何もしていないのに、障子紙が黄ばんでいるという場合です。

「何か悪いことをしてしまったのだろうか」と考える人も中にはいるかもしれません。実は障子紙は何もしていなくても、年月が経過すれば黄ばんでいきます。なぜなら障子紙は紫外線の影響を受けて、どうしても黄ばんでしまうからです。

特に日差しが強い東向きの面や南向きの面にある障子は影響を受けやすく、何年か経過すれば黄ばみがかなり目立つようになります。

黄ばみは年月が経過すれば、避けることがどうしても難しいもの。なんとかしたい場合には障子紙を貼りかえるのがおすすめです。

10年以上経過した障子紙であれば、経年劣化が進んでおり、黄ばみが進行しているだけではなく、耐久性が低下しているため破れやすくなっています。

応急処置でなんとかできる方法もありますが、耐久性が低いことに変わりはないため、いっそ貼りかえた方が良いでしょう。

また紫外線が原因の黄ばみを一時的にきれいにする方法としては、大根おろしの絞り汁を使う方法があります。大根おろしの絞り汁には、ジアスターゼという成分が含まれています。この成分が障子紙に含まれている成分に反応し、一時的に白くなります。この方法を行う場合は、破れやすくなっているため、慎重に作業しましょう。

2. 障子が黄ばんだ事例②

事例②:障子紙が黄ばむのは木枠についたアクが原因の場合

黄ばみのない障子の写真

障子紙が黄ばむのは木枠についたアクが原因の可能性があります。木枠にアクがついている場合、水などをつけることで、アクが障子紙まで付着してしまう場合があります。

このアクが一度ついてしまうと、落とす方法はありません。障子紙にアクによる黄ばみがついてしまった場合、障子紙を貼りかえる以外にきれいにする方法はないでしょう。

このアクの原因は木枠や障子紙に堆積したホコリやタバコのヤニが原因。木枠についたアクを落とすのは難しく、アクを付着させないように貼りかえするのはそれほど簡単ではありません。

そのため、ホコリやヤニが木枠に染み込んでしまわないよう、障子をこまめに掃除する、障子紙の近くでタバコを吸わないという対策がシンプルですが、効果的です。逆に言えば、起きてしまったものを対処することは難しいため、未然予防が大切になります。

木枠が汚れているという場合、アクで汚さずに障子紙を貼り替えるのはかなり難しいです。というのも、障子の貼り替えには障子全体を濡らして、ノリを使うためアクが流出しやすいからです。そのため、アクが気になる場合は自分での貼り替えは避け、障子紙のリフォーム業者に依頼するのがおすすめです。

3. 障子が黄ばむ原因とは?

障子紙の黄ばみの原因は紫外線とホコリ、タバコのヤニ

火がついているタバコを持っている写真

障子紙の黄ばみの原因は紫外線とホコリやタバコのヤニが原因です。これは原因がどちらなのかで対処法が全く変わります。

障子紙の黄ばみの原因の一つである紫外線は、紫外線の影響で徐々に黄ばみが進行していきます。この紫外線が原因の黄ばみは対処するのは難しく、障子紙自体が紫外線に強いものでない限りは防ぐことができません。

ホコリやタバコのヤニが黄ばみの原因になるのは、ホコリやタバコにヤニが木枠に染み込むことでアクが発生する原因になるからです。

木枠に染み込んだアクは水分の付着することで、障子紙に付着してしまいます。特に障子紙の貼りかえをするときにホコリやヤニが多く付着していると、貼りかえのときに障子紙に黄ばみが付着してしまう可能性があります。障子紙に付着した黄ばみは落とせないため、なんとかすることができません。

障子紙の黄ばみの一つ紫外線は個人での対策が難しいものの、ホコリやタバコのヤニはこまめな掃除で対処できます。一度付着すると対処が難しいため、そうなる前に対処することが大切です。掃除をする場合は障子紙を破かないようはたきなどで掃除しましょう。

4. 障子が黄ばんだ時の対処方法

障子紙の黄ばみに対処する方法は、ワーロン紙への張り替えが最もおすすめ

ワーロン紙の写真

障子紙の黄ばみに対処する方法はワーロン紙に貼りかえてしまうのがおすすめです。ワーロン紙とは、和紙の両面をビニールでカバーしたものです。

ワーロン紙に変えてしまうことで、障子紙の黄ばみの問題はほとんど解決可能です。障子紙の中でも圧倒的に耐久性が高くなっています。

紫外線をある程度カットするため、和紙が劣化しにくく、紫外線による経年劣化に強いことが特徴です。

またワーロン紙は水に強いこともメリットです。水に強いため、雑巾での拭き掃除も簡単にできますし、木枠からアクが出た場合も、ワーロン紙が黄ばんでしまうことはありません。

そのため、経年劣化や木枠からのアクによる障子の黄ばみを防ぎたい場合はワーロン紙に変えてしまうのが最も手っ取り早い方法と言えるでしょう。ワーロン紙は耐久性が高く、汚れに強いですが、貼り替えの値段が高いことがデメリットです。ワーロン紙に交換しない場合は、こまめな掃除を行うことがおすすめです。こまめな掃除を行い汚れをためないようにすれば、ホコリによるアクは発生しにくくなるでしょう。ただし、紫外線の影響は回避できないため、10年前後でどうしても黄ばんでしまいます。

5. 障子の黄ばみトラブル情報まとめ

障子紙の黄ばみはワーロン紙への貼りかえがおすすめ

ワーロン紙に張り替えられた障子の写真

この記事では障子紙の黄ばみで汚れた事例、原因、対象について解説しました。

障子紙の黄ばみは経年劣化の影響を受けるもののため、ある程度の劣化は避けられません。

しかしワーロン紙は紫外線に強いため、経年劣化の影響を抑えられる上、木枠の黄ばみにも強いため、そう汚れにくいことがメリットです。

障子紙の黄ばみが気になるなら、この機械にワーロン紙への張り替えを検討してみましょう。

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