黄ばみによる障子の張り替えのタイミング
公開日:2021.11.5 更新日:2024.5.27障子紙の黄ばみの原因・対策・改善方法について解説します。特に何もしていないのに、徐々に黄ばんでいく障子紙をなんとかしたい、そうお考えではないでしょうか。障子紙の黄ばみは古臭い印象を与えてしまうため、出来るだけ早くなんとかしたいですよね。この記事では障子紙が黄ばんでしまう原因や対策、改善方法について解説します。この記事を読めば、障子紙が黄ばんだときに何をするべきなのか、その方法がわかりますよ。
障子紙の黄ばみの原因・対策・改善方法について解説します。特に何もしていないのに、徐々に黄ばんでいく障子紙をなんとかしたい、そうお考えではないでしょうか。障子紙の黄ばみは古臭い印象を与えてしまうため、出来るだけ早くなんとかしたいですよね。この記事では障子紙が黄ばんでしまう原因や対策、改善方法について解説します。この記事を読めば、障子紙が黄ばんだときに何をするべきなのか、その方法がわかりますよ。
障子が黄ばんでしまう原因は紫外線による経年劣化にあります。障子紙は紫外線を受けることで経年劣化し、特に日差しが強い南面の障子紙はどうしても黄ばんでしまいやすいです。
障子紙の中には紫外線に強く黄ばみにくいものや、プラスチック強化紙など、黄ばみにくいものがあるため、そのような障子紙で対策するのがおすすめです。
また、障子紙を張り替える時に黄ばみのようなシミができることがあります。このシミの原因は、木枠に染み込んだアクにあります。木枠にアクが染み込むのは、ほこりやタバコが原因です。ほこりやタバコの煙が木枠の内部までしみ込んでしまい、貼り替えの際にそれが浮き出てしまいます。表面がきれいな状態であればよいですが、内部までしみ込んでしまうと、対策が難しくなります。
障子の黄ばみを対策したいのであれば、紫外線に強い紙に張り替えする以外の方法はありません。なぜなら、黄ばみは紫外線によるものが原因で、特に紙製のものはどうしても黄ばんでしまうのが避けられないからです。
最後に張り替えたのが2~3年程度であれば、張り替えるというと、経年劣化がそれほど進んではいないため、貼り替えのタイミングとしては早いですが、紙製の障子紙を利用していると、すぐに同じ事態になるのは避けられません。
また障子紙を張り替える場合にはアクが出ないように対策をすることが大切です。そのためには、定期的な掃除を行い、その部屋でタバコを吸わないようにしましょう。汚れなどを放置し、それが内部に入ってしまうと、アクが出てしまいやすくなります。そうなってしまうと、アクを全く出さずに張り替えを行うのは難しくなってしまうため、業者に依頼した方が間違いありません。
障子紙の黄ばみ対策としておすすめなのが、大根おろしの絞り汁です。大根おろしの絞り汁には、ジアスターゼという成分が含まれています。この成分が障子紙の黄ばみの原因になるリグニンという成分に反応し、きれいにしてくれるのです。
大根の絞り汁で掃除する場合は、絞り汁を染み込ませた雑巾で軽く障子紙に染み込ませるように拭きましょう。力を入れると破れてしまう可能性があるため、軽い力で大丈夫です。
また木枠に水分が染み込むとアクやカビなどで汚れてしまう可能性があるため、触れないようにするか、あとできちんと拭き取りましょう。この方法は紫外線による黄ばみにしか効果がないため、木枠の汚れなどには効果がありません。
障子の黄ばみの原因は紫外線を浴びたことによる経年劣化が原因です。そのため、黄ばみを一時的に対策することはできても、完全に予防することはできません。どんなに気をつけていても、いずれは黄ばんでしまいます。
大根の絞り汁で掃除しても、劣化が進行していることには変わりがなく、耐久性が低下しているため、軽い衝撃で破れてしまう可能性もあります。そのため、10年を目処に張り替えをしましょう。
障子の黄ばみが気になる場合には、紫外線の影響を受けないプラスチック強化紙がおすすめです。この紙を採用することで、紫外線で黄ばみが発生するのを防いでくれますよ。このプラスチック強化紙を張れば、10年以上持たせることも可能です。
この記事では障子の黄ばみが発生する原因や黄ばまないための対策、改善方法について解説しました。
障子の黄ばみの原因の多くは紫外線による経年劣化にあり、一時的に改善する方法はあっても、根本的な改善は難しいため、紫外線に強いプラスチック強化紙に張り替えることが最もおすすめできます。
この記事を参考に、プラスチック強化紙への張り替えを検討してみてください。