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畳が日焼けした時はどうすればいい?

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.9
畳が日焼けした時はどうすればいい?

青かった畳も、変色して茶色に近付いてしまいます。その原因が日焼けです。最初は青かった畳も、だんだん日を追うごとに変色して茶色に近付いてしまいます。原因は日焼け。家具を動かしたときも、日のあたった場所とあたっていない場所でくっきりラインが出来てしまって格好悪いですよね。これを直す方法があります。1番の対策は紫外線を防ぐ事です。紫外線を防ぐためには、遮光カーテンやUVカットをしてくれるカーテンを使用するのが効果的です。

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1. 畳が日焼けした事例を紹介します

畳は消耗品です。日焼けはどんなに意識しても、避けられるものでありません。

一部分が日焼けした畳の写真

新しい畳は表面が青々としていますが、日に当たることで徐々に茶色く変色していきます。

畳に限ったことではなく紫外線による劣化は、ある程度は避けられないことです。これはいくらキレイに使った場合でも、日が差し込む以上は仕方のないことなので、通常消耗の範囲として扱われることが一般的です。

畳表は本当にすぐ色が変色していきます、変って無いように見えても数時間でも日に当たった表は元の物と比べると一目瞭然で色が違うものです。

ちなみに蛍光灯の光でも色は焼けていきます、それくらい青畳は変色しやすいという事です。

事例と言っても、どんな人でも普通に使っていれば畳の日焼けは避けられないことなのです。ただ、陽に当たったからと言って畳が突然青色から褐色になることはありません。長い時間をかけて徐々に褐色になっていきます。

畳の色が青色から褐色になるのは自然な事で、致し方ない所もありますが、やはり青い畳の方が良いという方もいらっしゃるでしょう。しかし、一度褪せてしまった畳の色は完全に元の色に戻る事はありません。こうなった場合、畳を裏返しにしてもらうと良いでしょう。紫外線が当っていない裏側の畳は青く綺麗です。ただし、この裏返しができる目安は大体3~5年のようです。5年以上経過してしまうと、裏面も変色していることがあります。

2. 畳が日焼けする原因とは?

畳の日焼けの原因はその名の通り紫外線にあります。陽が当たることが主な原因です。

畳の上に立つ子供の足元の写真

畳の日焼け原因は陽が当ることが原因です。もっと、厳密に言えば、紫外線です。

よく、畳の上にマットやタンスなどをずっと置いていて、しばらく経って動かすとマットやたんすの下の畳だけは元の青々とした色のままの事がよくありますよね。畳の材料はい草という植物でできていることはご存知だと思いますが、そのい草の中に含まれているクロロフィルという色素が紫外線にあたる事で変色してしまうのが原因です。

もう少し詳しくお話しすると、い草の中に含まれているこのクロロフィルが紫外線に当たる事で化学反応を起こし、フェオフィチンという物に変質します。このフェオフィチンこそが褐色である為、畳は陽に当たると日焼け=色褪せて見えてしまうのです。

実はこの畳の日焼けのメカニズムは紅葉と同じ仕組みなのです。よく、畳の上にラグマットなどを敷いている方を見かけますが、同じ日焼け対策にせよ、この方法はあまりおすすめできません。畳は常に呼吸していますが、上に何かを敷く事により、その呼吸が止まってしまいカビやダニの温床になってしまう可能性が高くなるからです。特にアレルギー体質の方は要注意です。そこで、中でも特におすすめしたいのがクレープカーテンです。西日が強い部屋などに取りつけると畳の色褪せをだいぶ防ぐことができます。

3. 畳が日焼けした時の解決方法

畳が日焼けをしてしまった場合はお酢を使った解決する事ができます。

市販の瓶に入ったお酢の絵

家具を移動したときに置いてあった場所が元の緑色のままで、日焼けした色と違いがはっきり分かってしまい、驚いてしまう場合があると思います。

そのため、色の変化はどうしようもないと思ってしまう方が多いかと思いますが、実は畳の日焼けを直す方法は存在します。それは、お酢を使って雑巾掛けをするという方法になります。

手順としては、
1.まず洗剤を利用して日焼けしている畳の汚れを落としていきます。
2. お酢を準備して、お湯:酢を2:1で混ぜたものを作ります。
3. 混ぜたものを霧吹きの中に入れて、日焼けしている部分に吹きかけます。
4. 乾いた布を使って、乾拭きをしてよく乾かすという手順になります。

この方法を行うことによって畳を完璧な状態まで戻すことは難しいですがある程度は元に戻りますので是非やってみてください。ですが、あまりにも畳の使用期間、年数が経ちすぎて色が完全に変わっている場合はまったく戻らない場合があるので行う際は注意するようにしましょう。

4. 畳が日焼けしないための対策とは?

畳が日焼けをしないために日頃行える対策は、紫外線をカットすることです。

住宅の遮光カーテンの写真

畳の日焼け対策に一番効果的な方法が紫外線を防ぐという方法です。

畳が変色してしまうのは、畳に使われているイ草と呼ばれるものが化学反応を起こすことが原因になっています。イ草には葉緑素が含まれていて、日光に当たることで変色する性質があります。裏を返せばこの反応を起こさなければ変色を防ぐことは可能ということになります。

紫外線を防ぐための方法は、遮光カーテンやUVカットをしてくれるカーテンを使用するのが1番効果的で簡単です。畳の日焼けを完全に防ぐには、光を遮断するしかありません。

ですが、現実的にはそれは難しい事です。畳を使っていくということは、だんだん変色していくということを理解した上で、畳の良さを感じていくことが1番いいかもしれません。

なるべく日焼けを抑えたい場合はこの方法を是非試してみてください。

畳は消耗品と一般的には言われています。畳は月日、年数が経っていくことによって変色や劣化していくものなのです。定期的に張り替えが必要ということから畳は消耗品と言われています。なので定期的な張り替えが必要だということは常に頭の片隅に置いておく必要があります。

5. まとめ

ここまでご紹介した畳の日焼けトラブルの情報をまとめてご紹介します。

日焼けした畳のへりの写真

ここまで畳の日焼けトラブルについてご紹介してきました。畳の日焼けトラブルは、人間の皮膚と同じで紫外線によって起こる変色という変化のことを言い、紫外線を完全に防がなければ完全に解決することは不可能です。

ですが、劣化、変色を遅らせることはできるのでそう言った方法を行ってみると良いと思います。完全には防ぐ事ができないのでいずれ寿命はきます。

定期的な張り替えが必要だということは常に理解しておく必要があります。このようなことを理解した上で畳を使用するようにしましょう。

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