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畳に醤油をこぼした! 染み抜きの方法や対策などを解説します

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.9
畳に醤油をこぼした! 染み抜きの方法や対策などを解説します

畳に醤油をこぼしてしまうと染み込んでなかなか取れなくなります。特にお子様やペットがいらっしゃる家庭では、このトラブルにお悩みの方も多いのでは?
畳は“い草“を編んだものですので、ひとたび液体が染み込んでしまうとなかなかとれません。
そこで今回は、畳に醤油をこぼしてしまった時の染み抜き方法や対策を紹介しますので参考にして下さい。

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1. 畳の醤油の染み抜きが必要になるのはどんなとき?

古くなった醤油差しには要注意!!蓋が外れて盛大にこぼすことがあります!!

醤油差しからこぼれた醤油の写真

ここでのトラブルで最初に紹介するのは、醤油差しの蓋が外れてしまったときです。

食事の際に醤油を使おうと醤油差しを持ったところ、蓋が外れ中身を全てこぼしてしまいました。慌ててタオルや雑巾で吸い取ろうとしたのですが、結果的にシミになってしまい、どうすることも出来ませんでした。

さらに醤油特有の香ばしい臭いが部屋の中に充満して非常に不快な気分になっています。畳を新しいものに交換するしかないと夫婦で相談しています。

これと似たような事例は飲食店でも確認されています。プラスチック製の醤油差しが突然破損する可能性は非常に低く、必ずと言っていいほど前兆があります。例えば蓋が最後までねじ込めなくなった、締めてもグラつきがあるなど、気付きやすい前兆もありますし、ネジ部分のプラスチックが白く変色するなど気付きにくい前兆もあります。それらを無視して使い続けていると、今回の事例のように蓋が外れて大惨事になることがあります。現在醤油差しは100円ショップでも売られていますので、閉まりが悪くなったことを確認したら、新しいものに交換して下さい。また醤油差しを使用する際は蓋ではなく本体を持つように心がけましょう。畳にこぼした後の詳しい対処法は後ほど紹介します。

2. 畳の醤油の染み抜きが必要になる原因

畳に醤油をこぼしてしまう原因はいくつかありますので個別に紹介します

醤油が入った醤油差しの写真

まず最初に紹介する原因は食事のマナーが出来ていないことです。お刺身やお寿司などを食べる時に皿に入っている醤油に付けますね。多くの人が醤油皿をテーブルに置いたまま使っていますが、実はこれマナー違反。手に持った醤油皿に食材を付け、口へと運ぶのが正式なマナーです。この方法でしたら皿と口の距離が近くなるので、畳や衣服にこぼす心配はありません。

次に考えられる原因がパッキンの劣化。多くの醤油差しでは蓋の部分にシリコン製のパッキンが取り付けられています。繰り返し使用していると変形し密閉できなくなり、傾けると接合部から浸みだして畳にこぼれることがあります。

3つ目の原因は汚れ。醤油差しの手入れを怠ると口の部分に付着した醤油が固まり使おうとすると別の方向に出ることもあります。醤油差しを洗う際は爪楊枝などを使って口の部分の頑固な汚れを取り沿いておきましょう。

小さいお子様がいらっしゃるご家庭では手の届くところに醤油を置かないで下さい。畳にこぼすと大変なのはもちろんこと、誤飲してしまう危険性があるからです。ペット(特に猫)はテーブルの上に置いてあるものを、手を使って下に落としてしまう習性がありますので、絶対に置きっぱなしにはしないで下さい。

3. 畳の醤油の染み抜き方法

畳に醤油をこぼしてしまった時に自分でできる解決方法を紹介します

畳に置かれたタオルの写真

ここからは解決方法を紹介するのですが、畳素材の種類によっては効果が期待できないものや、逆効果になる方法もありますので、目立たない部分で試してから自己責任で作業して下さい。

畳に醤油をこぼした時にまずすべき事は吸い取ること。乾いたタオルやキッチンペーパーを使って優しく吸い取りましょう。この時に強く押したり擦ったりすると余計にシミの原因になりますので、止めて下さい。

その次はこぼれた部分に食塩をかけて下さい。しばらくすると食塩が湿ってきますので、畳の目に沿って歯ブラシで擦ります。その後、掃除機をかけて汚れた食塩を吸い、水拭き、乾拭きすれば完了です。

もしシミが残っている場合は酸素系漂白剤で拭き、そのあとで水拭き、乾拭きして下さい。ただしナイロン製の畳の場合は脱色する危険がありますので、漂白剤の使用はおすすめ出来ません。もし乾拭き後でも畳が湿っていた場合は、扇風機やドライヤー(冷風)で乾燥させて下さい。

上記の方法を試しても効果がない、自分で対処することが出来ないと言った場合は畳屋さんに相談して下さい。実際に状況を見てもらい、染み抜きで対処するか表替えや裏返しか判断してもらいましょう。その際には必ず見積もり無料の業者に連絡して下さい。お住まいが賃貸の場合は指定の畳屋さんが存在することがありますので、事前にオーナーか管理会社に相談して下さい。

4. 畳に醤油が染み込まないための対策とは?

畳に醤油を染み込ませないための対策方法を分かりやすく紹介します

色とりどりのジョイントマットの写真

このトラブルへの対策として比較的効果が高いとされているのが、畳の上に撥水性マットを敷くことです。マットと言ってもコルクマットやジョイントマット、カーペットシートなど種類が豊富にありますので、自宅の環境に合ったものを選ぶようにしましょう。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではアルファベットや絵がデザインされクッション性もあるジョイントマットがおすすめ。その際はつなぎ目に醤油がこぼれたら畳に染み込む可能性がありますので、マットと畳の間に保護シートを敷いておくことも忘れずに。

ただし、マットを敷くことで畳に湿気がこもりやすくなり、カビやダニが繁殖する原因になりますので、最低でも2ヵ月に一度はマットを完全に剥がして畳を除菌・乾燥させて下さい。

次に紹介する対策方法は事前に準備しておくことです。お子様などが突然醤油をこぼしてしまうと慌てますね。シミになるかどうかは時間との勝負ですので、いざという時のために要らなくなったタオルや歯ブラシ、バケツなどはまとめておきましょう。そうすることでトラブルが起きても慌てずにすぐ対処することが出来ます。この対策方法は醤油だけでなくソースやドレッシング、汁物をこぼした時にも有効です。

5. まとめ

醤油をこぼしたことによる畳トラブルの情報のまとめと大切なポイント

お箸と床にこぼれた醤油の写真

このトラブルに関するさまざまな情報を紹介してきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず醤油をこぼしたらすぐに吸い取ること。その際は強く押し付けたり、擦ったりしないようにして下さい。時間とともにシミになる可能性が大きくなりますので、早めに対処しましょう。

事前の対策としてはマットやシートが有効ですが、カビやダニの繁殖には気を付けて下さい。今回紹介した情報が皆様のお役に立てれば幸いです。

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