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曇りガラスに交換したほうがいい?曇りガラスに交換するメリット・デメリットについて

公開日:2022.2.3 更新日:2024.4.2
曇りガラスに交換したほうがいい?曇りガラスに交換するメリット・デメリットについて

太陽光がさんさんと室内に入るのは気持ちのよいものですが、直射日光がきつい、外から中が見えないようにしたいなどの理由からクリアガラスを曇りガラスに交換することを考えている人もいることでしょう。

ここでは曇りガラスに交換するメリット、デメリットについて説明します。

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1. そもそも曇りガラスとは?

曇りガラスは、もともとはクリアガラスだったものを、「すり加工」という技術を使って不透明に仕上げたものです。

曇りガラスの扉を開ける女性の写真

不透明に仕上げる「すり加工」にはさまざまな方法がありますが、一般的に行われているのが、研磨剤を用いてクリアガラスに細かい傷をつけて不透明に仕上げる方法です。細かい傷をつけることによって、光がガラスを直進して透過されなくします。曇りガラスの表面で、太陽光が柔らかく拡散するので、室内に強い太陽光がそのまま入ってくることがないのです。

曇りガラスの用途は、太陽光を遮るだけでなく、外部から内部を見られたくない場合にも便利です。オフィスなどでは、仕事中に外部の視線が入ると困ることもあるので、曇りガラスがよく用いられます。曇りガラスはほかには「すりガラス」あるいは「つや消しガラス」と呼ばれることもあります。それでも、やはり世間一般的には、曇りガラスと呼ぶことが多いようです。一般的に曇りガラスは研磨して仕上げることが多いので、クリアガラスよりも強度が低いとされています。

曇りガラスの特徴をまとめると、周囲から視線を遮断できる、太陽光を遮る、クリアガラスよりも強度が低いということになります。

2. 曇りガラスに交換するメリット

曇りガラスの働きは太陽光をシャットアウトすることです。

曇りガラスが設置された部屋の写真

そのメリットを考えると、「明るすぎない」「まぶしすぎない」ということになります。曇りガラスにすると、暗くなるというイメージを持ちがちですが、そうではありません。クリアガラスによる太陽光の取り込みでは明るすぎる、まぶしすぎるといったことを曇りガラスにすることで、その強さを和らげてくれるのです。

決して完全にシャットアウトするわけではないので、真っ暗になることはありません。むしろ柔らかい明るさになると考えていいでしょう。太陽光をふんだんに取り入れたければ窓を開ければいいですし、それも短時間でも大丈夫です。また、曇りガラスにUVカット加工をすることで、紫外線をシャットアウトすることができます。基本的にクリアガラスは無加工が多いので、紫外線カットを目的として曇りガラスにすることも少なくありません。

そして、もうひとつのメリットは、プライバシーの確保です。クリアガラスでは内部が周囲から見られてしまいます。プライバシーを重視するにはカーテンなどよりも曇りガラスのほうがより効果的です。

3. 曇りガラスに交換するデメリット

曇りガラスにするデメリットは、まずクリアガラスと比較するとわかりやすいでしょう。

光が入りづらい曇りガラスの写真

居間など、太陽光を取り入れたい部屋のガラスをクリアガラスから曇りガラスにすると、多くの人は開放感が損なわれたように感じます。部屋の中がどうしても暗くなってしまうので、閉塞感を覚えたり、部屋の中が一回り狭くなったと感じたりする人もいます。

プライベートを重視する人にとっては曇りガラスのほうがいいという人もいますが、それもカーテンで代用できるという人も少なくありません。採光を重視する人は、下半分を曇りガラスにする人もいます。また、加工技術にもよるのですが、曇りガラスのほうがクリアガラスよりも汚れやすいのは間違いありません。表面がざらざらしているので、へこんだ部分にゴミがたまりやすいのです。掃除をマメにすることで解消できますが、クリアガラスと比較すると労力が増すのは間違いありません。

曇りガラスにするよりも、カーテンやブラインドなどでその多くが代用できるという意見もありますが、窓を開ける際は、どちらのガラスでもカーテンなどでプライバシーを守ることになるでしょう。

4. 曇りガラスに交換する場合の費用

クリアガラスから曇りガラスに交換するには、業者に交換を依頼するのが一般的ですが、どの業者に依頼したらいいのかわからない場合もあるでしょう。

費用のイメージ写真

自宅を建築したときは、当時の施工業者や不動産会社に、賃貸であれば不動産会社や大家さんに問い合わせてみると、ガラス業者を紹介してくれることがあります。

ガラス交換の費用の相場は、一般的なクリアガラスから曇りガラスへの交換は大きさにもよりますが、1枚15,000円から30,000円です。これはガラス代に交換費用が込みになっている金額の相場です。2階建ての家のクリアガラスをすべて曇りガラスにしようと思えば、1枚20,000円で計算してそれが10枚あれば20万円かかる計算になります。また、業者によっても交換費用は違ってきますし、曇りガラスの材質によっても変わってくるので一般的な相場として考えましょう。施工前の見積もりなどで比較検討することをおすすめします。

DIYなどで、自分でガラス交換を奨励するサイトもあります。そのようなサイトでは交換方法も丁寧に動画で紹介していることがありますが、簡単そうに見えても実際に自分で行うのは大変です。また家のすべてのガラスの交換を自分で行うというのも、現実的ではありません。曇りガラスへの交換は業者に依頼するのが基本です。

5. ガラスシートで曇りガラスにすることも

クリアガラスを曇りガラスにするには、多額の交換費用がかかります。

重ねられた板ガラスの写真

曇りガラスにDIYすることも選択肢に入りますが、手間や素人の手習いで行うにはリスクが大きいです。そこで、もっと手軽な方法として考えられるのがガラスシートを使って曇りガラスにする方法です。

ガラスシートを貼るだけなので、作業費を抑える効果がありますし、曇りガラス同様に、目隠し効果と紫外線カット効果があります。また、クリアガラスや曇りガラスにないメリットとして、何らかの外的要因でガラスが割れたときに飛散防止を促すことができます。このように曇りガラスと同等、あるいはそれ以上の効果が望めるのがガラスシートです。

曇りガラスへの交換の相場は15,000円から30,000円とされていますが、ガラスシートならもっと安価で済ませることができます。必要でしたら業者に貼りかえを依頼することもできますし、貼った後で気に入らなければ、はがして元のクリアガラスに戻すこともできます。曇りガラスに交換するのにためらいがあるならば、一部にガラスシートを貼って、その効果を体験してみるのもいいでしょう。

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