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ハクビシンの駆除に補助金は使えるの?費用を抑えて駆除するポイントを解説

公開日:2025.9.17
ハクビシンの駆除に補助金は使えるの?費用を抑えて駆除するポイントを解説

ハクビシンは日本各地に生息する代表的な害獣です。住宅の天井裏に入り込むと、天井板に糞尿をしてシミや悪臭の原因となり、住環境に深刻な被害を及ぼすことがあります。こうした被害を防ぐためには駆除が必要ですが、ハクビシン駆除に補助金が使えるのか気になる方も多いでしょう。

この記事では、ハクビシンの駆除に補助金を活用できるのかを解説し、さらに費用を抑えて安全に駆除するためのポイントについても紹介します。

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1.ハクビシンの駆除には補助金が使える可能性がある

地域によっては補助金が支給される

ハクビシンのイラスト

ハクビシンを駆除する際に補助金が使えるかどうかは、地域によって条件が異なります。特に農作物の被害が多い地域では、ハクビシン駆除のために補助金が支給されるケースが多く見られます。

補助金の内容は自治体ごとに異なり、金額や対象となる費用もさまざまです。例えば、電気柵の購入費用に対して上限20,000円を補助するケースや、捕獲用の罠を設置するための費用を15,000円まで支給するケースがあります。一般的には、ハクビシン駆除のために必要な物品を購入する際の費用を補助する自治体が多いといえるでしょう。

また、申請の際には必要書類の確認が欠かせません。自治体ごとに提出書類が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

さらに、一部の自治体ではハクビシンを捕獲すると数千円の報奨金や奨励金が支給される制度もあります。ただし、害獣駆除を行う際には鳥獣保護管理法に基づき自治体の許可が必要で、個人が勝手に駆除することはできません

お住まいの市町村で利用できる補助金や奨励金の制度を確認し、正しい手続きを踏んで駆除を進めることが大切です。

2.ハクビシンを駆除するための補助金を受け取る流れ

補助金を受け取る流れは自治体によって異なる

STEPと書かれたブロックとコインと人形の画像

ハクビシン駆除対策のために物品を購入した際、補助金を受け取る流れを知っておくと安心です。
一般的には、事前に申請 → 対象となる物品を購入 → 領収書や実績報告書を提出 → 補助金の支給という手順になります。

ここからは、実際に自治体が実施している補助金制度の例を紹介します。

鳥獣被害防止柵設置補助金(神奈川県箱根町)


神奈川県箱根町では、鳥獣による生活や農作物の被害を防止するための補助金制度を設けています。対象となるのは、鳥獣被害防止用の柵の購入費用です。利用できるのは、箱根町内に敷地や住居を持ち、設置した柵を維持できる方となっています。防止柵を設置後、領収書が発行されてから6か月以内に申請が必要です。

補助金の上限は以下の通りです。
■敷地や住居を持っている方:購入費用の2分の1(上限2万円)
■自治体:購入費用の3分の2(上限3万円)
■事業者:購入費用の3分の1(上限2万円)

▼補助金を受け取る流れ
1.箱根町内に敷地や住居を持ち、柵を設置・維持できる条件を確認する
2.補助対象となる鳥獣被害防止用の柵を購入する
3.購入後、領収書を受け取る
4.領収書が発行されてから6か月以内に、補助金の申請書を町へ提出する
5.審査を経て、購入費用の一部(限度額あり)が補助金として支給される



小型動物わな購入補助制度(新潟県長岡市)


新潟県長岡市では、ハクビシンなど小型動物による農作物被害を防ぐため、捕獲用のわなを購入する費用を補助しています。対象は市内の町内会や農家組合などの団体です。

補助金の上限は以下の通りです。
■わな1基あたり最大18,000円まで
■複数基購入の場合は最大36,000円まで

▼補助金を受け取る流れ
1.町内会や農家組合など、対象となる団体が補助金申請を行う
2.事前申請が受理されたら、小型動物用の捕獲わなを購入する
3.購入後、領収書や購入内容をまとめた実績報告書を作成して提出する
4.実績報告書の確認が終わったら、請求書を提出する
5.審査を経て、わな1基あたり最大18,000円(複数基の場合は最大36,000円)の補助金が支給される。

3.補助金がなくても費用を抑えてハクビシンを駆除するポイント①早めにハクビシンを駆除する

駆除が早ければ被害も小さくて済む

ハクビシン駆除のイメージイラスト

ハクビシン駆除に関しては補助金を支給する市町村が増えていますが、すべての地域で必ず補助金が出るわけではありません。そのため、補助金が利用できない場合でも、費用を抑える工夫が必要です。

効果的な方法のひとつが、早めにハクビシン駆除を行うことです。
被害を放置すると状況が悪化し、駆除費用が高額になってしまうケースが一般的です。被害を確認した段階で、専門業者に相談するのが望ましいでしょう。

ハクビシン駆除の費用が高くなる要因としては、以下のようなケースが考えられます。
■住み着いたハクビシンを追い出すのに時間がかかる
■大量のフンの清掃が必要になる
■糞尿によって住宅の腐敗が進行する
■建材が損傷し、シロアリ被害につながる

被害を長期間放置すると、被害範囲が広がり結果的に駆除費用が増大する恐れがあります。そうならないためにも、糞尿の除去や侵入防止の処置を早めに行うことが重要です。

さらに、専門業者に事前に予算を伝えて見積もりを依頼するのも効果的です。難易度の高い作業は業者に依頼し、比較的簡単な作業をご自身で行うことで、費用を抑えながら駆除を進められる場合もあります。

4.補助金がなくても費用を抑えてハクビシンを駆除するポイント②信頼出来る業者に駆除を依頼する

ハクビシンの駆除をうたう悪徳業者に注意

ハクビシン駆除業者のイラスト

ハクビシンを含め害獣駆除を専門業者に依頼することで、難易度の高い作業も任せられます。しかし、悪徳業者によるトラブルが発生するケースも少なくありません。依頼する際は以下のような事例に注意しましょう。

■害獣の詳細を説明しない
野生の害獣は夜行性で警戒心が強いため、屋根裏などに潜んでいても特定が難しいことがあります。この点につけこみ、「危険な動物がいる」といった曖昧な説明で不安をあおり高額請求する業者が存在します。説明が丁寧でない業者は避けるのが賢明です。

■勝手にリフォーム工事を追加する
害獣被害によってリフォームが必要になることはありますが、本来不要な工事を勝手に追加して費用を膨らませる業者もいます。必要性を判断するためにも、複数業者から見積もりを取り比較すると安心です。

■高額見積もりを強要する
「格安」をうたっていても、無料下見後に高額な見積もりを提示されるケースがあります。契約を渋ると「今すぐ駆除しないと家が壊れる」と契約を急がせる業者もいるため注意が必要です。見積もりは即決せず、相場を確認してから契約することが大切です。

5.信頼できるハクビシン駆除の専門業者を選ぶための方法

相見積もりを取ることが重要

相見積もりのイメージ画像

ハクビシン駆除を行う際には、信頼できる専門業者を選ぶことが大切です。しかし、どのように選べばよいか迷う方も多いでしょう。

まず意識したいのは、複数の業者から見積もりを取ることです。害獣駆除の費用は一般的に馴染みが薄いため、相場を把握するには複数社の見積もりを比較するのが効果的です。見積書には必要な作業や費用の内訳が記載されているので、内容を比較すれば適正価格を判断しやすくなります。

また、費用の安さだけで判断するのではなく、要望にしっかり応えてくれる業者かどうかも確認しましょう。特にハクビシンなどの害獣駆除は再発のリスクがあるため、再発防止策やアフターフォローの有無も重要なポイントです。

「何度も再発して駆除費用がかさんでしまった」という例も少なくありません。保証期間内であれば点検や補修を無料で行ってくれる業者もありますので、契約前に必ず確認しましょう。

最終的には、駆除だけでなく再侵入を防止する施工やサポートを行ってくれる業者を選ぶことが、ご自宅の被害を長期的に防ぐためのカギとなります。

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