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イタチの生態とは?主な被害や効果的な予防策について解説します

公開日:2023.2.15 更新日:2024.4.16
イタチの生態とは?主な被害や効果的な予防策について解説します

農村部をはじめ、私たちはさまざまな害獣による被害に向き合っていかなければなりません。中でもイタチはすばしっこい上に、大切に育ててきた農産物などに被害を与えます。

今回はそんなイタチの生態について解説します。また、予防策についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.イタチの生態について

イタチの特徴

川の近くにいるイタチの写真

イタチ対策の際にはまずその生態について把握しておくことが大切。
特徴を掴んでいると駆除や予防を行う際に役立ちます。

・国内にいるイタチ
現在国内においては4種類のイタチが確認されていて、中でもよく目撃されるのがニホンイタチないしはチョウセンイタチの2種類。

二ホンイタチではオスの大きさが約34cm、メスが約24cmとなります。
また、チョウセンイタチではオスが約35cm、メスが約27cmとなっています。

・住んでいるエリア
全国各地が生息圏内となっていて、主に平野部や低山をその生活圏としています。
近年になって民家でも現れるようになりました。

民家に現れる理由としては、外敵から身を隠すのに適していること、野菜や果物をはじめとした食べ物が豊富にあることなどが挙げられます。

泳ぎを得意な生き物であることから、川や沢といった水が流れている場所にも姿を現すことがあります。

・性格
その愛らしい見た目に反して凶暴な性格であるため、むやみに近づくと嚙まれたり、引っかかれたりする危険性があります。

・食性
雑食性の生き物であるため、ネズミなどの齧歯類や昆虫類のほか、自分よりも体の大きいニワトリやウサギなども捕食する場合もあります。

また、民家に侵入すると生ゴミを荒らします。

2.イタチがもたらす被害

主な被害

道を歩いているイタチの写真

一度イタチに住み着かれると健康面や経済面での被害を受けることになります。
そのため、存在を確認次第、すぐに駆除作業を行う必要があります。

・騒音被害
夜中寝ていたら、天井から物音が聞こえてきて眠れないという経験はありませんか。それはイタチが原因である可能性があります。
天井は物音が伝わりやすく、特に人が寝静まっている夜中はその音が響きやすいです。

夜行性の生き物でもあることから、暗くなってから活動が活性になります。

天井や屋根裏から怪しい物音が聞こえてくるようなことがあれば一度調べてみましょう。

・経済的被害
イタチが家の天井裏などに住み着くと糞尿をまき散らされることになります。それにより、家の柱が痛んだり、床が腐食して抜け落ちたりするなどの経済的被害につながります。

また、住宅を構成している断熱材に穴をあけられて、巣を作られることもあります。
そうした場合、住宅の補修費用がかかってきます。

・健康被害
野生の生き物であることから、数多くの病原菌や害虫を宿しています。
イタチを媒介として病原菌やダニのような害中が家に侵入されると、アレルギー症状やぜんそくといった健康被害につながります。

この他、獰猛な性格であるため、自宅にいたペットが襲われたというケースも報告されていきます。

3.イタチは自分で駆除できる?

鳥獣保護法に注意

草むらから出てきたイタチの写真

特徴を押さえた上で現れたイタチに対処しておくことは必要ですが、個人が勝手に駆除や捕獲することは制限されています。
特定の野生動物である観点から、捕獲・駆除作業に関しては法律による規制が設けられています。

イタチなど特定の野生動物は鳥獣保護管理法の対象に指定されています。
実際に二ホンイタチおよびチョウセンイタチはレッドリストに掲載されています。

鳥獣保護法は資源界における生物の多様性や自然環境保護を目的として制定されたものです。
もしもむやみにイタチを駆除したり捕獲したりすると、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金を課せられることになります。

もし個人でイタチの駆除作業をしたい場合には、あらかじめお住まいの自治体の役所へ捕獲許可をもらいに行かなければなりません

なお個人で捕獲するにあたっては原則として猟銃免許を保有していることが条件となります。
ただし自治体によっては自宅敷地内なら狩猟免許を不要としているところもあります。
自治体からの許可が降りるのは最短でも数日、長い場合には1カ月近くかかる場合もあります。

捕獲した野生動物に関する取り決めはお住まいの自治体によって異なるので、あらかじめ役所に確認しておきましょう。

4.イタチの予防策

効果的な予防策

藁の上に立つイタチの写真

イタチは一度追い出してしまえばそれで終わりというわけにはいきません。
一度家から追い出したとしても、しばらくしてから別のイタチに侵入される可能性があります。

再び侵入されるのを防ぐために、イタチが来なくなる方法をきちんと把握しておくことが必要です。

・家の周りを片付ける
イタチを侵入させないためには、まず自宅の周辺を片付けておきましょう。
生ごみやジュース・食べ物の空き缶など、庭などにあるエサになりそうなものは取り除きます。
においがするものはイタチを近づけますので、しっかり封をする、缶をよく水洗いするなどの対策も必須です。

また、 屋内外で飼育しているペットも狙われる可能性がありますので、イタチの手が届きづらい場所に籠や水槽を配置したり、鳥小屋の金網を補強したりするなどしておく必要があります。

・侵入経路をふさいでおく
再度侵入されないためにも、通り道になる場所をふさぐことが大切。
屋根や床下の隙間、壊れた壁などは侵入経路となりやすいので、金網や防獣ネットでふさぐ、壁を補修するなどしておくようにしましょう。

もし高い場所から侵入される場合は、工務店などにリフォーム工事してもらう必要があります。

5.イタチの駆除なら業者に相談を

業者選びのポイント

岩の上に立つイタチの写真

前述したように、イタチの駆除は特徴を抑えておけば個人で行うことが可能です。
ただし感染症のリスクと鳥獣保護法による規制から、個人で行うのは困難が伴います。

そこで頼りになるのが害獣駆除の専門業者。業者を選ぶにあたって押さえておくべきポイントは次の通り。

・専門資格を保有しているか確認する
イタチをはじめとした害獣の駆除作業を行う場合には「狩猟免許」を保有している必要があります。
その点、きちんとした害獣駆除業者には専門資格のあるスタッフが揃っています。
ホームページで資格の有無が確認できない場合は、お電話やメールで業者に問い合わせてみましょう。

・アフターサービスの内容を確認する
イタチ被害の再発を防止するためにアフターフォローは重要です。
そこで業者では作業終了後の定期点検や再発した際の無償対応など、さまざまなアフターサービスを受け付けています。

サービス内容や保証期間は業者によって異なりますので、依頼される前に確認しておきましょう。

・スタッフの対応を確認する
顧客や近隣の方に対して丁寧な対応を心掛けているところほどきちんと作業してくれます。
現場訪問に来たスタッフのやりとりから、きちんとした対応をしているかチェックしておくことが大切です。

監修

一級建築士事務所 ROY株式会社

建物を熟知したプロだからできるROYオリジナルの駆除工法を武器に、年間1,500件の確かな実績を誇る害獣駆除のエキスパート。
建設業の免許があるため、建物の構造面からの根本的な対策を得意とする。薬剤・毒餌だけに頼らず建物の構造面から害獣駆除施工を行うことにより、不必要な薬剤や材料を使わない安心で的確なサービスを提供。
<資格・著書・受賞歴など>

一級建築士事務所 神奈川県知事 第16860号
特定建設業 国土交通大臣許可 (特-31) 第27424号
神奈川県電気工事業 第20213014号

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