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アライグマの繁殖期はいつ?特徴や追い出し方について解説

公開日:2022.4.12 更新日:2024.4.17
アライグマの繁殖期はいつ?特徴や追い出し方について解説

動物園や緑が多い場所で見かけることのあるアライグマですが、最近では民家でも出没するようになりました。
放置しておくとさまざまな被害を受けるので、アライグマの特徴を押さえた上で早急な対策を取ることが不可欠です。

今回はアライグマの繫殖期や具体的な追い出し方をご紹介します。

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1.アライグマの繫殖期はいつ?

繫殖期は1~3月

集まって寝ているアライグマの写真

季節に関係なく活動を行っているアライグマですが、繫殖期が存在します。

アライグマの繫殖期とされているのは1~3月にかけて。
この期間に交尾を行い、メスのアライグマは4月以降には出産の段階に入ります。

アライグマの繫殖能力が高く、1歳の妊娠率は約78%、成獣では約90%になります。メスが1回あたりに出産する頭数は平均3~4頭であり、子育てはメスが担います。
また、アライグマは生後10カ月程度で体が成熟します。

そのほかの特徴としては、安心して生活を送ることができるように、住処を複数持っていることが多いです。

こうした特性から、アライグマは全国各地にその生態圏を広げています。
本来は緑が多い地域でした見かけることのなかった生き物ですが、最近では東京23区をはじめ都市部でも目撃情報が報告されています。
雑食性の生き物であるがゆえに、人間が育てている穀物や野菜、果物が狙われる傾向があります。
実際に、自宅内にいつのまにかアライグマがいる、畑で育てていた農作物が荒らされた、収集所にあったゴミが荒らされていた、といった被害が報告されています。

繫殖期が1~3月であるため、この期間中にアライグマの被害が多くなる傾向があります
自宅に入られないように予防する、業者に依頼するなどして対策しておきましょう。

2.アライグマによる被害

自宅周辺に出たアライグマを放置していると健康被害の原因に

木の幹の中に住むアライグマの写真

繫殖期にかかわらずアライグマの対策をしておくことが大切です。対策をしないままでいると、健康面や経済面での被害を受けることになります。

・騒音による被害
基本的にアライグマ夜を中心に活動を行っています。もし寝ている時に天井から不審な物音が聞こえてくるようなことがあれば一度調べてみましょう。
天井は物音が響きやすいため、特に人が寝静まっている深夜はその音が聞こえやすくなっています。

・経済面での被害
アライグマは溜め糞をする習性があるので、自分の住処に糞尿を溜めようとします。糞や尿の影響により家の柱が腐食したり、床が傷むことで抜け落ちたりするといった被害を受けます。
また、アライグマの糞尿は悪臭の原因になります。

こうした被害を受けると自宅の資産価値が大きく下落してしまいます。

・健康被害
野生の生き物であることから、アライグマは多くの病原菌や害虫を媒介しています。
そのため一度アライグマに侵入されてしまうと、アレルギー性鼻炎やぜんそくといった症状に悩まされることにつながります。
また、騒音で眠れずにいると睡眠障害を引き起こすことになります。

この他、子どもがいる個体は気性が荒く、人やペットに対して攻撃してくることがあります。

3.自宅周辺でアライグマが出たらどうする?

具体的な対処方法

スプレーに入った忌避剤とボトルに入った木酢液の写真

アライグマは「鳥獣保護法」および「特定外来生物」に指定されています。
「鳥獣保護法」の規制により勝手に捕獲や狩猟を行ってはいけないので、予めお住まいの行政機関に捕獲許可の申請を行う必要があります。

また、「特定外来生物」に指定されているので、アライグマを生きたままの運搬したり、保管したりする行為が禁止されています。
そのため、もし自治体から許可をもらった上で捕獲機等を使用して捕獲する場合は、捕獲後近くの山などにアライグマを逃がしてはいけません。
捕獲した後は、その場で処分または行政の職員に引き渡す必要があります。

このように、自分でアライグマを捕獲・駆除しようとすると、たくさんの法律が絡んできます。違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金等の罰則が科せられます。
そのため、事前にきちんとお住まいの自治体のルールを調べておくなど、万全の注意を払っておきましょう。

ただし、アライグマに触れずに自宅から追い出すような対策であれば、自治体への申請をせずとも可能です。
主な追い出し方は次の通りです。

・嫌いなにおいを撒く
忌避剤や木酢液などアライグマには苦手とするにおいがあります。
天敵とされるているオオカミの尿を利用したウルフピーも忌避剤として使われていて、撒いておくとすぐ近くに敵がいると考えてうかつに近寄れなくなります。

ただ効果はあるものの、こうした忌避剤は人間に対してもにおいによる不快感をもたらすので使用には注意が必要です。

・超音波装置を使う
人間にとっては何ともない音であっても、アライグマに不快感を覚えさせます。ただし個体によっては超音波に慣れてしまうことがあります。

・LEDライトを設置する
夜間を中心に生活している生き物であるために強い光を苦手としています。青色LEDライトを設置しておくことで威嚇することができます。

4.アライグマを自宅に侵入させない方法

具体的な予防策

田んぼの周りに設置された電気柵の写真

一度追い出すことに成功しても、根本的な原因を解決しなければ再びアライグマはやって来ます。
特に繫殖期であれば個体数が多いので、日頃からの予防策は重要となります。主な予防策は次の通り。

・エサになるものを片付ける
ペットのエサや食べ物になる生ゴミ、においが残っている空き缶などはすぐに処分しておきます。
においを発するものはアライグマを呼び寄せる原因となるので、しっかり封をしておく、水できちんとすすぎ洗いするなどしておきましょう。

この他、屋内外で飼育されている魚や鳥といったペットも狙われる可能性があります。
アライグマが入りづらいところに籠や水槽を配置したり、鳥小屋の金網を補強したりするなどしておく必要があります。

・侵入経路を塞ぐ
再度アライグマに侵入されないためにも、自宅内に存在するありとあらゆる侵入経路を塞ぎます。
特に屋根の隙間や換気扇、通風口といったわずかなすき間は侵入経路となりやすいので、金網でしっかり塞いでおくことが大切です。

・電気柵や防護ネットを設置する
畑でのアライグマ対策には電気柵や防護ネットが役立ちます。使用するにあたってはアライグマと同じ高さに調整する必要があります。

5.繫殖期のアライグマ対策は業者にお任せ!

業者がおすすめな理由

アライグマの捕獲器の写真

前項、前々項でご紹介した通り、市販されているアイテムを使用することでアライグマの対策は可能です。
しかし繫殖期のように活動する個体数が増えると、個人での対策は難しくなってきます。
また、無理に追い出そうとすると感染症にかかるリスクがあります。

そこで頼りになるのが害獣駆除の専門業者です。業者をおすすめする理由は次の通り。

・評判を確認できる
最近では業者のホームページや口コミサイトなどで実際に害獣駆除を頼んだ人の感想を閲覧することができます。
業者を選ぶにあたっては必ずチェックしておきましょう。

・プロの作業員が在籍している
業者には害獣駆除の知識と経験を兼ね備えたプロフェッショナルが在籍しています。
また、業者では個人では入手するのが難しい薬剤や道具を使用してくれますので、より確実に駆除してくれます。

・電話一本で駆けつけてくれる
業者のいいところは電話一本で済んでしまうところ。依頼者側がすべきことは見積もりの確認および料金の支払いのみです。

・アフターサービスが付いてくる
定期点検や駆除後すぐに侵入された際の無償駆除をはじめ、手厚いアフターサービスを実施しています。
具体的なサービス内容や保証期間は業者ごとに異なりますので、前もって確認しておくことが大切です。

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