梅雨は部屋のカビに注意!発生する原因や具体的な対策について解説
公開日:2021.10.28 更新日:2024.4.15
日本は湿度が高く、特に梅雨の時期になるとカビが部屋に発生してきます。
カビは一度部屋に発生してしまうととても厄介ですので、日頃からきちんと対策しておくことが肝心です。
今回は梅雨の部屋のカビを対策する方法について解説します。
あわせて、カビ対策グッズもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
日本は湿度が高く、特に梅雨の時期になるとカビが部屋に発生してきます。
カビは一度部屋に発生してしまうととても厄介ですので、日頃からきちんと対策しておくことが肝心です。
今回は梅雨の部屋のカビを対策する方法について解説します。
あわせて、カビ対策グッズもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
梅雨の時期になると部屋に現れやすくなるカビ。
実はそんなカビは季節に関係なく空気中に浮遊していて、特定の原因によって目に見える形となって現れるようになるのです。
カビの発生原因としては次の通り。
・高温多湿な環境である
一般的にカビが目に見える形となって発生する条件としては、気温が気温25~30度、湿度が70%以上に達すること。
これらの条件が揃うのが梅雨の時期であり、窓側やお風呂場のタイルなどにみられるようになるのです。
・栄養源となるものがある
生き物が食べ物を欲しているように、カビも育つために栄養源を必要としています。特に掃除していない間に溜まったホコリや汚れは栄養源となりやすいです。
これ以外ではたんぱく質や油脂をはじめとした有機物質についても、カビを育てる要因となります。
・水気が多い
カビはよく浴室、窓ガラス、エアコンといった水分が付着しやすい場所にみられるかと思います。カビは生育するにあたって水分を必要とすることから、そうした場所に付着していることが多いのです。
梅雨のお部屋は空気に含まれる水分量が多いので、より一層カビに気を付けてないといけません。
もちろん高温多湿な環境になるとカビが現れやすいですが、湿度が低くても結露が溜まっていると、そこからカビが発生していきます。
梅雨のお部屋に現れることの多いカビは人に対してさまざまな悪影響を及ぼします。カビ対策を徹底していき、これらの影響を取り除くようにしましょう。
カビによる主な悪影響は次の通り。
・嫌な臭い
梅雨の時期になるとお部屋がカビ臭くなることはありませんか。エアコンをつけたり、浴室に入ったりする時などに感じることが多いです。
この嫌なにおいの原因となっているのが、カビから作られるメチルイソボルネオールやゲオスミンと呼ばれる物質。このにおいがカビ臭さをもたらしているのです。
・アレルギー症状
空気中に漂っているカビの胞子が鼻の粘膜につくことにより、くしゃみや鼻づまりといったアレルギー症状が引き起こされることがあります。
・水虫
意外に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、あの嫌な水虫もカビが原因となっています。
水虫を引き起こす白癬菌はカビの一種であり、梅雨のように高温多湿な環境になると現れます。
・肺炎
カビの胞子を吸い込んでしまうと、過敏性肺炎を引き起こすことがあります。咳や発熱といった症状がみられることから、風邪として誤解されることが多いです。
・シックハウス症候群
カビによる症状で忘れてはならないのがシックハウス症候群。カビの胞子を吸い込むとめまいや頭痛などを感じることがあります。
梅雨のお部屋のカビ対策は日頃からきちんとやっておくことが肝心。しっかり対策しておけば梅雨に嫌なカビを見なくて済みます。
主なカビ対策は次の通り。
・梅雨前に掃除する
カビ対策を本格的に行うのであれば、梅雨の時期に入る前にお部屋を掃除しておきましょう。
窓サッシやお部屋の隅などはホコリなどの汚れが蓄積されているので、カビが発生しやすいです。
また、日影ができやすい場所や風通しが良くない場所などもしっかり掃除しておきます。
・こまめに換気する
これも基本的な対策ですが、こまめな換気は必要不可欠。たとえ雨が降っている日であっても、お部屋の窓はなるべく開けておくようにしましょう。
室内の風通しを良くするコツとしては、窓やドアを最低でも2カ所は開けておくこと。こうすることで室内に空気の通り道が形成され、湿度を下げることができます。
また、窓が1箇所しか存在していなかったり、コンクリート住宅のように機密性が高かったりする場合は、扇風機やサーキュレーターを活用することで換気効率を高めることができます。
・除湿を行う
梅雨のお部屋ではエアコンの除湿機能も活用しましょう。特に弱冷房除湿はお部屋を涼しくしてくれる上、電気代も安く済むのでおすすめです。
また、お風呂から出たらすぐに換気扇を回すことも大切です。
最近ではドラッグストアやホームセンターなど数多くのお店で除湿対策グッズが買えるようになりました。
これらのグッズを活用することで、梅雨のお部屋でもカビに悩まされなくて済みます。
おすすめしたいグッズは次の5つです。
・除湿剤
湿気を取り除くための薬剤であり、置き型やつるして使うものなど、さまざまなタイプが販売されています。カビ対策としては防カビ効果が明記されているものがいいでしょう。
特に置き型は使い勝手が良く、広いお部屋であっても効果を発揮してくれます。
・珪藻土
珪藻の殻の化石からできた珪藻土は、吸放湿性能が高いことから湿気対策として使うことができます。浴室では珪藻土マットを敷いておき、お風呂から出た後の水分を残さないようにしましょう。
・炭
除湿アイテムの一つとして注目されている炭。通常の除湿剤と異なり半永久的に使用できるだけではなく、脱臭効果を持っているのでお部屋のカビ臭を除去してくれます。
・重曹
重曹も湿気対策アイテムとして注目されています。不織布などに重曹をくるんでおけば除湿剤として代用することができます。
ガラスの容器に入れておくだけでも効果を発揮してくれます。
・新聞紙
新聞紙には吸湿性があり、湿気がこもりやすい下駄箱に敷いておくといいでしょう。
前述のように、必要なグッズを揃えておけばカビ対策を行うことができます。しかし、一度発生したカビをきれいにするのは個人だと難しいです。
そんな時に役立つのがカビ掃除をはじめとしたハウスクリーニング業者。
としては次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者には梅雨のお部屋のカビに熟知したプロスタッフが在籍しています。長年カビ掃除を経験してきているので、素人が作業するよりも確実にきれいにしてもらえます。
・電話一本で駆けつけてくれる
専門業者はお電話1本でご自宅まで駆けつけてくれるので非常に楽です。
個人でハウスクリーニングしようとすると時間や手間がかかりますが、業者ならあっという間に作業が完了します。
・専用の薬剤を使ってくれる
カビなどのハウスクリーニング業者では、個人では手に入らない薬剤を使っています。効果が高く、落としにくい頑固なカビ汚れまで除去します。
・補償も付いている
プロの業者であっても、もしもの事故があった時のことが気になる方もいらっしゃるでしょう。
多くの専門業者は損害保険に加入していますので、もしもの事故でお部屋が傷ついてしまった場合でも安心!
保険の加入の有無が気になる方は業者に問い合わせてみましょう。