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セキレイとはどんな害鳥?生態や被害が起こる原因などを解説

公開日:2020.5.1 更新日:2024.4.10
セキレイとはどんな害鳥?生態や被害が起こる原因などを解説

セキレイに巣を作られてしまったとお困りではないでしょうか。
セキレイは小柄な鳥で、日本にしか生息していない種類もあり、バードウォッチングで人気の鳥の1つです。
しかし、都会で巣を作ることもあり、フンなどの被害が懸念されています。

この記事ではセキレイとは一体どんな害鳥なのかについて、生態や繁殖方法、危険性やその原因を交えながら解説します。
この記事を読めば、セキレイの被害を防ぐ方法がわかり、快適な生活が過ごせるでしょう。

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1. セキレイの生態とは?

日本でよく見かけるセキレイはセグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイの3種類

水辺にいるセキレイの写真

日本ではセキレイは5種類生息しており、その中でもよく見かけるのが、セグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイの3種類です。セキレイは全長20cmほどの鳥でかつては農作物にまとわりつく害虫を取り除いてくれることから益鳥とされていました。

セグロセキレイは背中や顔まわりが黒いセキレイです。縄張り意識が強く、他の鳥類などを見かけた場合、かなり攻撃的な姿勢を見せます。主に水場で生活しています。ハクセキレイはセキレイの中でも見かけることが多いセキレイです。警戒心はセグロセキレイほど強くはなく、人を恐れることはあまりありません。キセキレイは下半身が黄色になっていることが特徴のセキレイです。市街地の川沿いで見かけることが多いですが、実際の生息域が幅広いことが特徴でしょう。

セキレイはどの種類も基本的に縄張り意識が強く、特にキセキレイは攻撃的です。セキレイの中でもセグロセキレイは日本でしか見られない鳥のため、海外からバードウォッチングに来る人もいます。昆虫やミミズを食べて生活しますが、雑食性のため人間の食べるパンなども食べることがあります。

2. セキレイの繁殖方法

セキレイの繁殖期は4月~8月ごろに行われることが多い

枝にとまっているセキレイの写真

セキレイの繁殖期は4月~8月ごろです。種類ごとに微妙に異なりますが、大まかな繁殖時期は変わりません。排卵期間は2週間ほど、育成期間は2週間ほどです。1回の排卵で4~6個の卵を生みます。また繁殖回数は年に1~2回です。

巣を作る場所はセキレイの種類によって変わり、セグロセキレイであれば川や水田の周辺、人の家、ハクセキレイは海岸の防波堤、畑、水田の周辺、人の家、キセキレイは清流の川沿い、河原、人の家などに作ります。

いずれの鳥の場合も、人の家に巣を作る可能性があることが特徴です。いずれの鳥も影ができるような場所で巣を作ります。またセキレイによっては自動車のミラーやガラスを突くこともあるため、そのような場所の近くでは巣を作られないよう注意しましょう。巣が作られてしまった場合、個人で巣を取り除くのは法律違反になる可能性があり、おすすめできません。セキレイは鳥獣保護法の対象になっているからです。そのため取り除かなければいけないような場合は個人で取り除くのではなく、害鳥駆除業者や市に相談することをおすすめします。

3. セキレイによる被害が起こる原因

セキレイの巣の原因は鳥にとって安全な環境だから

ネットが張られた畑の写真

セキレイは人に対して攻撃するような鳥ではありません。しかし巣を家の近くに造られてしまうと、フンの被害や鳥が持っているノミやダニ、寄生虫に悩まされることがあります。

セキレイの巣が作られてしまう要因は鳥にとって安全な環境であることが大きいでしょう。そのため、セキレイに巣を作られないようにするには、効果的な対策を整えることが有効です。

具体的には以下の対策があります。
・カラスやタカの人形を吊す
・光物を置く
・隙間を埋める
・防鳥グッズを活用する

セキレイはカラスやタカが天敵のため、人形を吊るしておくと巣が作られにくくなります。光物があれば置いておくと、セキレイにとっては苦手なもののため、被害が小さくなるでしょう。また鳥は影のある場所で巣を作るため、影があるような戸袋などの隙間は意識的に塞ぐのがおすすめです。防鳥用のネットや糸なども効果があります。

kこのように、巣が作られないよう対策を整えておくことがおすすめです。一度巣が作られてしまうと、戻ってくる可能性があるため、鳥が巣立った痕跡はきちんと除去し、消毒までしておきましょう。セキレイは鳥獣保護法の対象のため、セキレイがいる間は自分の判断で取り除くことができません。そのため、セキレイの巣が作られないための予防策が大切になります。これらの対策はセキレイ以外にもハトなどの対策にも効果的です。

4. セキレイの危険性とは?

セキレイの危険性は巣作りの危険性と車のミラーに襲いかかる危険性

横から観察したセキレイの写真

セキレイの危険性は巣作りによるものと、ミラーを襲う危険性があることです。

セキレイは人の家に巣を作ることがあります。一度巣が作られてしまうと、セキレイのヒナや親鳥の鳴き声などによる騒音被害、フンやノミ、ダニなどの健康被害、寄生虫による病なども引き起こす可能性があります。

セキレイのフンには寄生虫などが多数いるため、掃除が必要になりますが、鳥の数が多く、簡単に対策できないことも多いでしょう。

セキレイの身体や巣の中にはノミやダニなども多数いるため、洗濯物などにも影響を及ぼす可能性があります。ただし、セキレイは鳥獣保護法の対象になっているため、自分で駆除することが難しい場合もあり、早めに害鳥駆除業者や市役所に相談するのがおすすめです。

またセキレイはその性質上ミラーに襲いかかる可能性もあります。セキレイは種類に関わらず縄張り意識が強く他の鳥を攻撃する性質があることが特徴です。セキレイは鏡に映った自分の姿も敵として認識するため、注意しましょう。

5. まとめ

セキレイは騒音被害や巣による被害が懸念事項

石にとまっているセキレイの写真

この記事ではセキレイの生態や繁殖、危険性やその原因について解説しました。

セキレイは益鳥と呼ばれている存在でしたが、都会に生息してしまうと、フンやノミ、ダニによる健康被害が心配事項になります。ただし、しっかりと対策をしていれば、それほど警戒するものでもありません。

この記事を参考にセキレイの被害をあらかじめ防ぎましょう。

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