本文へ移動

雀の巣は自分で駆除できる?具体的な駆除方法や有効な対策方法を解説

公開日:2021.9.10 更新日:2024.4.16
雀の巣は自分で駆除できる?具体的な駆除方法や有効な対策方法を解説

可愛らしいスズメですが、自宅の軒下など人間の生活する領域に巣を作ることがあります。
また、その巣をそのまま放置しておくと、騒音や健康被害といったトラブルが発生する可能性があります。

そこで今回は雀の巣を駆除する方法についてご紹介します。
専門業者の選び方についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害鳥のROY株式会社

1.雀の生態

スズメの特徴

枯草をくわえるスズメの写真

雀の巣の対策をする上ではその源であるスズメについて知っておく必要があります。
ここではスズメの生態や習性について紹介します。

・生態
日本では主に「スズメ」と「ニュウナイスズメ」という2種類のスズメが存在します。私たちが普段の生活で目撃するのはスズメの方です。
生息範囲は広く、全国各地に存在します。
基本的には単独で行動することはなく、集団で行動していることが多いです。
繁殖期に関しては3月から8月にかけて。
寿命については具体的なことはまだはっきりと分かってはいないものの、周囲に天敵が多いことから、野生のスズメは半年から1.4年程度と言われています。

・性格
チュンチュンという可愛らしい鳴き声が特徴のスズメは大人しい性格をしています。
そのため、人を見ても襲ってくることはありません。
カラスや猛禽類をはじめ、周辺に非常に多くの天敵がいることから、臆病な一面を持っています。
こうしたことから、人間に近い環境を選んで暮らそうとする傾向があります。

・食性
スズメは雑食性の生き物であり、花の蜜やイネ科などの植物の種子はもちろん、昆虫も食べることがあります。
また、落ちているパンやお菓子のくずをはじめ、人間の生活圏にあるものでも食べることがあります。

2.雀の巣ができるとどうなる?

雀の巣による被害

テラスにいるスズメの写真

可愛らしい鳴き声や姿が印象的なスズメですが、雀の巣ができてしまうことでさまざまな被害がもたらされます。
主な被害は次の通り。

・鳴き声
遠くから聞こえてくる分にはいいですが、近くから聞こえてくるとなると不快に感じられるでしょう。
卵からかえったヒナですと、終日鳴き声を出していることがあります。
人が寝静まっている夜中でも鳴き声がすればうるさくて眠れなくなるかもしれません。

・フン害
一度雀の巣が形成されると、その巣がある場所の周りにスズメが糞をするようになります。
ベランダ周りでしたら、干している洗濯物を汚されてしまうかもしれません。

また、フンが建物にかかることで、外観のイメージが悪くなるだけではなく、外壁を腐食させることもあります。
さらにスズメの糞にはカビや細菌が大量に含まれていますので、感染症やアレルギー症状といった健康面での悪影響も及ぼします。

・害虫被害
スズメは害虫被害ももたらします。スズメだけでなく、ほとんどの野生の鳥にはノミやダニがくっついています。
スズメを媒介にして、ノミやダニが自宅へ侵入してくる可能性があります。これらが住み着いてしまうと、ペットについたり、人に刺したりするおそれがあります。

この他、こうした害虫によりアレルギー症状などの健康被害を受けることも。

3.自分で雀の巣を駆除する方法

卵やヒナの姿が確認できない雀の巣のみ個人で駆除可能!

地面に座るスズメの写真

そんな厄介な雀の巣ですが、個人で駆除できないことはありません。
ただし、むやみに駆除していいわけではなく、実際の駆除作業にはきちんとしたプロセスがあります。

雀は「鳥獣保護法」の保護対象となっています。
そのため、雀の巣自体は個人でも駆除することは可能ですが、巣に卵があったり、ヒナがいたりすると個人で駆除してはいけないと決められています。巣に卵やヒナがいる場合は自治体から許可をもらわなければなりません。

もし鳥獣保護法に違反してしまうと、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金という思い罰則が適用されてしまいますので注意してください。

雀の巣の中を確認して、卵やヒナの存在が確認できなければ、駆除作業へ進みましょう。
また、駆除にあたっては感染症やアレルギー症状のリスクがあるので、マスク、ゴーグル、手袋は必ず着用するようにしてください。

雀の巣の駆除方法としては、手袋をつけた手や長い棒を使って落としていきます。
軒下や屋根の下といった高所で作られてしまったら、ハシゴを利用してください。この際は安全に考慮して駆除作業を行いましょう。

巣を駆除したら、フンなどをきれいに掃除して、巣があったところに消毒液を撒いて除菌しておきます。

4.雀の巣を作らせないための対策法

雀の巣の予防方法

木酢液が入ったペットボトルの写真

雀の巣を一度撤去してもそれで終わりではありません。きちんと対策を講じておかないと、同じところにまた巣を作られてしまうことも…。
雀の巣を予防する方法は次の通りです。

・すき間をふさぐ
ベランダや屋根などにできるすき間はスズメが巣作りの場所として選ぶことが多いです。
そうしたすき間はコーキングを使って埋めることができます。

・木酢液をかけておく
鳥は木酢液特有の木が焦げたにおいを嫌います。
また、木酢液は人間に対する健康被害も少なくため、とても使いやすいのが魅力。
ただし効果の持続期間は短く、1日で効果がなくなってしまうことが多いです。

・超音波を使う
人間には聞こえないような音波でも、鳥たちによっては嫌な音だったりします。
最近では小型の超音波装置も発売されているので、気軽に手に入るようになりました。
使い方はいたって簡単で、ベランダ周りに置いておくだけ。

・防鳥ネットをかけておく
鳥が来そうな場所の周りに防鳥ネットを張っておくと侵入されにくくなります。
購入される際にはなるべく網目が小さいものを選ぶといいでしょう。

・爆音を鳴らす
ロケット花火に代表される爆音によりスズメを追い出すことができます。
ただし近所トラブルになるので、時間帯に注意しなければならなりません。

5.雀の巣の駆除なら業者がおすすめ

専門業者の選び方

木の枝にとまったスズメの写真

雀の巣は鳥獣保護法に注意すれば、自力で駆除することは不可能ではありません。
ただし、実際の駆除作業には感染症のリスクが伴いますし、素人の作業ですと駆除しきれないことがあります。

そんな時に頼りのなるのが雀の巣駆除の専門業者
自分で道具を揃える必要がない上、連絡すればすぐにご自宅へ駆けつけてくれます。

ただし、専門業者にはきちんとした選び方があります。業者を選ぶ際には以下のポイントを押さえておくこと大切です。

・実績が豊富である
実績があるところほどきちんと作業してもらえます。
あらかじめ気になる業者のホームページを見て過去の実績を調べておきます。

・法令遵守しているか確認する
雀の巣の場合は鳥獣保護法によって駆除方法が規定されています。
業者に依頼される際にはきちんと自治体から許可を得ていたり、法律を順守していたりするか一度ご自身で確かめておくことをおすすめします。

・アフター保証が付いている
雀の巣を駆除し終わっても、また同じところに巣を作られてしまう可能性があります。
そうした時のために、業者選びの際は事後点検や3年保証などアフターサービスがあるかどうか確認しましょう。
また、業者の保証書にアフター保証に関してきちんと明記されていますと安心です。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害鳥のROY株式会社

害鳥駆除の新着記事

おすすめ記事