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メジロとはどんな鳥?その特徴を解説します!

公開日:2020.6.5 更新日:2024.4.11
メジロとはどんな鳥?その特徴を解説します!

メジロは、体長12cmほど、スズメよりも小さく鳴き声の美しさから野鳥を好む人たちから好まれている鳥です。
農作物への被害もほとんどなく、単体で被害を出すことはほぼないため、駆除の必要性が出ることもほぼありません。
この記事ではメジロの生態や繁殖方法といった特徴について解説します。

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1. メジロの特徴とは?

メジロは体長12cmほどスズメよりも小さい鳥で捕獲や狩猟も禁止されている

枝にとまるメジロの写真

メジロは体長12cmほどでスズメよりも小さな鳥です。絶滅する危険性があるレッドリストの中の、軽度懸念動物に指定されているため、捕獲や飼育なども禁止されています。

メジロはその名前の通り、目の周りが白く、縁取られていることが特徴です。オスとメスで色味に大きな違いはありませんが、オスの場合はお腹に黄色の線が入っています。

メジロはつがいでいることが多く、一度つがいになった鳥は相互で周囲を見張っています。雑食で様々なものを食べますが、特に好んで食べるのが花の蜜です。メジロは細く尖った嘴があるため、花の蜜を吸いやすい形状をしています。

日本では北海道などの寒冷地を除いて日本全域に生息している留鳥です。夏場は気温が低い山地に生息し、気温が下がり始めると、平地におりはじめます。メジロは見た目に愛らしい鳥で野鳥を好む人の中でも人気がある鳥です。しかし、個人での飼育や保護は禁止されており、場合によっては逮捕される危険性もあります。もし弱っているメジロを保護した場合はすぐに市役所に連絡しましょう。連絡をしていない場合は違法行為として刑罰の対象になりかねません。

2. メジロの繁殖方法

メジロの繁殖期は4月~7月に3個~5個の卵を産む

枝にとまる2羽のメジロの写真

メジロの繁殖期は4月~7月3個~5個の卵を産むことが特徴です。メジロはつがいで行動し、苔や木の革、繊維状のものを使って直径7cmほどの巣を作ります。小柄で天敵の多い鳥のため、木の枝の見つかりにくい場所を探すことが特徴です。

メジロは他の鳥と比べて綺麗好きで、巣の中のゴミは取り除き、雛のフンなども加えて捨てる習性があるほど。

卵を産み孵化するまでは約10日ほど、そこから約2週間ほどで巣立ちを迎えます。そのため、4週間少しかからないくらいで巣立ちを迎えることが特徴です。

警戒心が強い鳥のため、人や動物などの外敵が周囲にいる場合はそれより早く巣立ちを迎えることがあります。この場合、雛鳥が生育しきっていないことが多く、生き残る可能性は大幅に少なくなるでしょう。

メジロは枝に詰まった状態で止まることがあり、「目白押し」とはメジロが枝に大量に止まっていることが語源だと言われています。メジロは身体が緑色をしており、葉っぱが保護色となるため、外敵に見つけられにくい特性があります。

3. メジロによる被害が起こる原因

メジロの被害は他の鳥に果実を食べられることが原因、それ以外で考えられる理由は少ない

果物を食べているメジロの写真

メジロの被害はほとんどないと考えていいでしょう。その理由として、メジロは果樹などを好みますが、果樹の皮を破るのに十分な力がなく、単体では果物を食べることはできません。被害がある場合は他の害鳥、ムクドリやヒヨドリが果物を食べた穴を利用して食べる可能性があるでしょう。

メジロは花の蜜など甘いものを好みますが、果物を食べることもあります。そのため、メジロの被害より前にムクドリやヒヨドリによる被害を抑えることが大切です。

ムクドリやヒヨドリの被害を抑えるためには、防鳥ネットが効果的です。ただし、果樹園などの場合面積が広いことがほとんどでしょう。そのため、費用面でなかなか対策が難しい場合もあります。この場合は鳥に強いポリエステル製の袋で果樹をカバーすることがおすすめです。手間こそかかりますが、費用はそれほどかからないため、果物への被害が大きい場合は袋をうまく利用してカバーしましょう。ムクドリやヒヨドリに食べられさえしなければメジロによる被害はないものと考えて問題ありません。

4. メジロの危険性とは?

メジロは花の蜜を吸い、果物の皮は破る力がないため危険性はほとんどない

果物を食べているメジロの写真

メジロは花の蜜を吸い、果物の皮は破る力がないため、危険性はほとんどない鳥です。メジロは花の蜜や砂糖水など甘いものを好み、果物なども食べることがあります。

しかし、果物に手を出すことはほとんどありません。なぜならメジロは小柄な鳥でつつく力もほとんどないため、皮を破れないからです。そのため農業面でも被害を及ぼすことはほとんどなく、駆除する必要性が出ることもないでしょう。

被害を出す場合は他の鳥が既に果物をつついていた場合です。この場合は皮が既に他の鳥によって破られているため、力が弱いメジロでも中の果物を食べられるようになります。

逆に言えばメジロ以外の鳥の対策は必要ですが、メジロそのものの対策は必要ありません。果物への被害をもたらす鳥としてはムクドリやヒヨドリがいるため、そちらの鳥の被害を抑える対策が大切です。メジロそのものは危害を加えることはありませんが、勝手に保護することはできないため、注意が必要です。メジロの保護や飼育は鳥獣保護法によって禁止されており、勝手に保護する場合は100万円以下の罰金、または1年以内の懲役が課せられる可能性があります。

5. まとめ

メジロは危害を加える危険性はないが、無闇な飼育も厳禁!

花をついばむメジロの写真

この記事ではメジロの生態や繁殖、危険性や原因について解説しました。

メジロはスズメよりも体長が小さく警戒心が強い鳥で農業面での被害もほとんどありません。メジロの被害があるとしても、他の鳥が根本の原因になるため、メジロ自体は警戒が必要な鳥ではありません。

危険性が低い鳥ですが、無闇に飼育することもできないため、その点だけ注意するとよいでしょう。

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