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ムクドリとはどんな害鳥?生態や繁殖時期、危険性などについて解説します!

公開日:2020.4.28 更新日:2024.4.10
ムクドリとはどんな害鳥?生態や繁殖時期、危険性などについて解説します!

ムクドリが家の近くに巣を作っているなどのトラブルでお困りではないでしょうか。
ムクドリは田舎ではかつて益鳥だとされていましたが、数が増えたことやムクドリにとっての環境の変化によって現在では害鳥となってしまいました。
この記事ではムクドリとはいったいどんな鳥なのか?について、生態や繁殖方法、危険性やその原因について解説します。
この記事を読めば、ムクドリに対してどのように対策するべきなのか、その方法がわかるでしょう。

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1. ムクドリの生態とは?

ムクドリは人の住む環境に適用した野鳥

餌を探しているムクドリの写真

です。全長は24cm、スズメよりは大きいですが、ハトよりは小さな見た目をしています。首元とお腹が白くなっており、足とクチバシは黄色くなっています。

椋の木の実を好んで食べることから、ムクドリと呼ばれるようになったそうです。日本で農業が盛んに行われているころ、ムクドリは益鳥として扱われました。ムクドリは農作物に付着する虫をどんどん食べてくれるため、害虫から農作物を保護してくれるありがたい存在です。

主に開けたところに生息し公園の芝生なども好みます。ムクドリはアジア近辺に生息していますが、ヨーロッパなどの環境には存在しない鳥のため、海外の野鳥が好きな人が好んで見にくるケースもあります。日暮れになると、ムクドリは同じ場所に集まる性質があり、1ヶ所に固まっているムクドリを見ることも多いでしょう。都会ではフンなどの被害があるため、害鳥と呼ばれてしまうケースもあります。しかし、無闇に駆除しようとすると、罰金や罰則が課せられる可能性があるため、注意が必要です。

2. ムクドリの繁殖方法

ムクドリの繁殖は年2回ほど、3~7月が繁殖期

田んぼを歩いているムクドリの写真

です。1回の産卵で4~7個ほどの卵を産みます。その後2週間で孵化し、3週間ほどで巣立ちます。そのため、産卵から巣立ちまでは1ヶ月ほどため、ムクドリは繁殖しやすく、簡単に増えていきます。

ムクドリは見た目からイメージがないかもしれませんが、スズメの1種です。そのため、スズメに似た性格をしており、雑食性でなんでも食べます。巣立った後は群れで過ごすことがほとんどです。これはタカやフクロウなどの天敵から身を守るためです。ムクドリが人の近くに住むことが多いのも、天敵であるタカやフクロウが人里には近づかないことが理由です。

ただし、ムクドリは都会では害鳥と呼ばれてしまうこともあります。その理由としてはフンや騒音の問題があるでしょう。ムクドリは農業をする人からは益鳥と呼ばれていました。しかし、農業が衰退し、エサが取れなくなったムクドリは都会に進出しはじめます。その結果、都会で繁殖してしまいフンや騒音の原因に。そのため、害鳥と呼ばれるようにもなりました。

さらに一部の農家にとっても害鳥となっています。かつては害虫を食べてくれる存在だったものが、農業の衰退と共にエサが減少し、果物なども食べるように。そのため、ムクドリは近年では農家にとっても益鳥ではなく、害鳥と見なされるようになりました。

3. ムクドリによる被害が起こる原因

ムクドリは群れをなすためフンが集中してしまう。果物を食べるのも問題に

電線にとまっているムクドリの写真

ムクドリが危険だと言われるのはムクドリが群れをなす性質があるためです。電柱などに一斉に止まって鳴き始めます。100羽を超えるムクドリが集まることは珍しくなく、鳴き声やフンの被害が一気に広がることになります。

電柱に止まっている大量の鳥を見たことはないでしょうか。あれがムクドリです。ムクドリは1匹1匹で見たときにはそれほど害がある存在ではありません。しかし、大量に集まってしまうと様々なトラブルを引き起こしてしまうでしょう。

また家に巣が作られてしまえば群れでなくても問題になります。フンや近くでなくムクドリは大きなストレスになるでしょう。ムクドリが危険になってしまったのは、そのエサがなくなってしまったことが要因です。人間の生活に害を与えることは確かですが、人間がムクドリの住処を追いやってしまったということも考えるべき問題かもしれません。ムクドリは本来であれば害虫を食べてくれる益鳥だった鳥です。しかし、エサが取れなくなり、必要以上に繁殖してしまった結果、人に害をなすようになってしまいました。

4. ムクドリの危険性とは?

ムクドリの危険性はフンや騒音の問題。巣を作られてしまうリスクも

ひな鳥に餌を与えるムクドリの写真

ムクドリの危険性はフンや騒音の問題です。ムクドリは繁殖力が高く、放置しておくと、大量の群れをなしてしまいます。ムクドリは群れを作る性質があり、一斉に集まったムクドリの鳴き声やフンがかなり問題になってしまうことが考えられるでしょう。

1匹ではそれほど大した影響はなくても、数万匹を超えるムクドリであれば、かなりの影響を持ち得てしまいます。ただし、単体の場合も近くに巣を作られてしまえば、問題になるでしょう。家やお店の軒下などに巣を作る可能性があり、そうなってしまえば、フンの問題が大きな影響を与えてしまいかねません。

家の近くで群れを作る可能性はそれほどありませんが、ムクドリの鳴き声がすぐそばに聞こえる、フンがベランダや玄関などを汚してしまうのはかなりのストレスになるでしょう。しかしムクドリの駆除を個人ですることはおすすめできません。なぜならムクドリは保護の対象であり個人の判断で勝手に駆除すると、罰金や懲役の対象になるからです。そのため、ムクドリの巣を見つけた場合や大量のムクドリにストレスを感じた場合も各自で対処するのはさけ、駆除業者に依頼することをおすすめします。

5. まとめ

ムクドリは数が増えすぎないようにすることが大切

草原を歩くムクドリの写真

この記事ではムクドリの生態や繁殖、危険性やその原因について解説しました。

ムクドリはかつては害虫を食べてくれる益鳥でしたが、農業の衰退や数が増えすぎてしまった結果、様々なトラブルを引き起こすようになりました。

この記事を参考にムクドリのトラブルを適切に対処する参考にしてください。

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