網戸の花粉対策とは?花粉症でも窓を開けて換気できるようにする方法
公開日:2023.3.8 更新日:2024.4.19
花粉症の方ですと花粉の季節になると、窓を開けて換気したい時に困ってしまうことがあります。
空気の入れ替えはしたいものの、花粉は家の中に入れたくない……。そんな時に役立つのが、網戸の花粉対策です。
今回は、花粉対策用の網戸のメリット・デメリット、網戸交換業者の選び方などについて詳しく紹介します。
花粉症の方ですと花粉の季節になると、窓を開けて換気したい時に困ってしまうことがあります。
空気の入れ替えはしたいものの、花粉は家の中に入れたくない……。そんな時に役立つのが、網戸の花粉対策です。
今回は、花粉対策用の網戸のメリット・デメリット、網戸交換業者の選び方などについて詳しく紹介します。
花粉症の方で、家のなかにいても鼻がムズムズしてきたり、目がかゆくなったりすることがありませんか?
これは、窓や玄関の開け閉めによって、花粉が部屋に入ってくるためです。
花粉の多くは、網戸の小さな目をかいくぐって侵入してきます。そのため、花粉の季節でも窓を開けて部屋の換気をしたい場合は、網戸に花粉対策をしておくことをおすすめします。
網戸のなかには、通常の物より網目がこまかくなっている花粉対策用の網戸が存在します。
では、これらのは花粉対策用の網戸にはどのような性能があるのでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう。
・性能1:花粉やホコリをカットする
花粉対策用網戸の網目はとても細かく、粒子の大きなスギ花粉の場合はほぼカットできるといわれています。
花粉対策用網戸の種類によっては、静電気を利用して花粉を吸着させるタイプもあり、通気性や透過性を確保しやすいのが特徴です。
通気性を保ちながらも不要なものの侵入を防ぐことが可能です。また、光を通すため、部屋が暗くなるということもありません。
・性能2:紫外線をカットする
製品にもよりますが、花粉だけではなく、約60~80パーセントの紫外線もカットします。
普段何気なくカーテンを開けている方も多いかと思いますが、紫外線は常に降り注いでいるため、窓際にいると家の中であっても日焼けをしてしまいます。
花粉対策用網戸にすることで紫外線をカットし、人間の肌の日焼けはもちろん、家具や畳などの日焼けも防ぐことができるでしょう。
・性能3:急な雨にも対応可能
花粉対策用網戸は、雨の侵入を防ぎます。
よほどの横殴りの雨でない限り、窓を開けっ放しにしていても部屋がびしょびしょになることはありません。
雨が降っていてムシムシする日に換気をしたい場合でも、窓を開けることが可能です。
このように、花粉対策用の網戸を採用することで、花粉の防止以外にも様々なメリットがあります。
デメリットをあげるとするならば、通気性と透過性は確保されているものの、そよ風程度の風では網戸を通り抜けない点でしょう。
これは、人がマスクをしていると、息がしにくいのと同じような感覚に似ています。
通風性と透過性に関して、通常の網戸より多少劣ってしまう点がデメリットです。
戸建住宅であれば花粉防止用網戸やフィルター網戸に変更することもできますが、賃貸物件に住んでいる方には難しいでしょう。
そんな時におすすめなのが、使い捨ての花粉フィルターです。
ここでは使い捨て花粉フィルターのメリット・デメリットを説明します。
・メリット
まず大きなメリットは、設置の手間が少ないところです。
両面テープで簡単に今ある網戸の上から貼ることができるます。取り外しも簡単なので、賃貸物件でも問題なく使用できます。
取り付け・取り外しが簡単なうえに効果は抜群で、花粉やホコリを逃さずキャッチしてくれるでしょう。
花粉の他にも黄砂やPM2.5の対策としても有効です。
・デメリット
両面テープをはがすのが困難な場合があります。しかし、「両面テープはがしスプレー」を使用すればスムーズに剝がせるでしょう。
また、耐用年数が約1年と短いこともデメリットの一つです。
定期的な交換に、多少の手間と費用がかかることを覚えておきましょう。
花粉の侵入を防ぐためには窓を開けないのが手っ取り早い方法ですが、窓を開けずに換気ができないのはつらいでしょう。
そのような場合、戸建住宅であれば網戸本体を花粉対策用網戸に変更するのも一つの手です。
では、花粉対策用の網戸に張り替えるのにどの程度の費用がかかるのでしょうか。
結論からいうと、費用相場は10,000~30,000円ほどになります。
フィルター網戸本体の価格は窓のサイズによって変わり、およそ8,000~28,000円です。
そこに作業費として、網戸1枚あたりおよそ1,000~2,000円が加えられます。
一方で、既存の網戸を取り替えることが難しい場合は、サッシ枠や窓を新設することになります。
そのため費用はぐんと上がり、50,000~230,000円ほどかかるでしょう。
また、ノンレールサッシへの変更も有効な方法です。
サッシの溝にたまった花粉を掃除するのは大変なので、ノンレールサッシなら花粉対策強化ができます。
さらに内窓を設置することで、窓の開閉時に入り込む花粉を極力抑えることが可能です。
内窓もサイズによって価格が変わりますが、80,000~150,000円ほどかかるでしょう。
花粉対策用の網戸に交換する際は、業者選びも重要なポイントです。
ここでは、5つのポイントを説明します。
1.要望を聞いて説明してくれる
きちんと要望を聞いて説明してくれる業者は、商品知識が豊富なだけではなく、確かな技術力を持っていることが期待できます。
商品知識がない業者では要望に対応しきれず、満足のいく仕上がりにならない可能性があるでしょう。
具体的な方法としては、口コミを見たり、実際に問い合わせて聞いてみたりするのがおすすめです。
2.網戸1枚でも引き受けてくれる
ホームページに大きく記載されている金額が安くても、注意して見てみると「網戸4枚から」「持ち込み品のみ」などの条件が設けられていることがあります。
信用できる業者であれば1枚からでも対応してくれるため、理不尽な条件を突きつけられる心配がありません。
3.網戸の張り替え実績が豊富かどうか
一般的に300枚以上の網戸の張り替え経験があれば、丁寧できれいな作業が期待できるといわれています。
網戸交換は比較的単純な作業で資格もいらないため、経験が浅い業者でもできるかもしれません。
しかし、仕上がりに違いが出てくる可能性もありますので、経験豊富な業者に依頼するのが安心でしょう。
4.ホームページを持っている
ホームページがある業者は身元が判明しているので、万が一トラブルになったとしても連絡が取りやすいでしょう。
過去には、飛び込み営業をされて依頼したら、連絡がつかなくなったという事例もあります。
よく業者を調べてから依頼すると良いでしょう。
5.複数業者から見積もりとる
業者によって見積もりの結果はさまざまなので、複数社から見積もりをとることで、金額面やサービス内容などから悪徳業者をふるいにかけることができます。
最低でも3社以上から見積もりを取ることで比較がしやすくなります。
また、複数社から見積もりをとることで、業者と価格交渉がしやすくなる場合もあります。