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網戸の張り替えは自分でもできる!手順やコツ、必要なものや道具を徹底解説

公開日:2025.7.29
網戸の張り替えは自分でもできる!手順やコツ、必要なものや道具を徹底解説

網戸の張り替えは、必要な道具をそろえれば自分でも比較的簡単にできるDIY作業です。

この記事では、自分で網戸を張り替える方法として、便利な道具や作業手順をわかりやすく解説します。
初めての方でも取り組みやすいように、失敗を防ぐポイントきれいに仕上げるためのコツについても詳しく紹介しています。
「うまく張り替えられるか不安…」という方に向けては、専門業者に依頼する場合の選び方や注意点についてもあわせて解説しています。自分でやるか、プロに頼むか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。

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1.自分で網戸の張り替えをするために必要なもの

ホームセンターでそろう5つの道具

網戸の張替え途中の写真

網戸の張り替えは、特別な技術がなくても自分でできるDIY作業です。作業をスムーズに進めるためには、事前に必要な道具をそろえることがポイントです。ここでは、網戸を自分で張り替える際に準備しておきたい基本アイテムを紹介します。

■網戸張り替えネット
網戸ネットはメッシュの細かさや色によって機能性が異なります。一般的には20〜30メッシュのものが主流です。虫の侵入を防ぎたいなら、数字が大きく目の細かいタイプを選ぶと効果的です。視界の良さを重視する場合は黒色、外からの視線を遮りたいときは銀黒のコンビタイプがおすすめです。

■網押さえゴム
このゴムは、網をサッシにしっかり固定するための重要なパーツです。現在使っているゴムと同じ太さのものを選びましょう。確実に合ったサイズを選ぶには、古いゴムを少し切って測定するか、現物をそのまま店舗に持参して比較するのが安心です。

■網押さえローラー
ゴムをサッシの溝に押し込むための必須工具です。指で押し込むのは難しく、ローラーを使えば作業効率が格段に上がります。力を入れすぎないように注意して使いましょう。

■網戸専用カッター
余分なネットやはみ出たゴムをきれいにカットするための専用工具です。普通のカッターでも代用できますが、専用品の方が切れ味や仕上がりの美しさに優れています。

■網戸クリップ
張り替え作業中にネットを仮固定するためのアイテムです。目玉クリップなどでも代用は可能ですが、専用クリップの方が滑りにくく、ピンと張った状態を保ちやすいため便利です。

2.自分で網戸を張り替える手順①古いネットを外す

外した後はゴム溝をキレイにしよう

古い網押さえゴムを外している様子

網戸の張り替え作業は、古いネットとゴムを取り外すところからスタートします。仕上がりをきれいにするためにも、手順ごとのポイントを押さえて丁寧に進めることが大切です。

① 網押さえゴムを取り外す
網戸のネットは、「網押さえゴム」でサッシ枠に固定されています。まずはゴムの端を見つけ、マイナスドライバーやピンセットなどを使って少し持ち上げ、浮かせた部分を手でゆっくり引き抜きます。手が汚れる場合があるため、軍手を用意しておくと作業がスムーズです。
なお、取り外したゴムは再利用せず、新品に交換するのが基本です。古いゴムは経年劣化により弾力が失われ、固定力が弱くなっていることが多いためです。

② 古いネットを取り外す
網押さえゴムをすべて外したら、ネットも簡単に取り外せます。ゴムでしっかり固定されていた部分が解放されるため、ネットは無理に引っ張らずともスルリと外れることが多いです。
張り替え後にサイズ感を確認したい場合は、古いネットを一部残しておくと新しいネットのカットがスムーズです。

③ ゴム溝の掃除を忘れずに
ネットとゴムを外したあとの「ゴム溝」(サッシの溝部分)は、長年の汚れやホコリが溜まっていることがあります。ここを掃除せずに新しいゴムをはめ込もうとすると、うまく固定できなかったり、仕上がりがたるんでしまったりする原因になります。
歯ブラシやつまようじを使って、細かい汚れまで丁寧に除去しておきましょう。ちょっとしたひと手間で、仕上がりの美しさが大きく変わります。

3.自分で網戸を張り替える手順②張り替えネットを固定し網押さえゴムを押し込む

張り替えネットを小さく切り過ぎてしまわないように注意

網押さえゴムを押し込んでいる様子

古いネットと押さえゴムを取り外し、ゴム溝をきれいに掃除したら、いよいよ新しいネットの取り付け作業に入ります。丁寧に進めることで、仕上がりが美しくなります。

① 新しいネットを広げて仮固定
まずは、新しく用意した網戸用ネットをサッシの上に広げます。ネットはサッシの枠より一回り大きめにカットしておくのがポイントです。というのも、作業中にネットを引っ張る場面があるため、ギリギリのサイズでは足りなくなる恐れがあります。

ネットを広げたら、網戸クリップや洗濯ばさみを使って四辺を仮止めします。この仮止めを丁寧に行っておくことで、ズレを防ぎ、作業の難易度を大きく下げることができます。

② 網押さえゴムでネットを固定する
網押さえゴムの端をサッシの角に合わせてセットし、網押さえローラーでゴムを溝に押し込んでいきます。ネットがたるまないよう、反対の手でネットを軽く引きながら作業すると、きれいに仕上がります。ただし、強く引きすぎるとネットが破れる可能性があるため、力加減には注意しましょう。

作業は短辺から始めるのがコツです。右利きの方は時計回り、左利きの方は反時計回りに進めると、ローラーの操作がしやすくなります。角の部分はしっかりとゴムを押し込んで、浮きやたるみが出ないようにしましょう。

■ よくある失敗と対策
張り替え作業で多い失敗例の一つが、ネットを小さく切りすぎてしまうことです。ネットを枠ピッタリにカットしてしまうと、仮固定時のズレでサイズが足りなくなり、作業をやり直すことになりかねません。

また、ゴムを押し込む際に力を入れすぎると、ネットをローラーで傷つけてしまうこともあります。無理な力をかけず、ネットの状態を確認しながら慎重に進めることが大切です。

4.自分で網戸を張り替える手順③網戸張り替えネットを調整して仕上げ

張り替えネットを強く引っ張ったり網押さえゴムを切り過ぎたりしないよう注意

網戸をカットしている様子

網押さえゴムをしっかりと溝に押し込んでネットを固定したら、仕上げの工程に入ります。この段階での丁寧な処理が、仕上がりの美しさと耐久性を左右する大切なポイントになります。

① 余分な網押さえゴムをカットする
ゴムを一周押し込んだら、最後に余ったゴムの端をカットします。カットする際は、ゴムが浮かないように端までしっかり押し込んだ状態で切るのがコツです。もしゴムの端が浮いてしまった場合は、網押さえローラーで再度溝にしっかり押し込んでください。押し込みが甘いと、使用中にネットが外れる原因になります。

② 網戸ネットのたるみをチェック
ゴムで固定したあとは、ネット全体にたるみやシワがないかを確認しましょう。たるみがある場合は、その部分のゴムを一度外し、ネットを軽く引っ張りながら再度押し込むことで調整が可能です。ただし、ネットを強く引っ張りすぎると破れる可能性があるため、優しく丁寧に行うことが重要です。

③ 余ったネットをカットして完成
最後に、枠からはみ出たネットをカットして仕上げます。網押さえゴムの際に沿って、カッターでなぞるように切るときれいなラインが出ます。自信がない方は、少し余裕を残して切っても問題ありません。無理に際を攻めすぎると、カッターでネットを傷つけたり、ゴムを切ってしまうリスクがあるため慎重に作業してください。

5.自分で網戸の張り替えるのが難しい場合は専門業者に依頼しよう

できるだけ安く済ませたい場合は複数業者に見積もりを依頼しましょう

網戸貼り替え業者の写真

自分で網戸を張り替えれば、コストを抑えつつ自宅で手軽にメンテナンスできます。しかし、仕上がりに自信がない方や複数枚を一度に張り替えたい場合は、専門業者への依頼も選択肢に入れておきましょう。

■ 専門業者に依頼するメリット
DIYでは、どうしてもネットのたるみやシワが出やすく、きれいに張るにはある程度の慣れが必要です。一方で、専門業者は短時間で美しく仕上げる技術を持っているうえ、サッシのゆがみやフレームの破損といった、自分では気づきにくい不具合もチェックしてくれるのが魅力です。必要があれば補修の提案もしてくれるため、トータルでのメンテナンスを期待できます。

■ 張り替え費用の目安
網戸1枚あたりの張り替え費用は、以下が目安です。

・DIYの場合:約1,000円/枚(ネットやゴムなどの材料費)
・業者依頼:約3,000〜4,000円/枚(工賃+材料費込み)

また、DIYでは1枚あたり30分以上かかることもあるのに対し、専門業者なら1枚10分程度で張り替え可能です。費用だけでなく、作業時間や仕上がりの美しさも含めて比較検討するとよいでしょう。

■ 業者選びで失敗しないために相見積もりを
網戸の張り替えを業者に依頼する際は、最低でも2〜3社から見積もりを取るのが鉄則です。そうすることで、料金やサービス内容を客観的に比較できます。

見積もり内容を見るときには、価格が極端に安すぎないか、高すぎないかをチェックしてください。安価すぎる場合、ネットの品質や施工の丁寧さに問題があるケースも。一方で、相場を大きく超える料金を提示される場合も理由を確認しましょう。

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