パソコンの台風対策は必須!具体的な対策やおすすめアイテムについて
公開日:2023.2.14 更新日:2024.4.16![パソコンの台風対策は必須!具体的な対策やおすすめアイテムについて](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/9aLEIe2MQAx0AR8iGmUGFzvlSst7gp73FKL4LIJm.webp?v=1738721557)
台風が来るというと、自宅の屋根や窓ガラスなどの対策を考える方がほとんどかと思います。
しかし、パソコンにも台風対策は必須なのをご存じでしょうか。対策を何もしておかないと故障してしまうこともあります。
今回は台風が来る前にやるべきパソコンの対策について解説します。
台風が来るというと、自宅の屋根や窓ガラスなどの対策を考える方がほとんどかと思います。
しかし、パソコンにも台風対策は必須なのをご存じでしょうか。対策を何もしておかないと故障してしまうこともあります。
今回は台風が来る前にやるべきパソコンの対策について解説します。
常に屋内に置いてあるものなので、パソコンには台風対策は必要ないのではと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はパソコンは台風による影響を受けやすく、停電などで使えなくなってしまうことがあります。
台風による影響としては次の通り。
・データが消失する
パソコンの台風のトラブルで気を付けておかなければならないのが、データの消失。
この最中に台風による停電が発生すると、メモリにあるデータは保管されずに消えてしまいます。
・インターネットにつながらなくなる
台風に伴う停電でモデムやルーターといったインターネット接続にかかわる機器も使えなくなります。
復旧すれば自動が起動しますが、通信状態がしばらくの間不安定になっています。
・OS が利用できなくなる
使用していたハードディスクが停電によって損傷を受けると、ファイルまで使えなくなってしまいます。
もしそのファイルがWindowsのOSにおいてなくてはならない場合、Windowsそのものが使えなくなる可能性があります。
・ハードディスクが損傷を受ける
もし停電が起こった時にデータの読み取りや書き込みを行っていると、ハードディスクにある磁気ディスクが損傷することがあります。
損傷を受けてしまったハードディスクは使えなくなります。
台風の進度はある程度予測可能であり、お住まいの地域に接近しそうなときはちょっとした対策で済んでしまいます。
今すぐにでもできるパソコンの台風対策は次の通り。
・こまめにデータを保存する
台風によって停電が発生してしまうとパソコンのデータ消失してしまうので、作業中はこまめにデータを保存するようにしましょう。
・データをバックアップしておく
パソコン作業で使用していた大切なデータはこまめにバックアップをとることをおすすめします。
仕事で使用していたデータについてはUSBメモリやDVDといった媒体はもちろん、Google DriveやOneDriveをはじめとしたクラウドサービスを利用してデータを保存しておくのもおすすめです。
・パソコンの電源を切っておく
お住まいの地域まで台風が接近してきた場合は、パソコンの電源を切っておくことも大切です。
事前に電源を切ることで、作業していたデータがなくなってしまったり、周辺機器が故障してしまったりといった事態を防止することができます。
・停電時は電源ケーブルを抜いておく
停電から復旧した直後ですとパソコンが電源ケーブルにつながっていると、強い電気が流れてきて損傷を受けることがあります。
また、モデムやルーターといった機器も電流による影響を受けやすいため、同様にケーブルを抜いておきます。
パソコンは台風に伴う停電に弱いものの、市販されているアイテムを活用することでデータ消失をはじめとしたトラブルを防止できます。
パソコンの台風対策におすすめのアイテムが「UPS(無停電電源装置)」。
これは停電や落雷などで電力の供給されなくなった際に、自動的にパソコンへ電力を供給してくれる役割を果たします。
これさえあれば、万が一停電が起きてもしばらくはパソコンを使用できます。また、ルーターや外付けHDDといった周辺機器にも接続することが可能です。
UPSには主に3種類あります。
一つは常時商用給電方式。
これは通常時は商用電源から電力をそのままパソコンに送り、停電が発生した時にバッテリーから電力供給するタイプです。
他のタイプと比べてみて安く購入できるというメリットがあるものの、停電が発生してバッテリー電源へ電力供給を行う際に瞬断が起きることがあります。
常時インバータ給電方式は、内蔵されている常時インバータ(直流を交流に変換する装置)によって電力を供給するタイプ。
他のタイプによりも価格が高いというデメリットがありますが、瞬断が発生しないのが大きなメリットです。
ラインインタラクティブ方式は常時商用給電方式と同じ給電方法を用いますが、電圧を変動させるトランス(変圧器)が内蔵されているので、安定した電圧を維持できます。
台風に見舞われて故障したパソコンに火災保険を適用させたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
火災保険ではパソコンの修理や買い替えに伴う費用を火災保険でまかなえる可能性があります。
ただし、台風による影響があったとしても火災保険が利用できないことがあります。
どのような条件で火災保険が適用できないかはきちんと把握しておきましょう。
火災保険を利用できないケースは次の通り。
・経年劣化
パソコンの故障の原因が経年劣化によるものと認められた場合は、補償が受けられなくなります。
こうなると修理にかかる費用はすべて自己負担となってしまいます。
・自宅の所有者に過失があった
住宅に住んでいる人に何かしら不注意があったことが分かった場合は、火災保険が利用できなくなることがあります。
事前に台風対策をしておくべきだったのに、していなかった。所有者による過失でダメージを受けた、などの要因があると補償されません。
・プログラムやデータには適用されない
多くの保険会社が提供している火災保険ですと、パソコンに入っているプログラムやデータの消失に対しては補償が行われません。
そのため、こうした重要なデータは台風が来る前にしっかりバックアップをとりましょう。
台風に伴う停電でパソコンが故障した場合、修理費用はいくらくらいかかるのでしょうか。
ここではパソコンの各パーツやトラブルのご紹介します。
・マザーボード:50,000~55,000円
・電源ユニット:20,000~25,000円
・CPU:45,000~50,000円
・ハードディスク(HDD):25,000~30,000円
・メモリ:20,000~22,000円
・インターネット接続のトラブル:15,000~17,000円
これ以外にもスタッフが自宅まで訪問する際の出張費用や環境・トラブルの診断費用、早朝や深夜での作業による割増料金などが別途加算されることがあります。
そんなパソコンの修理費用を少しでも安くする方法があります。
一つは見積もりをとっておくこと。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されています。
修理にかかる費用が高いほど適正価格を知っておくことが大切です。もし業者より提示された費用に納得できない場合は、その場でお断りすることも可能です。
少なくとも3社以上から見積もりをとっておけば、お住まいの地域で一番安い業者を見つけられます。
もう一つは割引キャンペーンのある業者を探すこと。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や学割、2回目以降の修理に適用されるリピーター割など、さまざまな割引キャンペーンを実施しています。