パソコンに結露が発生する原因とは?故障を防ぐための対策方法を紹介
公開日:2025.1.30![パソコンに結露が発生する原因とは?故障を防ぐための対策方法を紹介](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/ZJ2ZKkVuqRqhbPDePrmN0grLHKOUof2zO2x0iXwJ.webp?v=1738721557)
冬はパソコンにとって故障が多くなる季節であることをご存知でしょうか。なかでもパソコンに結露が発生した場合は、故障やデータの消失につながる危険性があるので注意が必要です。
この記事では、パソコンに結露が発生する原因や、防ぐための対策方法を解説します。
冬はパソコンにとって故障が多くなる季節であることをご存知でしょうか。なかでもパソコンに結露が発生した場合は、故障やデータの消失につながる危険性があるので注意が必要です。
この記事では、パソコンに結露が発生する原因や、防ぐための対策方法を解説します。
気温が低くなる冬に注意しないといけないパソコンのトラブルの一つが「結露」です。
気温が低い季節になると、窓に水滴がつく現象を見たことがある方も多いと思いますが、実はそれがパソコンにも発生するのです。
それがパソコン内部でも起こると、電源を入れた際に、ショートが原因で故障する恐れがあります。
特に注意が必要なのは、窓際にパソコンを置いたり、室内外にパソコンを持ち運んだりするケースです。
結露は、室内と外気の温度差が大きく、さらに室内の湿度が高いと発生しやすくなります。そのため、パソコンを寒い場所から暖かい場所に移動したり、発熱したパソコンを気温の低い窓際に置いたりすると急激な温度差でパソコンに結露が発生します。
結露は水分なので、ハードディスクの故障やパソコンが立ち上がらなくなるなどのトラブルに発展する恐れがあるでしょう。
そのため、冬場にパソコンを起動する際は、結露を防ぐための対策が必要になります。
前述の通り、結露は湿度と気温差が大きく関係しています。つまり、結露を防ぐためには「湿度を抑える」ことと「気温差を小さくする」ことの2点が重要になります。
例えば、料理中やお風呂上り、洗濯物を室内で干している場合などは湿度が上昇しやすいので、換気扇を回したり、窓を開けて換気をしたりすることで部屋の湿度の上昇を抑えられます。
他にもエアコンの除湿機能を活用したり、除湿機を設置したりすることも効果的です。
また、暖房器具のエアコンや電気式ヒーターは、灯油式やガス式のものより湿度が上がりづらいため、活用しましょう。
部屋の湿度だけでなく、パソコン本体の湿度を抑える方法も効果的です。例えば、除湿剤をパソコン周辺に置くことで、パソコン内部の湿気を低減させる効果が期待できます。
また、除湿シートをパソコンの下に敷くことも有効でしょう。
次に、気温差を小さくする方法を紹介します。気温差を抑えるためには、パソコン作業をする場所や、パソコンを持ち運ぶ際の取扱いに気を付ける必要があります。
冬場は窓際などの寒い場所で作業するだけでも、パソコンの熱と外気温の差が大きければ、結露が発生する可能性があるので、気温の低い部屋で長時間作業するの控えた方が良いでしょう。
また、冷えた状態のパソコンを暖かい室内に持ち込むと、急激な気温差により結露が発生する恐れもあります。
このような気温差による結露を防ぐためにも、パソコンを使い終わったあとや、持ち運ぶ時などは、電源を切っておくことで、故障の原因となる結露を発生を阻止することが可能です。
また、パソコンはスリープ時も熱を持っているため、スリープではなく、シャットダウンしておきましょう。
パソコンが結露していることに気づいたら、まず電源をオフにし、可能であればコンセントを抜き、ノートパソコンならバッテリーも取り外します。これにより、ショートや異常な動作を防げます。
その後、柔らかい布やペーパータオルで丁寧に水分を拭き取りましょう。キーボードやUSBポート、通気口など、水が入りやすい場所に注意しながら行うのがポイントです。
拭き取りが終わったら、通気性の良い場所で数時間、自然乾燥させます。乾燥が不十分な状態で電源を入れると故障の原因になるため、完全に乾いているのを確認してから使用を再開してください。
パソコンの修理技術を測る1つの目安として、パソコン整備士の資格を持っているかどうかが挙げられます。パソコンは精密機器のため、修理してもらう側はしっかりとした業者にお願いしたいですよね。
修理業者を選ぶ際は、公式サイトなどでパソコン整備士の資格を持つスタッフが在籍しているか確認しましょう。専門的な知識を持ったスタッフに依頼することで、安心して修理を任せられます。
また、業者の公式サイトなどで修理実績を確認し、特に結露や水濡れによる修理経験が豊富な業者を選ぶと安心です。
修理実績がない店舗での修理はおすすめしません。開店したばかりの店舗は実績を増やすため安価に修理を受ける業者がいますが、修理のトラブルがあったりスムーズな対応ができなかったりする場合もあるので、特別な理由がない限り、修理実績のある業者にお願いしましょう。
パソコンが結露で故障してしまった場合、すぐに修理ができる業者に依頼するのがおすすめです。結露による故障は放置すると内部の腐食が進み、修理が難しくなる可能性があるからです。
パソコン内部に、個人情報・口座情報・パスワードなどの大切なデータが入っている場合、セキュリティの管理が甘い業者に依頼してしまうと、大切なデータを外部に漏らしてしまう可能性があります。場合によっては、個人情報が不正に利用される危険性がありますので、セキュリティ管理を徹底していたり、プライバシーマークを取得していたりする業者に修理依頼しましょう。