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引っ越し先のネット回線はどうする?必要な手続きや期限について解説

公開日:2023.4.3 更新日:2024.4.18
引っ越し先のネット回線はどうする?必要な手続きや期限について解説

引っ越しの際の面倒な手続きの一つが、「引っ越し先のネット回線をどうするのか」問題です。
新居でインターネットを使うためには、現在契約しているところと引き続き契約するか、または別のところと新規契約するかを選ぶことになります。

今回は引っ越し先で必要になるインターネット回線手続きの方法や、手続きの期限などについて解説していきます。

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1.引っ越しの前にまず確認!インターネット回線・プロバイダ契約について

まずは現住所での契約内容を確認しよう

パソコンとタブレット端末、スマホの写真

引っ越し先でもインターネットを使うには、現在契約しているところと引き続き契約するか、または新しいところと契約してインターネットを利用するかのどちらかを選択することになります。

どちらを選ぶにせよ、インターネットの解約や引っ越し手続きを行うには、まずは自分がどこの会社と契約しているかを確認しなくてはなりません。

一般的にインターネットを利用している方は、「回線事業者」と「プロバイダ」の2社と契約をしています。

■回線事業者とは
光回線やADSL回線、モバイル回線、ケーブルテレビ回線といったインターネットに接続するための回線を提供する事業者です。
回線事業者のサービス例としては、 NTT東日本・西日本の「フレッツ光」や、J:COMの「J:COM NET」、ソフトバンクの「SoftBank Air 」などが挙げられます。

■プロバイダとは
インターネット回線をインターネットにつなげる接続事業者のことです。
回線業者がインターネットを使う手段を確立させるのに対して、プロバイダはインターネットを使う手続きやサービスの提供を行います。
OCNやBIGLOBE、So-net、Yahoo!BB、GMO、NTTぷらら等がプロバイダの例です。

この2社と契約をすることで初めてインターネットが使用できるようになるのですが、契約に関しては「回線事業者」と「プロバイダ」の個々で契約するパターンと、セットで契約するパターンがあります。

セットの場合ですと、インターネットの引っ越し手続き及び解約手続きはプロバイダが一括で行ってくれることがほとんどです。
ただし、個々での契約の場合は、「回線事業者」と「プロバイダ」の2社への手続きが必要になります。

そのため、引っ越しを行う際はまずは、自分がどこの会社にどのようなプランで契約をしているのかを確認しましょう。

契約内容に関しては、契約書を確認することで、どのインターネット回線・プロバイダを利用しているのかすぐに調べることができます。
もしも契約書を紛失してしまった場合は、インターネット回線の利用料金を支払っている明細を確認することで請求元である契約先の回線事業者やプロバイダを特定できます。
また、プロバイダについてはIPアドレスからも確認が可能です。


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2.引っ越し先でネット回線を「継続」するか、「新規契約」するか

それぞれのメリット・デメリット

回線契約のメリット、デメリットのイメージ写真

引っ越し時は、これまでのインターネット回線の契約を見直す絶好のチャンスですが、「継続」するのがいいのか、「新規契約」した方がいいのか迷われる方も多いはず。

ここではそれぞれのメリット・デメリットや注意点などを簡単にご紹介します。

引っ越し先でインターネット回線を継続利用する場合
▼メリット
・引っ越し先でも今までと同じサービス内容・料金で利用ができるので安心
・解約・新規契約の手間がかからない
・解約料が発生しない

▼デメリット
・回線工事を伴う場合、工事費・手数料はかかるけれど、新規契約キャンペーンなどの割引は適応されない

継続利用の最大のメリットは、新規契約と比べて、手続きが比較的シンプルな点です。
引っ越し時にはインターネット回線以外にも多くの手続きにより大忙しとなるので、とにかく少しでも負担を減らしたい場合は、継続利用がおすすめです。

引っ越し先でインターネット回線を新規契約する場合
▼メリット
・キャッシュバック特典や月額料金の割引、オプションサービス無料などの新規契約者限定のキャンペーンが適用される
・インターネット回線の見直しができる

▼デメリット
・従来の解約手続きと新規契約手続きが発生する
・乗り換える場合、違約金が発生することがある
・従来の契約を解約し忘れると、二重で月額費用が発生してしまう恐れがある

新規契約の最大のメリットは、今使っているインターネット回線・プロバイダのサービスを見直せること。
もし、現状の回線速度や利用料金などに不満がある場合、時間をかけてでも新規契約先を探した方がいいかもしれません。

こういったメリット・デメリットを考慮したうえで、引っ越し先でのインターネット回線を「継続」するか、「新規契約」するかを決めましょう。

3.引っ越し後も現在のネット回線を継続して利用する場合にやること

インターネットの引っ越し手続きについて

パソコンを操作している女性の写真

引っ越し後も現在のネット回線を継続して利用することを決めたら、まずは「回線事業者」と「プロバイダ」それぞれに新居での継続が可能かを確認します。

引っ越し先のエリアや建物の状況によっては「使いたくても使えない」ということもあります。
また、光回線ですと新居での継続利用にあたって工事が必要になるケースも多いです。集合住宅の場合オーナーの了承が必要になる場合があるので、そういった点もあらかじめ確認する必要があります。

継続利用が可能だとわかったらネット回線の引っ越し手続きを進めましょう。

プロバイダや回線事業者に引っ越し先でインターネット回線を使用することを連絡します。
その時に引っ越し先の住所、現在利用中の電話番号、契約者名などを伝えます。

一戸建ての物件かマンション・アパートか、引っ越し先で使いたいプランなども知らせて、現在住んでいる場所での最終利用日と引っ越し先での開通工事日を決めます。

通常ですと、希望の開通工事日の1か月前の申し込めば、引っ越し先でもスムーズにネット回線が使用できるでしょう。
ただ、引っ越しの繁忙期の3月~4月や9月~10月の場合、予約が立て込んでしまうことも想定されます。
そのため、引っ越しが決定したらなるべく早く手続きを行うことをおすすめします。

4.引っ越し先で新しいネット回線に契約する場合にやること

インターネットの解約・新規契約手続きについて

パソコンを操作しながら電話している女性の写真

引っ越し後もネット回線を新規契約することを決めたら、現住所で契約しているインターネット回線とプロバイダの解約手続きと、乗り換え先の新規契約の手続きを平行して行う必要があります。

■解約手続き
解約の際には、従来の回線業者とプロバイダに解約の申し出を行います。
解約日に関しては退去日に設定しておくと、乗り換えがスムーズに行えます。
この際に、ルーター等の貸し出し通信機器の返却についてや、設備の撤去工事についてなどの説明がありますので、しっかりと聞いておきましょう。

なお、契約内容にもよりますが、一般的に契約更新月外での解約ですと違約金を請求される場合があるので、そちらも注意してください。

また、「回線事業者」と「プロバイダ」の個々で契約を結んでいる場合、それぞれで解約手続きを行う必要が出てくるため、そちらもあらかじめ確認しておきましょう。

解約の申請期限については、契約先の会社によって期日が異なります。ほとんどの場合ですと、1か月前に解約の意向を伝えておけば問題はないケースが多いです。
こちらの期日に関しても、契約を読んであらかじめ確認しておきましょう。

■新規契約手続き
引っ越し先で新しいインターネット回線およびプロバイダと契約するには、以下の手続きを行います。

まず、自分が選んだ新しい回線業者とプロバイダに申し込みの連絡を行います。
申し込み窓口は電話やインターネットの他にも、店頭でも対応してくれるところがあります。
すぐに手続きを済ませたい場合は電話やインターネットで、相談しながら手続きを進めたい時は店頭で行うのがおすすめです。

回線業者で申し込みをする際には、回線が対応しているエリアの確認や利用を希望するサービスとプロバイダの選択、必要事項の入力といった流れで進めていきます。

なお申し込みが終了した後は、インターネット回線の開通工事の日時に関する連絡があり、設定に必要な書類などが後日送られてきます。

プロバイダへの申し込みについては、回線業者と契約を結んだ後に行います。
申し込みを行う際は、インターネット回線業者の名称や希望するサービス名、個人情報などを伝えます。

引っ越し先でのネット回線を新規契約するには手続きが多く、書類の不備等でなかなかスムーズに進行しないことがあります。
引っ越し後すぐに問題なくネット回線を使用したいのであれば、余裕をもって2か月ほど前から申し込んでおくことをおすすめします。

5.引っ越し先でインターネット回線を使用する際の注意点

主な注意点

ポイントのイメージ写真

引っ越し先でインターネット回線を開設するにあたっては、いくつか注意すべきことがあります。
主な注意点は以下の通りです。

・インターネットが使えない期間が生じる可能性がある
引っ越しの前後で、インターネットを利用できない期間が生じてしまう可能性があります。
なぜなら回線工事が遅れてしまうと、完了するまではインターネットが使えなくなるからです。

同じ業者で新しく回線を契約する場合でも、継続利用の申し込みは余裕を持って行うことが望ましいです。

もしインターネットが使えない期間が発生した場合は、代替措置としてモバイルルーターを利用する方法があります。
モバイルルーターをレンタルすれば、短期間だけ利用することもできます。

また、スマートフォンのテザリング機能も有効です。
ただし、テザリングの使用には注意が必要です。具体的には、使用頻度によってはデータ容量を超えてしまい、YouTubeなどの動画視聴がしにくくなる場合などがあります。

・回線工事で立会いが必要な場合がある
インターネット回線の工事では、最終段階で立会いが必要な場合もあります。

・違約金が発生する場合がある
一部の回線業者・プロバイダでは契約期間があり、更新月以外に解約する場合には違約金が発生するケースがあります。

6.引っ越し先のネット回がつながらないときは

引っ越し先のインターネット接続は専門業者にお任せしよう!

ルーターの写真

引っ越し先でインターネット回線が無事開通されたら、次にインターネットの接続設定を行う必要があります。

インターネット回線は開通工事を行うだけでは、使用できません。光回線であれば「ONU」、ADSL回線やケーブルTVであれば「モデム」、Wi-Fiの「ルーター」といった通信機器の設定が必要になります。

こういった作業は、普段パソコンを使い慣れている方であっても厄介に感じるもの。

そんな時はプロのパソコン設定業者にサポートを依頼してみてはいかがでしょうか?
面倒な設定などをすべてお任せできるので、依頼することで引っ越し先での新生活がより快適になるやもしれません。

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