自宅のシロアリ調査は必要！具体的な調査方法や費用を解説

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1.シロアリ調査の必要性

シロアリ調査は大事！

シロアリ調査の重要性について疑問を持っている人は少なくありません。「うちの家は築浅だからシロアリ調査をしなくても大丈夫」と思われている方もいらっしゃいます。

ですが、どんな新しい住宅であったとしてもシロアリ被害の調査は必ずやっておくことが大切。
どのような条件の家だとしても、気づかない間にシロアリに侵入されているかもしれません。

・コンクリートの物件でも狙われる
シロアリは木材を食べていることから、コンクリート住宅なら安心と思われている方も多いと思います。
シロアリ被害によるダメージを受けているのは木造の物件が中心ですが、コンクリートの物件でも狙われることがあります。
シロアリはわずかな隙間を見つけると、どんなところからも入っていきます。実際にコンクリート部分がシロアリにかじられたという被害が報告されています。

・シロアリ調査は年一回実施するのがおすすめ
シロアリ調査は最低でも年一回は実施されることをおすすめします。年間を通して一度でもシロアリの被害状況をチェックしておけば、被害が出ていないうちに対処することができます。
調査を実施するのは時間やお金の面で面倒ではありますが、早めに手を打っておけばその分費用を安く済ませることができます。

2.シロアリ調査は自分でできる？

シロアリ調査を自分で行うのはおすすめしない

シロアリ調査は駆除作業ではないから自分でもできるのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに被害実態を把握するだけなので、シロアリを駆除するよりは難易度が低そうに思われます。また業者に頼むよりも費用面でのメリットが感じられるでしょう。
ただし、シロアリ調査を自分で行うことは以下の理由からおすすめできません。

・専門知識が必要
シロアリ調査を行うにあたってはシロアリに関する専門知識を持っていないといけません。何の知識もない素人が実施すると、重要な被害箇所を見落としてしまいます。

・怪我のリスクがある
シロアリの被害実態を調査する際には床下のような暗い場所に侵入しないといけません。床下には釘が突き出ていたり、石ころが転がっていたりと思わぬ落とし穴があります。
作業しているうちにそうしたものにぶつかり、怪我をしてしまう可能性があります。

・健康被害を受ける
特に床下にて作業する際に忘れてはいけないのが健康による被害。シロアリは病原菌を運んでいるので、作業の途中で病原菌が付着してしまうことがあります。

また、床下にはネズミなどの野生動物の糞があることもあり、そうしたものに触れることで感染症にかかる危険性があります。
この他、空気を吸い込むことによっても感染します。

3.シロアリ調査の方法

調査手順について解説します

このように自分でシロアリ被害の調査を実施するのは大変危険ですので、できるだけ専門業者に頼むことをおすすめします。業者では必要な手順に従って被害の実態を詳しく調べてくれますよ。

ここでは業者に依頼してから作業してもらうまでの流れについてご紹介します。

①調査の日程を決める
業者に来てもらう日を決めておきましょう。シロアリ調査には最低でも半日ほどかかるので、それを考慮した上で日程を調整しておきます。
シロアリ被害の確認は大掛かりになるので、自宅を業者がいつ来てもいいような状態にしておきましょう。

②業者が訪問する
こちらが指定した日に担当スタッフがご自宅まで伺います。この時被害の実態についてスタッフから聞かれます。
自宅の外で蟻道のようなものを見つけた、家の中で時々空洞音が聞こえてくるなど、ご自身の分かる範囲で答えておきましょう。

③間取りを作成する
自宅の隅々を調査するので間取り図があれば用意しておきましょう。もしなければ、担当スタッフが聞いた話をもとに作成します。

④調査を行う
ヒアリングした内容をもとにご自宅のシロアリ被害を調査します。なお作業時にはシートを張っておいて周囲が汚れないようにします。

⑤調査結果が提示される
シロアリの被害実態が報告されます。この時、シロアリ駆除が必要であれば見積もりを出してもらえます。

4.シロアリ調査の費用

シロアリ調査に費用はどのくらいかかる？

そんなシロアリ調査ですが、人によっては費用を気にされているかもしれません。

ほとんどの場合ですと、シロアリ点検は業者にとっては駆除作業を実施するにあたっての事前作業に過ぎないので、調査自体にかかる費用は無料となっています。

ただし、自宅の状況次第では費用がかかることも。
被害の実態をきちんと把握するためにも穴あけ工事などが必要となる場合があり、その場合は工事費がかかります。
そういった場合のシロアリ調査に必要な工事の費用相場は約5,000～8,000円になります。

さらにシロアリの被害による耐震診断をしてもらう場合にもそれの費用もかかります。
工事をしてもらうのであればおよそ150,000～400,000円ほどかかります。

また、業者に依頼される際には、ご自宅まで来てもらうための出張費用も発生します。これはお住まいのエリアにある業者がご自宅から遠いほど高くなっていきます。

この他シロアリ被害の調査を終えてから駆除作業を行うとなると、作業費用が別途加算されます。
ただし、作業自体は断ることも可能。調査してもらった業者が気に入らなければ別のところに頼んでも構いません。

シロアリ調査自体にはほとんどお金はかかりません。シロアリの被害を早期に発見できるように、気になったら早速依頼しておきましょう。

5.シロアリ調査業者の選び方

業者選びのポイントをご紹介します！

シロアリの被害を詳細に調べてくれる専門業者はとても頼もしい存在。しかし、そんな業者にも優良業者と呼ばれるところとそうでないところがあります。
ここでは優良業者を見極めるポイントをご紹介します。

・業者の評判を確認しておく
優良業者と言われているところのほとんどは依頼された方から高い評価を受けています。業者のホームページはもちろん、最近では数多くの口コミサイトにも顧客の声が掲載されていますので、目を通しておきましょう。

・日本しろあり対策協会に所属している
全国のシロアリ駆除業者が加盟している団体として、公益社団法人日本しろあり対策協会があります。こちらでは「しろあり防除施工士」という資格を付与していて、これがあることはシロアリ駆除の知識と経験を兼ね備えている証拠となります。
ホームページにて掲載されている業者もありますが、確認できない場合は電話やメールで聞いてみるといいでしょう。

・内容をしっかり説明してくれる
具体的な調査内容や調査を行う手順など、きちんと説明してくれる業者は優良業者であることがほとんどです。
シロアリ調査に関して気になることがあれば、何でも聞いておきましょう。

・アフター保証がある
もう一つ忘れてはならないのがアフター保証。年1回の定期点検や作業の5年間の無料駆除などさまざまなサービスがあります。

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