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シロアリに家をやられたら家は壊れるのか?シロアリによるリスクや対策方法を解説

公開日:2024.4.24
シロアリに家をやられたら家は壊れるのか?シロアリによるリスクや対策方法を解説

シロアリに家をやられてしまったら、家は壊れるのでしょうか?シロアリの被害はよく聞きますが、どれくらいひどいのか知らない人も少なくないでしょう。

この記事では、シロアリに家をやられたら家は壊れるのかどうかや、家に出たシロアリの対策方法などについて解説します。

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1.シロアリに家をやられたらすぐに家が壊れるわけではない

建物の強度が下がるので倒壊の可能性が高まる

家の柱を食べてボロボロにするシロアリのイラスト

シロアリに家をやられたからといって、すぐに壊れるわけではありません。ただし、倒壊するリスクは確実に高まるため、注意が必要です。

なぜなら、シロアリが家の構造において重要な柱を食べてしまうと、その柱はもろくなってしまい、建物自体の強度も下がります。建物の強度が下がると、地震や台風といった災害が発生した際に倒壊する確率が高まります。
つまり、シロアリの食害を受けると、災害に対する家の強度が下がるわけです。

実際に、大地震が起こった際に、シロアリの食害が進行していた家は他の家と比べて倒壊している割合が高くなっています。日本ではどこで地震が起こるかがわかりませんし、暴風雨によって倒壊する可能性も出てきます。

そのためシロアリに家をやられたら、すぐに駆除と家の補修をしてもらってください。

2.シロアリに家をやられて壊される前にやっておきたいセルフチェック

3つのセルフチェック

床下にできた蟻道の写真

シロアリの被害を最小限にするためには早期発見・早期対応が非常に重要です。早めに対処することで、家の倒壊リスクも下げられます。
ここでは、シロアリが家の中にいるかどうかの確認方法を紹介するので、チェックしてみてください。

1.羽アリがいるかどうか確認する
シロアリには羽アリと呼ばれる階級が存在しており、一定の時期になると新しい巣を作るために地中から出てきて、数百匹の群れとなって飛び立ちます。
そのため、家の中で大量の羽アリの存在を確認したら、自宅がシロアリ被害に遭っている可能性が高いです。

ちなみに、羽アリが飛ぶ時期は、シロアリの種類によって異なるため、確認しておいてください。
・ヤマトシロアリ:4月~5月
・イエシロアリ:6~7月
・アメリカカンザイシロアリ:地域によって差はありますが、が6~9月(※2月にも群飛記録あり)

ヤマトシロアリは雨上がりの午前中に群飛が見られやすく、イエシロアリは夕方に群飛が見られます。
ちなみにヤマトシロアリの羽アリは全体的に黒く、イエシロアリの羽アリは全体が黄褐色で電灯に集まる習性があります。

そのほか、ヤマトシロアリは北海道~沖縄まで生息しており、イエシロアリは北海道や東北、北陸といった寒冷地には生息しておらず、関東以西のような温暖な地域に生息しています。

家の中で発見した羽アリがシロアリかクロアリかの見分け方についてはこちらの記事を参考にしてください。
関連記事:羽アリ(ハアリ)の見分け方とは?繁殖の原因や自分でできる退治方法などをご紹介

2.床下や家のまわりに細長い土の塊が付いていないか確認
シロアリは光や風が苦手なため、地上では蟻道(ぎどう)と呼ばれるトンネルを土で作ってその中を移動します。
家の周りや床下をチェックして、家の基礎部分や外壁、玄関などにそういった細長い土の塊が付いている場合、シロアリが住みついている可能性が非常に高いです。

3.家の中の木材の周辺に砂粒のような糞が落ちていないか確認する
アメリカカンザイシロアリは他のシロアリと違って、巣の外にフンを出す習性があります。
フンは1ミリほどの砂粒状で、よく見ると6本の筋が縦に入っています。このような形状のフンが窓際や床の端、廊下などの家の中の木材部分に見られる場合は、アメリカカンザイシロアリが自宅に住み着いている可能性があります。

いずれか一つでも当てはまる場合は、速やかにシロアリ退治の専門家に相談することをおすすめします。

3.築何年からシロアリに家をやられやすくなるのか

約5年で薬剤の効果は切れる

シロアリ予防施工をした新築住宅の写真

シロアリに家をやられやすくなる、つまりシロアリが出やすくなるのは築5年からです。
たとえ新築であり、シロアリ対策を施しているとしても、完全に安心するのは早計です。実際、新築の家でもシロアリが侵入する可能性があり、そういった油断はシロアリが侵入するチャンスを与えかねません。

■築5年からシロアリが出るのは、薬剤の効き目がなくなるから
通常、シロアリの予防に用いられる薬剤の有効期限は約5年間です。シロアリ予防を専門業者に依頼した場合に5年保証がついてくるケースがほとんどなのは、この薬剤の効果の切れ目が理由です。

一回でも薬剤を撒けば永久的にシロアリ予防ができると思われがちですが、実際には定期的な再散布が必要です。薬剤の効果には期限があるので、5年が経過したら新しくシロアリ予防の処理をしてもらってください。

また、使用する薬剤によっては5年以上シロアリ予防の効果がある場合もあるので、まずはご自宅で行ったシロアリ予防の処理の方法を確認してみることをおすすめします。

■木造住宅以外もシロアリに狙われる!
シロアリの被害は、木造住宅に限らず、鉄筋コンクリートや鉄骨造の建物にも及ぶことがあります。これは、こうした建物が木材や断熱材などを使用しているためです。

シロアリは主に木材を食害の対象としますが、雑食性のためコンクリートの中に隠れた木部や、ケーブル、さらには柔らかい金属や薄板なども被害に遭うことがあります。
このため、建物の種類に関わらず、シロアリ対策を考慮する必要があります。

4.シロアリに家をやられたら専門事業者に相談しよう

高い技術を持つ専門業者に依頼するのが安心

シロアリを駆除する専門事業者のイラスト

シロアリを駆除せずに放置すると、家の建材を食べて、家の耐久性を下げます。耐久性が下がると、地震はもちろん、台風などでも家が倒壊する恐れがあります。

ただし、自分で駆除しようとしても、地中といった普通は見えない場所に巣を作るため、専門事業者でないと駆除はできません。
シロアリ駆除の専門業者は高い技術力を持っているため、素人が行うよりも確実に駆除してくれます。

シロアリ駆除を依頼する際には、信頼できる専門事業者を選ぶことが重要です。適切な事業者を選ぶためには以下のポイントを考慮してください。

・長い歴史のある会社で豊富な実績があるかどうか
豊富なシロアリ駆除の経験を持つ事業者は、様々なシロアリトラブルに対応してきているので、その分の専門技術や知識を蓄積しています。
そのため、実績が豊富な事業者であれば、あらゆるパターンのシロアリ被害でも効果的な処置を行ってくれます。また、施工技術が高いため、シロアリの再発リスクも低減できます。

実績に自信がある事業者は、自社のウェブサイトにその情報を掲載していることがほとんどです。シロアリ駆除事業者を選ぶ際は、創業から長い期間運営しており、実績を積み重ねている事業者を選びましょう。

・作業の詳細や点検の過程を丁寧に説明してくれるかどうか
電話相談や床下点検時のスタッフの応対からその事業者の信頼性をある程度判断できます。
真剣に業務に取り組む事業者は、シロアリや住宅に関する広範な知識を持ち、説得力のある情報を提供してくれます。また、お客様ごとの家の特性を考慮したて適切な処理方法を提案できるはずです。

また、気になる点や不安な点があれば事業者に問い合わせることもおすすめです。事業者が質問に対して真摯に、そして詳細に回答する場合、より信頼性が高いと言えます。
回答が不明瞭であったり、知識が不足していると感じる場合は、その事業者への依頼は避けた方がよいでしょう。

・追加料金が発生しないことを明言しているかどうか
シロアリ駆除を依頼する際には、予期せぬ追加料金が後から加算されることで最終的な費用が高くなるリスクに注意が必要です。契約前には追加料金が発生しないことを事業者に確認することが大切です。

追加料金が発生し得る状況は多岐にわたるため、シロアリ駆除業者を選ぶ際は、提供される基本サービスが全て初期見積もりに含まれているか確認し、「追加料金なし」と明言している業者を選ぶことが推奨されます。

さらに、見積もりを受け取った後には、提案されたサービス内容やそれに伴う料金が適切かを慎重に検討し、不明点があれば事前に事業者に詳細な説明を求めることが望ましいです。これにより、実際の工事で予想外の追加料金が発生することを防ぐことができます。

・希望通りの保証が付いているかどうか
シロアリ駆除サービスには通常、保証が付帯していますが、その内容と期間は業者ごとに異なるので、詳しく確認することが重要です。
保証内容をしっかりと理解し、どのような状況で保証が適用されるのか、また保証期間内にどのようなサポートが受けられるかを確認することが、トラブルを避けるためにも重要です。

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