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自分でできる羽アリ駆除の5つの方法を紹介!やってはいけない駆除方法も解説

公開日:2025.5.14 更新日:2025.5.14
自分でできる羽アリ駆除の5つの方法を紹介!やってはいけない駆除方法も解説

見るだけで不快に感じる羽アリですが、ただ気持ちが悪いだけではありません。住宅の耐久性を低下させたり、健康被害を引き起こす恐れもあるのです。
「数匹だから大丈夫」と放置したり、正しい方法で駆除できていなかったりすると、気づかないうちに被害が拡大し、地震の際の自宅の倒壊リスクが高まるケースもあります。

この記事では、自分でできる羽アリ駆除の方法に加えて、やってはいけない駆除の注意点、さらに信頼できるシロアリ駆除業者の見つけ方まで詳しく解説します。

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1.まずは羽アリの発生源を特定

屋内から発生しているか屋外から侵入してきているか

外から飛んできた羽アリのイラスト

家の中で羽アリを見つけたとき、屋内に巣を作って大量発生しているのか、それともたまたま外から侵入してきただけなのか、判断に迷う人も多いでしょう。

仮に巣が作られている場合は、放置すると深刻な被害につながる可能性があるため、羽アリが屋内から出てきたのか、屋外から入り込んできたのかを見極めることが重要です。

■発見した場所
まずは、羽アリを発見した場所を思い出してみてください。キッチンや浴室、洗面所などの水回りや、家の奥にある物置・収納スペースなどで多数の羽アリを見つけた場合は、家の中に巣を作っている可能性が高いといえます。
シロアリは湿気のある環境を好み、水回りの床下や日が当たらない柱の内部などに潜んでいることが多く、やがて羽アリとなって隙間から姿を現します。

一方で、バルコニー・ベランダ・窓の外側といった外との境目で羽アリを1匹程度見かけた場合は、風に乗ってたまたま室内に入ってきただけの可能性が高いでしょう。

■発見した数
羽アリを何十匹も連日見かけるようであれば、屋内に巣がある可能性は極めて高いです。
シロアリの羽アリは群れをなして飛び立ち、その後すぐに羽を落とす習性があります。室内で羽アリを頻繁に見かけるということは、まさに巣から羽アリが出てきた直後であると考えられます。

このようなケースでは、自分で駆除するのが難しい場合もあるため、早めに専門の駆除業者へ相談することをおすすめします。

2.自分で羽アリを駆除する方法5選

掃除機や熱湯などを活用

掃除機の写真

羽アリを自分で駆除するなら、家の中にあるものを活用するのが手軽でおすすめです。ここでは、初心者でもすぐ実践できる5つの方法を紹介します。

1. 掃除機で吸い取る
もっとも手軽な方法です。羽アリをそのまま吸い込むだけで駆除でき、手を汚さず、まとめて処理できます。大量発生しているときにも有効です。

2. 熱湯をかける
羽アリは熱に弱く、70℃以上の熱湯をかければ死滅します。
ただし、火傷や周囲の家具・床への影響に注意が必要です。紙や木材がある場所では避けましょう。

3. 粘着テープで捕まえる
静かに駆除したいときに便利です。羽アリが止まっているところに粘着テープを押し当てて捕まえ、ポリ袋に入れて捨てましょう。手軽で音も出ないため、夜間や子供・ペットがいる環境でも使いやすい方法です。

4. ポリ袋で包みこむ
羽アリがとまっている場所をポリ袋で覆って捕獲します。その後、袋の中に殺虫スプレーを吹きかけて密閉すれば、安全に駆除可能です。

5. 穴や隙間を粘着テープで塞ぐ
羽アリの出入り口を見つけたら、粘着テープで塞いで侵入を一時的に防ぎます
ただし、根本的な駆除にはなっていないため、他の方法と併用しましょう

3.自分で羽アリを駆除する際にやってはいけないこと

殺虫スプレーを巣穴に向かって使用する

害虫駆除スプレーを噴射している写真

羽アリが出入りしている巣穴を見つけたとき、思わず市販の殺虫スプレーを噴射したくなるかもしれません。
しかし、この方法は羽アリ駆除として適切ではありません

市販の殺虫スプレーには羽アリやシロアリが嫌がる成分が含まれており、直接当たった個体は死滅します。ただし、薬剤は拡散性が高いため、巣穴の奥まで完全に届くわけではなく、すべての羽アリを駆除できるわけではありません

問題なのは、薬剤が当たらなかった羽アリが、忌避成分を察知して巣から逃げ出してしまうことです。逃げた羽アリは、家の中に入り込んだり、別の場所に新たな巣を作ったりと、かえって被害を拡大させてしまうリスクがあります。

見た目には羽アリがいなくなったように見えても、それは巣から散っていっただけかもしれません。結果的に状況を悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です

なお、巣穴以外で羽アリが1か所に集まっている場合には、殺虫スプレーが効果を発揮します。羽アリを自分で駆除する際は、スプレーの使いどころを見極めることが大切です。

4.自分で羽アリ駆除するのに限界を感じたらプロに相談を

シロアリ駆除業者に依頼した際の費用相場

羽アリ駆除業者の写真

家の中のあちこちで羽アリを見かけたり、何十匹も発生していたりする場合は、すでにどこかにシロアリの巣が作られている可能性が高いと考えられます。
このような状況になると、自分で羽アリを完全に駆除するのは難しいため、シロアリ駆除の専門業者に相談するのが現実的です。

シロアリ駆除の費用は、床下面積(坪数)をもとに算出されるのが一般的です。相場は1坪あたり4,500~8,000円程度。使用する薬剤の種類や、保証の有無によって費用は変動します。

たとえば、4LDK・2階建て住宅(約35坪)の場合、およそ16万円から28万円ほどが目安となります。
ほとんどのシロアリ駆除業者は、施工前に無料または低価格で床下の事前調査を実施しています。調査後には、現在の床下の状況や必要な処置内容、駆除にかかる費用などを説明してくれます。
提示された内容や金額に納得できるかを確認したうえで、依頼するかどうか判断しましょう

5.羽アリ被害は業者に依頼して徹底駆除を

相見積もりで安心の業者を見つけましょう

相見積もり

シロアリ駆除業者は全国に多数存在し、お住まいの地域にも出張対応してくれる業者が見つかるでしょう。
ただし、業者の数が多いため、どこに依頼すべきか迷うこともあるかもしれません。安心して任せられる業者を選ぶためには、相見積もりを取るのがおすすめです。

相見積もりを依頼する際は、すべての業者に同じ条件を伝えることが大切です。条件として伝えるべき内容は、家の築年数や構造、羽アリを見かけた状況や数などです。
また、正確な見積もりを出してもらうためには、現地調査が必須です。
現地調査をせずに見積もりを出された場合、後から実際の状況を確認したうえで費用が大幅に上がることもあるため、必ず現地調査を依頼しましょう

見積もりを受け取ったら、以下のような項目を比較・確認することが重要です。
・使用する薬剤の種類
・処理方法や施工範囲
・保証期間やアフターサービスの有無

相見積もりを活用することで、サービス内容と費用のバランスが取れた業者を見つけやすくなります。

また、見積もりに含まれていない追加費用の可能性についても、事前に確認しておきましょう。
たとえば、床下調査のための点検口がない場合、点検口の設置作業が必要となり、その費用が別途かかることがあります。

どこまでが基本料金に含まれているのか、不明な点は必ず駆除作業を依頼する前に確認しておくことが大切です。

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