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羽アリ(ハアリ)の見分け方とは?繁殖の原因や自分でできる退治方法などをご紹介

公開日:2023.5.29 更新日:2024.4.1
羽アリ(ハアリ)の見分け方とは?繁殖の原因や自分でできる退治方法などをご紹介

ご自宅周辺で羽アリ(ハアリ)に遭遇したとき、「シロアリが出た!」と不安になる方も多いはず。
ですが、羽アリには『シロアリ』と『クロアリ』の2種類が存在することをご存知でしたでしょうか。家の中に出た羽アリが、クロアリだった場合は特段問題はないのですが、シロアリだった場合は家屋に被害が出てしまいます。

そこでこの記事では、羽アリ(ハアリ)の見分け方や対処法などをご紹介します。
家の中にいる羽アリがシロアリとクロアリのどちらなのかを判別できれば、シロアリ被害を最小限に抑えることにつながりますよ。

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1. 羽アリ(ハアリ)の見分け方とは?

シロアリとクロアリの違いをご紹介

照明の周りを飛んでいる羽アリの写真

羽アリとは、名前の通り羽のついたアリのことを指す呼称です。そんな羽アリにはシロアリとクロアリの2種類が存在します。
羽アリがクロアリだった場合は問題ないのですが、シロアリだった場合は注意が必要です。羽アリが飛んでいる時点で家がシロアリの被害を受けている可能性が高くなります。

そんな羽アリがシロアリかどうかを簡単に見分ける材料に『見た目』があります。見た目の違いは以下の通り。

・胴体部分
シロアリ:くびれがなく寸胴
クロアリ:くびれがあり、頭・胸・腹部分で別れている

・触覚部分
シロアリ:鎖状で直線的
クロアリ:棒状でくの字型

・羽部分
シロアリ:全て同じ大きさで羽が取れやすい
クロアリ:前の羽が大きく、後ろの羽は小さめで羽は取れにくい

このように2種類の羽アリでこのような違いが見られます。
シロアリはアリの名前がついていますが、実はゴキブリの仲間です。そのため羽が取れた状態のシロアリの見た目はゴキブリに近く、クロアリは通常の蟻の見た目をしています。

ただし、虫が苦手な方ですと、まじまじと羽アリの見た目を観察するのは躊躇してしまいますよね。
そんな時は羽アリの発生した時期や、発生した場所などからも見分けることができます。

・発生時期
シロアリの羽アリの発生時期は4月~9月ですので、それ以外の時期で見かけた羽アリに関してはほとんど気に掛ける必要はないといえます。
ただし、2月でもカンザイシロアリの羽アリの群飛記録があるので、これだけで判断せず、他の見分け方の特徴とも照らし合わせてみてください。

・発生した場所
発生した場所が屋内ですと、ご自宅がシロアリの被害に遭っている可能性が高いです。
また、クロアリの羽アリであっても家の中で見かけた場合は、すでにシロアリ被害に遭っている場合があります。
クロアリは材木を食べることができないので、シロアリが食い破って作った侵入経路からクロアリが侵入してきたパターンなどが想定されます。

そのため、家の中で羽アリをみた場合や、家の近くで羽アリを見かけたけどどちらか見分けがつかない場合などは、一度シロアリ駆除業者に床下調査をしてもらうことをおすすめします。

2. 羽アリ(ハアリ)が繁殖する原因

羽アリ(ハアリ)の駆除のために、まず繁殖方法と習性を知っておこう!

土の中に巣を作っている羽アリと幼虫の写真

羽アリが繁殖すると家の中が不潔なのが原因かもと気に病む方が多数いらっしゃいますが、羽アリの繁殖と清潔・不潔は全く関係ありません。
羽アリが繁殖する原因はアリ自体の習性と巣が近くにあるからです。

クロアリ、シロアリ共に繁殖時期を迎えると新しく巣を作るために一斉に飛び立ちます。
これは「結婚飛行」という現象なのですが、飛んでいる最中にペアになり地上に降りて新しく巣を作り始めます。
クロアリの巣は家の庭や近くの雑木林など無数にありますので繁殖する原因を特定することは非常に困難です。

それと比較してシロアリの羽アリが飛んでいる場合は、家の中に原因がある場合が多いです。
クロアリの羽アリは見た目はともかく食害や菌などの実害はないのですが、シロアリの場合は繁殖することで新たに家の木材が食い荒らされますので早めに対処しましょう。

羽アリが繁殖する原因として巣の存在を紹介しましたが、シロアリの羽アリはペアが成立することで、1年経たずして50~100万匹規模の新しい巣を作ってしまいます。
放っておくとさらに羽アリが繁殖する原因にもなりますので、シロアリの羽アリが飛んでいた場合は、シロアリ駆除専門の業者に連絡して巣ごと羽アリの原因を断ちましょう。

3. 羽アリ(ハアリ)の繁殖を防ぐ対策

羽アリ(ハアリ)の繁殖を防ぐ対策はのポイントはコロニーの破壊です

住宅の角に作られた羽アリの巣の写真

羽アリの繁殖を防ぐ対策を種類別に紹介していきますのでお困りの方は参考にして下さい。

まずクロアリの羽アリの繁殖を防ぐ対策として効果的なのが巣(コロニー)の破壊です。ただし、シロアリと違い黒アリの巣は無数にありますので完全に防ぐことは出来ません。
庭があるご家庭はその周辺の地面に穴が開いていないか確認して、あるようであれば薬剤を流し込むことで破壊出来ます。

また、家の周りに薬剤を散布しておくことで、ある程度繁殖を防ぐことが出来ます。とは言えクロアリの羽アリには対処療法になってしまうのが現状です。

反対に、シロアリの羽アリが飛翔していた場合は繁殖を防ぐことが可能です。
シロアリの羽アリが発生しているとかなりの確率で家の中にシロアリがいますので、床下やお風呂場などを点検しましょう。
巣を発見した場合、自分で完全駆除することは難しいので専門業者に依頼しましょう。

羽アリの繁殖を防ぐ対策として遮光カーテンの設置や忌避スプレーの噴霧などが紹介されていますが、シロアリの場合は効果が期待できません。
それどころか部分的な対策だけしていると、さらに羽アリが大量繁殖することもありますので、シロアリ専門の業者に依頼してコロニー全体を破壊するようにしましょう。

4. 羽アリ(ハアリ)を退治するには?

羽アリを退治するには掃除機を使おう!殺虫剤を使うととんでもないことに…

土にいる羽アリを噴射器で駆除しようとしている写真

羽アリを退治する際に思わず殺虫スプレーを使用してしまう方が多いです。
たしかに殺虫スプレーを使うと一瞬にして羽アリを退治することが出来るのですが、死骸が散らばってしまい大事になってしまいます。

そのため、羽アリを退治する際は掃除機を使用しましょう。掃除機ですとまんべんなく吸い取ることが出来ますし、死骸の処理も楽です。

羽アリなどの虫を掃除機で吸う事に抵抗のある方は、粘着ローラーの使用をおすすめします。
粘着ローラーを振り回せば羽アリが勝手にくっつきますので、ビニール袋などに入れて捨てるようにしましょう。

そのほか、網戸の外側に大量の羽アリが付着している場合のみ殺虫スプレーの使用をおすすめします。なぜなら殺虫スプレーの使用で死骸が散らばっても、外ですのでほうきなどで簡単に処理できるからです。
網戸に羽アリが付くのが見るのも嫌という方は、防虫スプレーやぶら下げタイプの防虫シートを使用しましょう。気候や立地により効果は異なりますが、ある程度は期待できます。

羽アリを退治した時には必ず種類を確認して下さい。
クロアリの羽アリであれば一過性のものなので問題ありませんが、シロアリの羽アリの場合は家の中にシロアリが繁殖している可能性がありますので、速やかに専門業者に調査を依頼しましょう。

5.まとめ

家の中で羽アリ(ハアリ)に遭遇したら、シロアリ駆除業者へ連絡しよう!

住宅にいる羽アリと駆除事業者の男性の絵

4月~9月の時期に、ご自宅の中で大量の羽アリに遭遇した場合、すでにご自宅にシロアリ被害が高いです。
少しでも被害を最小限に抑えるために、シロアリの羽アリを見かけたらシロアリ調査・床下調査を依頼することをおすすめします。

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