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雨漏り箇所の見つけ方とは?自分でできる方法とプロしかできない方法を徹底解説

公開日:2024.6.11
雨漏り箇所の見つけ方とは?自分でできる方法とプロしかできない方法を徹底解説

雨漏りが起きたとき、どのように雨漏り箇所を見つけるのか分からない方も多いでしょう。

この記事では、自分で雨漏り箇所を見つける方法と、プロにしかできない雨漏り調査の方法を解説しますので、参考にしてみてください。

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1.自分でできる雨漏り箇所の見つけ方

部屋を目視で確認する

雨漏りでシミができている天井の写真

専門の知識や経験がない場合、個人でできる雨漏り箇所の見つけ方は目視です。

・室内の雨漏り箇所の見つけ方
雨の日に実際に室内を観察し、漏れている場所を特定します。特に天井や壁に染みができている場所があれば注目してください。

また、可能であれば屋根裏に登って、内部の状態も確認しましょう。
天井材や梁に水の染みがないかをチェックして、濡れている場所があれば雨漏りの原因箇所の目安となります。

・外部の雨漏り箇所の見つけ方
屋根や外壁をチェックします。屋根の瓦やタイルが割れていないか、隙間ができていないか確認します。
雨どいの詰まりや破損がないかも重要です。雨どいが詰まっていると、水が溢れて壁に流れ込みやすくなります。

また、外壁や屋根の接合部、サッシ周りなどのシーリングやコーキングが劣化していないかも確認しましょう。ひび割れや剥がれがあれば、そこから雨水が侵入する可能性があります。

そのほか、窓枠やドア枠の周りも雨漏りの原因となりやすい場所です。シーリングが劣化していないか確認しましょう。

ただし、屋根などの高い場所の確認は転落のリスクがあるため注意が必要です。地上から写真を撮って拡大してみる、もしくは双眼鏡などで確認する方法が良いでしょう。

雨水の侵入口は複数ある場合もあり、原因の特定は専門の知識や経験がないと困難です。そのため無理に自分で原因を特定しようとせず、信頼できる業者に依頼してください。

その際には事前に目視で確認し、気になった箇所を伝えると調査や見積もりがスムーズに進みます。

2.プロしかできない雨漏り箇所の見つけ方

専門的な調査で雨漏りの箇所・原因を特定する

ドローンを使って雨漏り箇所の調査を行っている作業員のイラスト

雨漏り修理のプロは以下のような専門的な調査で雨漏り箇所や原因を特定します。

・目視調査
プロの目視調査は、素人とは異なり、知識や経験をもとに目視だけでなく、触ったり打診棒を使ったりするなどより詳しく調査を行います。

・ドローン調査
ドローン調査は、3階以上の建物で高い場所に原因があると考えられる場合に行われます。
ただし、ドローン調査は対応可能な業者が限られ、対応がない業者の場合は一般的に足場を組んで目視で調査します。

・散水調査
散水調査とは、原因をある程度特定したあとに、その箇所に水をかけて雨漏りを再現する方法です。
実際に発生したときの状態に合わせてかける水の量や時間を調整できるため、精度が高いといわれています。

・赤外線カメラ検査
赤外線カメラ検査は、映すと物体の温度が分かる特殊なカメラを使い、建物の表面温度を確認する調査です。
雨漏りが発生した場所は、雨水で周囲よりも温度が低くなる傾向があります。
気温や建材、室内に設置された家具なども温度に影響する場合があるため、プロの知識や経験が必要な調査です。

・ガス調査
ガス調査は、特殊なガスで発生箇所や経路を特定する調査であり、コンクリート造のマンションなどでよく利用されます。

■プロに雨漏り調査を依頼するメリット
プロに雨漏り調査を依頼することには多くのメリットがあります。以下にその主な利点を挙げてみます。

・専門的な知識や技術、経験を活かして雨漏り箇所を特定してくれる
プロの業者は多くの雨漏りケースを経験しており、さまざまな建物や状況に対応できます。専門的な知識と技術を持っているため、原因を迅速かつ正確に特定することができます。

また、専門事業者は赤外線サーモグラフィーや散水試験、煙テストなどの高度な機材を使用して調査を行います。これにより、目に見えない微細な亀裂や隙間も検出できます。

さらに、雨漏りの原因が複数にわたる場合でも、プロは建物全体を包括的に診断し、すべての漏れ箇所を特定します。これにより、根本的な解決策を提供できます。

・雨漏り箇所を特定したうえでベストな修理方法を提案してくれる
調査結果に基づき、最適な修理方法を提案してくれます。無駄のない効率的な修理が可能となり、再発防止に効果的です。

また、多くの専門業者は調査と修理に対して保証を提供しています。万が一再度問題が発生した場合でも、アフターサービスが受けられるため安心です。

・自分では危険な作業も安全に行ってくれる
屋根や高所での作業は危険が伴います。プロに依頼することで、危険な作業を避け、安全に問題を解決することができます。

また、自分で調査する場合、多くの時間と労力が必要になりますが、プロに依頼すれば、迅速かつ効果的に問題を解決できるため、自分の時間を節約できます。

・長期的なコスト削減になる
一時的な応急処置ではなく、根本的な修理を行うことで、将来的なコストを削減できます。プロの修理は耐久性が高いため、再発のリスクが低くなります。

3.雨漏りをそのままにするとどうなる?

家の寿命が短くなる

雨漏りによりカビが生えた天井の写真

雨漏りを長期間放置していると、雨の水分によって徐々に家全体へ影響が出て、家の寿命が短くなります。

最初に影響が出やすいのが、壁や天井です。
雨水によってシミができ、徐々に広がって部屋の見た目が悪くなるでしょう。雨水によるシミは拭き掃除しても消えません。シミを消すには壁紙やクロス、天井材を交換する必要があります。
原因を取り除かなければ、交換してもまたすぐにシミができてしまうため注意が必要です。

また、配線やコンセントボックスが濡れると、漏電が起きる可能性があります。漏電は停電になるだけでなく、最悪の場合火災を引き起こすため注意しましょう。

雨漏りを長期間放置していると、家の構造に使われている金属や木材にも影響が出てきます。
金属は濡れている時間が長ければ長いほど錆びが広がって、劣化していきます。木材は濡れた状態が続くと腐朽菌やシロアリが繁殖するリスクが高いです。
これらの構造部分が劣化すると建物の強度が落ち、家の耐震性が低下したり、家が傾いたりするおそれがあります。
生活に支障が出るだけでなく、家の寿命が落ちると資産価値が低くなるため、注意が必要です。

そのため雨漏りが発生したら放置せず、早急にプロによる調査を依頼しましょう。

4.雨漏りした時のために応急処置グッズを準備しておこう

バケツや雑巾、吸水シートなどを用意する

雨漏りの応急処置としてバケツに水をためている写真

雨漏りはいつ発生するか分かりません。突然発生したときのために、応急処置グッズを準備しておきましょう。

応急処置に役立つグッズは、以下の通りです。

・バケツ
・雑巾
・吸水シート
・ブルーシート


バケツは天井から雨漏りしたとき、雨水を受けるのに役立ちます。雨水が落ちてくる箇所の真下に置き、床や家具が濡れる事態を防ぎます。

バケツから雨水が飛び散る可能性があるため、雑巾やブルーシートなどと組み合わせると良いでしょう。

雑巾は窓のサッシからの浸水をせき止めたり、雨水を受けるバケツの内外に引いて飛び散るのを防いだりするのに役立ちます。
バケツと比べて大量の雨水は受けられませんが、隙間など、天井以外からの浸水に効果的です。
雨水の拭き掃除にも役立つため、いくつか用意しておきましょう。

吸水シートは、メーカーや大きさによって異なりますが1枚で約10L吸水できる代物であり、ホームセンターなどで購入できます。
雑巾と比べて取り換える回数が少なくて済み、水量が多いときや夜にもおすすめです。

ブルーシートは、濡らしたくない大切な家具や電化製品を覆うのに便利です。
ただし、天井からの浸水を防ごうと屋根を覆うなど高い場所での危険な使い方はおすすめできません。怪我につながる危険性があるため、適度な範囲にある必要な物だけを覆うようにしましょう。

5.雨漏り箇所の修理は専門事業者へ依頼しよう

いくつかの事業者に修理費用の見積もりをもらう

住宅の屋根を見つめる作業員の写真

雨漏りの目視確認や応急処置は個人でもできますが、本格的な原因の特定や修理は個人では判断・対応が困難です。
無理に高い場所の確認や修理を行うと、転落事故につながりかねません。
適切な対応をしなければ、雨漏りは再び発生する可能性もあるため、家の構造にまで影響が出る前に、原因特定や修理はプロへ依頼しましょう。

雨漏りの修理事業者は数多くありますが、なかには素人と変わらない対応を行って高額な費用を請求する悪質な業者も存在します。
また、事業者によって実績や得意とする修理が異なりますので、事業者を選ぶときは複数社から見積もりを取って比較しましょう。

一社だけに見積もりを取ると、高額請求されていても気が付かずに後悔する可能性があります。複数の見積もりを確認すれば、相場感が分かるだけでなく各業者の特徴が分かり、信頼できる業者を見つけやすいです。

見積もりでは価格だけでなく、修理方法や再発したときの対応が記載されているかも確認しましょう。一式と書かれているような内容が不明瞭な見積もりでは、余分な修理や費用が含まれている可能性があります。
一度の塗装で直らなかったり再発したりする可能性もあるため、あとでトラブルにならないよう慎重に業者を選んでください。

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