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停電でエアコンが使えなくなったら?停電中の対応や修理費用の相場について解説します

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.16
停電でエアコンが使えなくなったら?停電中の対応や修理費用の相場について解説します

熱い夏や寒い冬場を乗り切るために欠かすことのできないアイテムであるエアコン。
そんな便利なエアコンもふとしたきっかけで停電してしまうことがあります。

そこで今回はエアコンが停電した際に取るべき対応について解説します。
あわせてエアコン修理にかかる費用相場についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンが停電する原因

主な原因

住宅に設置されたエアコンの写真

エアコンをはじめとする家電製品を使用している際に注意しておかないといけないのが「停電」です。自然現象が原因で、夏の暑い日にエアコンが使えなくなると寝苦しい夜が続いてしまうことも…。
主なエアコンの停電原因としては次のことが挙げられます。

・落雷
停電の原因として多い自然現象が雷。近くに配置されている電線が雷によってダメージを受けた場合、電気の供給が滞るようになり、停電につながります。

・突風
強風が吹き荒れる天候になると、電線の損傷や電柱の倒壊をはじめとした問題が発生していきます。
さらに海に近い地域にお住まいの場合は、塩分を含んでいる風の影響で電気製品がダメージを受けて、停電につながることがあります。

・地震
地震も停電要因の一つ。強い揺れが発生することで電柱や地中に埋められているケーブルなどがダメージを受けて、停電が発生することになります。

・大雪
雪が付着した状態の電線が風の影響を受けると、電線同士の接触が発生して、停電につながります。
また、付近にある木が雪の重さに耐えきれなくなって、電線が切れてしまう場合もあります。

・火災
自宅付近にて火災が発生している場合、近くにある電線に引火して停電になることがあります。

・計画停電
電力需給や電力会社の工事の関係で計画停電が行われる場合があります。

エアコンが停電してしまったらどうする?

まずは健康状態を第一に

窓を開けて換気している写真

エアコンが停電している時は、暑さないしは寒さ対策を行うことが肝心。特に熱中症は自宅の室内にいても掛かってしまうことがあるため、しっかりと予防することが大切です。

夏に行うべき対策
エアコンが停電していて稼働しない場合は水分補給を行うことが必要です。たとえ水分を欲していない場合であっても、水分はこまめに摂取しておきます。

室内環境については、なるべく風通しを良くしておくことが肝心。強風が吹き荒れていないのであれば、部屋の窓を開けておくのがいいでしょう。

この他、保冷剤を使用して首周りや脇の下、足の付け根といった箇所を日差しておくと身体全体をクールダウンさせることができます。

冬に行うべき対策
停電が発生して寒くなった時はしっかり身体を温めておきましょう。
暖房が使用できない時は、保温効果の高い上着や毛布、カイロといったアイテムを活用することで身体がポカポカになります。

また、床下も冷たくなっているので、厚手の靴下を履いておくと快適に過ごすことができます。

この他、断熱シートも防寒対策として役に立ちます。窓に貼るためのアイテムですが、ホットカーペットの下に敷いておけば電気が使えない代わりの防寒対策として重宝します。

エアコン停電中は蓄電池が便利

蓄電容量を確認しよう!

蓄電池のイメージ写真

停電でエアコンが使えなくなった時に便利なのが蓄電池。最近では台風などの自然災害が発生する頻度が多く、蓄電池は災害対策アイテムとして取り入れる家庭も増えてきています。
これさえあれば、災害が発生してからしばらくはエアコンを使用することができます。

蓄電池の持続時間としては数時間のものがある他、1~2日間電気を供給し続けられるものまであります。

ただし、そんな便利な蓄電池でも電圧の種類によってはエアコンに対応していないものもあります。
家庭用蓄電池には100Vのみ対応しているものと、100Vと200Vとも対応しているものがあり、エアコンの種類によっては200Vの電源が必要なこともあるため、100Vのみ対応の蓄電池は利用できなくなります。

また、蓄電池の自力出力(自立運転出力)についても確認しておく必要があります。
最大の自力出力は蓄電池の説明書に記載されていて、合計消費電力がその範囲内に収まるまで電気製品を複数台稼働させることができます。
こうしたことから、蓄電池を選ぶにあたっては対応している電圧と最大の自動出力を確認しておくことが大切です。
いざという時に備えて、なるべく200Vまで対応可能で、高出力のものがあるといいでしょう。

復旧した際に確認すること

まずは電源プラグから

コンセントにささったエアコンのプラグの写真

ここでは停電から復旧した際に、エアコンを再度使用するためにやるべきことを紹介します。

・電源プラグを抜いておく
停電から復旧してからはエアコンの電源プラグを抜いておきましょう。いきなりエアコンを稼働させてしまうと負荷がかかりすぎてしまって、故障につながるおそれがあります。

しばらくしたらリモコンでエアコンの電源を入れます。ここで正常に稼働していれば問題はありません。

もしエアコンが正常に稼働しないようであれば、エアコンのブレーカーをOFFにしておき、再びブレーカーをONにして電源を入れておきます。
ブレーカーを再度ONにしても状態が改善されない場合は故障している可能性がありますので、業者に修理を依頼しましょう。

・室外機を調べてみる
台風などの自然災害が原因で停電していたら、復旧後に室外機を調べておきましょう。
室外機本体は何の問題がないように見えても、カバーや内部にあるファンが壊れている可能性があります。

壊れたままにしておくとエアコンが使えなくなるので、業者に頼んで修理ないしは部品交換をしてもらいます。

・ドレインホースを確認する
台風で停電してからはドレインホースの内部も確認しておく必要があります。風で飛ばされたゴミやホコリが詰まっていることがあるので、割り箸など棒状のものを使って除去します。

エアコン修理の費用相場

専門業者の費用について

費用相場のイメージ写真

もし停電から復旧してもエアコン本体が稼働しなかったり、冷暖房の効き目が悪かったりした場合は、専門業者に修理してもらう必要があります。
修理にかかる費用はエアコンの箇所ごとに異なります。

室内機の基板:22,000~33,000円
室外機の基板:23,000~40,000円
ファンモーター:20,000~32,000円
マイコン:13,000~28,000円
圧縮機:40,000~100,000円
冷媒管:11,000~20,000円
モーター:10,000~21,000円
ルーバー:8,000~15,000円

※上記の費用は目安であり、お使いの機種や故障状態によっても異なります。

このように何かとお金のかかるエアコンの修理費用ですが、少しでも抑える方法があります。
一つは保証期間を確認すること。
ほとんどのメーカーや販売代理店ではエアコンの修理の無料保証の期間が設けられています。この期間内であれば、お金をかけずに修理してもらえます。
ただし、自然災害や不注意による故障などは無料保証が適用されないことがあります。

もう一つは割引キャンペーンのある業者を探すこと。
オンラインで申し込みされた方の限定価格や、2回目以降の修理に適用されるリピーター割といった、お得なキャンペーンを実施しているところもあります。
お住まいの地域にある修理業者を調べてみて、利用できそうなキャンペーンがあるか確認しみましょう。

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