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エアコンのフィルターが破れた!応急処置法や修理業者の選び方も解説

公開日:2025.12.8
エアコンのフィルターが破れた!応急処置法や修理業者の選び方も解説

エアコンのフィルターが破れてしまうと、空気を十分に取り込めなくなり、冷暖房効率が低下するだけでなく、内部にホコリが溜まりやすくなります。結果的に部品の負荷が増え、故障につながる可能性もあります。フィルターが破れる主な理由には、経年劣化のほか、掃除の際に強くこすってしまったことによる摩耗や、長期間の使用による型崩れなどが挙げられます。

本記事では破れたフィルターの応急処置方法を、初めてのかたでも分かりやすく解説します。さらに、状態が悪化しているケースや確実に直したい場合に向けて、安心できる業者の選び方も紹介します。エアコンのトラブルを放置すると負担が大きくなるため、気になる症状があれば早めの対処が重要です。

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1.エアコンのフィルターが破れる原因とは?

劣化・掃除の際の摩擦・型崩れが主な原因

破れたエアコンフィルターの写真

エアコンフィルターが破れる主な原因は、長期間の使用によって起こる自然な劣化です。フィルターは空気中のホコリや湿気に触れ続けることで繊維が徐々に弱くなり、一定期間を過ぎるともろくなります。特に2年以上使い続けたフィルターは、外見に問題がなくても内部の繊維構造が劣化していることが多く注意が必要です。

また、掃除の際に加わる摩擦も破損の大きな要因です。取り外しの際に無理に引っ張ったり、掃除機を強く当てたり、ブラシで力を入れて擦るとダメージが蓄積します。水洗いでも強い水圧をかけたり力いっぱいこすったりすると、デリケートな素材が傷みやすくなります。丁寧に扱うことが破損防止につながるため、日常的なメンテナンス時の力加減には十分な配慮が必要です。

さらに、フィルター枠の型崩れが原因で破れるケースもあります。プラスチック製のフレームは熱や経年変化によって歪みやすく、歪んだ状態のまま使用するとフィルター全体に偏った張力がかかり、弱い部分から裂けてしまうことがあります。エアコンの設置環境や使用頻度によって劣化の進み方は変わるため、取り扱いと定期点検を心がけることでフィルターの寿命を延ばせます。

2.エアコンのフィルターが破れたときの応急処置と交換方法

小さな破れなら一時的に不織布や100均フィルターで代用可能

不織布の写真

フィルターに小さな破れが生じた場合でも、プラスチック製のフレームが損傷していなければ、市販の不織布シートを使って応急処置が可能です。この方法は、純正フィルターを準備するまでの一時的な対処として役立ちます。

修理の手順は、まず破れたフィルター素材を丁寧に取り除くことから始めます。続いてフレーム部分を洗浄し、完全に乾燥させます。そのうえで、市販の不織布シートをフレームに合わせてカットし、面ファスナーや耐熱性の両面テープで固定します。最後に余分な部分をハサミで切れば作業は完了で、慣れれば15分ほどで対応できます。

ただし、代用品の使用には注意が必要です。不織布は純正フィルターより目が粗いことが多く、ホコリの捕集効率が下がる可能性があります。また、耐熱性や難燃性が十分でない製品もあるため、暖房使用時には安全性への配慮が欠かせません。特に暖房運転中は規格外の素材によるリスクが高まるため慎重に判断しましょう。

そのため、代用品の使用期間は最長でも2週間程度にとどめるのが理想です。どうしても長期間使う場合は、耐熱温度100℃以上で難燃性基準を満たす製品を選び、作業の前には必ず電源を切って安全を確保してください。適切な素材選びと安全な手順を守ることが、フィルター交換までのトラブル防止につながります。

3.フィルター交換が必要なサインとは?

「破れ」・「異臭」・「効きが悪い」は交換のサイン

キレイなエアコンのフィルターの写真

エアコンフィルターの交換時期を見極めるには、いくつかの分かりやすいサインに注目することが重要です。まず代表的なのは、目に見える破れや亀裂、欠けといった物理的な損傷です。小さな穴でも放置すれば広がりやすく、次第にフィルターとしての役割を果たせなくなるため早めの対応が欠かせません。

異臭が発生している場合も交換の大きなサインです。カビ臭や酸っぱいにおい、こもったにおいが感じられるときは、フィルター内部で雑菌やカビが繁殖している可能性があります。この状態では掃除をしても完全ににおいが取れないことが多く、健康面への影響も懸念されます。不快なにおいが続く場合は早期交換が安全面でも重要です。

さらに、冷暖房の効きが以前より悪くなったと感じる場合も交換を検討すべきタイミングです。設定温度に達するまで時間がかかる、風量が明らかに弱くなるといった症状は、フィルターの目詰まりが原因となっているケースが多く見られます。

そのほか、普段通りに掃除しても汚れが落ちにくい、フィルター素材が変色して元に戻らないといった状態も交換の目安です。一般的にエアコンフィルターの寿命は約2年とされているため、特に大きな問題がなくても使用開始から2年が経過した時点で新品への交換を検討するとよいでしょう。定期的な交換はエアコンの性能維持につながります

4.エアコンのフィルターが破れたらエアコン修理業者に依頼するのが確実

自己判断によるリスクを回避して確実な修理を

エアコンのフィルター交換の様子

エアコンフィルターの破れを見つけた際、DIYで応急処置を行う方法もありますが、確実で安全なのは専門業者に依頼することです。無理に自分で修理しようとすると、思わぬトラブルや二次的な損傷につながる可能性があります。

業者へ依頼する大きなメリットは、適切な診断と処置を受けられる点です。フィルターの破れは一見単純な問題に見えても、内部の機械部分へ影響を及ぼしている場合があります。素人では気づきにくい不具合でも、経験豊富な技術者なら見逃さず、的確に対応してくれます。原因不明の不具合がある場合ほど専門家の判断が重要です。

作業中の安全性を確保することも欠かせません。エアコン内部には電気系統があり、不適切な作業によって感電や短絡のリスクが生じる可能性があります。さらに、冷媒ガスに関する作業は専門知識と資格が必要で、一般のかたが対応すべき範囲ではありません。

修理業者に依頼すれば、純正部品を使った修理が受けられ、作業後の保証が付く場合もあります。一時的な出費はあるものの、長期的な視点で見ると安心感が高く、結果として経済的な選択になるケースも多いです。

特に高価なエアコンや比較的新しい機種を使用している場合は、専門業者による修理を選ぶことで寿命を延ばし、性能を維持できます。確実な修理でエアコン本体の負担を減らすことが重要です

5.エアコン修理の業者は相見積もりで探すのが賢い選択

相見積もりで修理費用の相場を把握しましょう

見積書の写真

エアコンの修理業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。1社のみの見積もりでは適正価格かどうか判断しにくいため、比較できる情報を集めることが失敗を防ぐポイントになります。

まず確認したいのは業者の信頼性です。創業年数や施工実績をウェブサイトで調べ、経験が豊富な業者を選びましょう。口コミはGoogleビジネスプロフィールなど複数の情報源を参考にすることで、対応の丁寧さや費用の透明性、技術力などを客観的に判断できます。信頼性の裏付けとなる情報を複数照合することが大切です

見積もりの内容を比較する際は、費用の内訳が明確に記載されているかどうかを必ず確認します。部品代・工賃・出張費などの項目が細かく説明されている業者ほど信頼性が高く、3社以上から見積もりを取ることで相場感がわかり、適正な価格での修理が期待できます。

技術者の資格も重要な判断材料です。第二種電気工事士や冷媒フロン類取扱技術者といった資格を持つ技術者が在籍しているか確認しましょう。簡単な掃除やフィルター交換であれば資格は不要ですが、電気部分やガス部分に触れる作業は有資格者が行う必要があります。メーカー認定の資格者がいる業者や、外注ではなく自社スタッフが対応する業者であれば技術レベルの均一性にも期待できます。

さらに、対応スピードや緊急対応の有無、アフターサービスの内容、保証期間の長さなども比較しましょう。書面で保証書を発行したり定期点検サービスを提供している業者は、技術力やサービス品質に自信があると考えられます。総合的に安心して任せられる業者を選ぶことが、確実な修理につながります

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