本文へ移動

エアコン暖房の電気代は温度設定で節約できる?冬に実践したい節電のコツを紹介

公開日:2026.1.5
エアコン暖房の電気代は温度設定で節約できる?冬に実践したい節電のコツを紹介

「冬の電気代を少しでも抑えたい」「暖房を使うと請求額が一気に上がるのが不安」そんな悩みを感じているかたは少なくありません。寒さを我慢せずに過ごしたい一方で、毎月の電気代を見るたびに節約できる余地はないのかと考えてしまうものです。

実は、エアコン暖房の使い方次第で、電気代には大きな差が出ます。設定温度や運転方法、風向きの調整など、判断に迷いやすいポイントがいくつもあり、「何を変えれば効果があるのか分からない」と感じやすいのも事実です。

暖房の設定温度を見直すだけでも節約効果が期待できるため、正しい温度の考え方を知ることが重要です。この記事では、暖房の設定温度の目安を軸に、暖房を節約するための温度調整や運転の工夫について、電気代との関係が分かる形で具体的に解説します。
`

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

エアコン110番

1.暖房の設定温度を1℃下げると10%の節約に

設定温度と外気温との差が小さいほど、節電効果が高まる

電気代のイメージ画像

エアコンなどの暖房器具の設定温度を1℃下げるだけで、約10%の節電につながります。暖房は外気温との差が大きいほど多くの電力を使うため、室内と外気の気温差を小さくするほど、電気代の節約効果は高くなります。

環境省は、冬季の室温を20℃程度にすることを推奨しています。ただし、室温が20℃だと少し肌寒く感じるかたもいるかもしれません。電気代を抑えつつ、できるだけ寒さを感じにくくしたい場合は、次の対処法を取り入れてみてください。

■体を外側から温める
カーディガンを羽織ったり、膝にブランケットをかけたりして暖を取る方法です。特に、手首・足首・首元といった三つの首を温めると血流が促され、体が冷えにくくなります。上着だけでなく、手袋や靴下、ストールなども活用して体を温めてみましょう。

■体を内側から温める
温かい飲み物や食べ物をとり、体の内側から温める方法も有効です。手軽に取り入れやすいものとして、ホットココアや生姜湯、甘酒、ルイボスティーなどがあります。いずれも温かい状態で飲むことで、血行が促され、体の芯から温まりやすくなります。

エアコン暖房は設定温度を1℃下げるだけでも節約効果が見込めるため、無理のない範囲で温度を調整することが電気代を抑えるポイントです。「たった1℃」と感じる場合でも、日々の積み重ねによって電気代に差が出やすくなります。

2.環境省の推奨では室温の目安は20℃

実際には暖房時の平均設定温度を22℃〜25℃にしている人が多い

20度に設定された暖房のリモコン

環境省は平成17年度から「WARM BIZ(ウォームビズ)」という省エネキャンペーンを実施しており、冬場の室温を20℃に保つことを推奨しています。これは、暖房の設定温度を必ず20℃にするという意味ではなく、暖房を20℃以下に設定しても快適に過ごせるライフスタイルを目指す取り組みです。ただし、20℃という数値は節電を重視した目安のため、寒いと感じるかたが多いのも実情です。

2022年にパナソニック社が、自社製品を使用しているユーザーを対象に行った調査では、暖房の設定温度を22℃~25℃にしている層が多いことが分かっています。

室温が20℃より高い場合は、エアコン暖房の設定温度を一度見直してみましょう。衣服を調節したり温かい飲み物をとったりする以外にも、加湿によって体感温度を上げることで、設定温度を下げても快適に過ごしやすくなります。

暖房の設定温度を見直すことで節約効果が期待でき、1℃下げるだけでも電力使用量を約10%抑えられるとされています。電気代の節約にも直結するため、まずは無理のない範囲で設定温度を調整することから始めてみてください。

3.エアコン暖房の設定温度22℃と24℃ではどのくらい消費電力が上がる?

22℃では2,977Wh、24℃では3,644Whという結果に

エアコンのリモコンと家の画像

エアコン暖房の消費電力は設定温度によって変わるのかを確認するため、設定温度を22℃と24℃にした場合の消費電力量を比較して検証しました。

■検証条件
10時~19時までの約9時間、北側に窓がある6畳の洋室で検証しています。エアコンは暖房運転・風量自動に設定し、設定温度を22℃と24℃に切り替えた場合の消費電力をそれぞれ計測しました。

■設定温度22℃の場合
約9時間の総消費電力量は2,977ワットアワーでした。電気代を1キロワットアワーあたり31円で換算すると、約92.29円です。外気温の影響を受け、14時台は消費電力量がもっとも少なく、その後は気温の低下に伴って徐々に消費電力量が増える傾向が見られました。

■設定温度24℃の場合
約9時間の総消費電力量は3,644ワットアワーで、同じ条件で換算すると約112.96円となります。22℃設定時と比べると電気代が明らかに高く、ほとんどの時間帯で消費電力量が約400ワットアワー前後まで上昇していました。室温をより高く保つために、エアコンが多くの電力を使っている状態といえます。

検証の結果、エアコン暖房は設定温度を24℃から22℃に下げるだけで電気代を抑えられることが分かりました。消費電力を抑えることで節約につながるため、暖房の電気代が気になるかたは、まず設定温度を見直すことから始めてみてください。

4.エアコン暖房の電気代を節約する方法7選

風を下向きに設定し、自動運転が基本

節約のイメージ画像

エアコン暖房の設定温度を下げると節約効果が期待できますが、さらに電気代を抑えたい場合は、エアコンの使い方自体を見直してみましょう。ここからは、エアコン暖房の電気代を節約する方法を7つ紹介します。

1.エアコンは自動運転にする
エアコン暖房は、室温が設定温度に達するまでの間にもっとも電力を使います。弱運転でゆっくり温めると運転時間が長くなり、結果として電気代が高くなることがあります。室温と設定温度の差に応じて強弱を自動で切り替える自動運転にしておくことで、無駄な電力消費を抑えやすくなります。

2.風を下向きに設定する
暖かい空気は部屋の上にたまりやすいため、エアコンの風向きを下向きに設定すると、床付近まで暖気が届きやすくなります。センサー付きのエアコンであれば、自動モードを使うのも一つの方法です。

3.サーキュレーターを併用する
エアコン暖房とあわせてサーキュレーターを使い、暖かい空気を部屋全体に循環させることで、設定温度を上げなくても快適さを保ちやすくなります。

4.窓を断熱する
窓に断熱シートを貼るだけでも、暖房で温めた空気が外に逃げにくくなります。暖房効率が上がることで、エアコンの負担を減らすことにつながります。

5.湿度を保つ
湿度が低いと体感温度が下がりやすくなります。部屋を加湿して適度な湿度を保つことで、設定温度を上げなくても暖かく感じやすくなります。

6.フィルターの掃除を定期的に行う
フィルターが汚れていると、エアコンの効率が落ち、余計な電力を使ってしまいます。性能を保つためにも、フィルター掃除は定期的に行いましょう。

7.室外機周りをふさがない
室外機の周囲が物でふさがれていると、暖房効率が低下します。室外機の周辺には十分なスペースを確保しておくことが大切です。

これらの対策を組み合わせることで、設定温度を無理に上げなくても暖房効率を高めながら電気代を抑えることができます。できることから一つずつ取り入れて、省エネにつなげていきましょう。

5.「古い」「クリーニング不足」などの理由でエアコンの調子が悪い場合は、暖房の電気代が増加するため注意

定期的なメンテナンスや修理を行って節電しましょう

エアコンの点検を行う業者の写真

エアコンが古くなっていたり、クリーニングが不足していたりすると本来の性能を発揮できず、暖房の電気代が高くなりやすくなります。電気代を節約するためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。フィルター掃除や室外機周りの確認など、簡単な作業を定期的に行うだけでも、エアコンへの負担を減らし、故障の予防につながります。

定期的にメンテナンスをしているにもかかわらず、動作がおかしいと感じたり、電気代が高い状態が続いたりする場合は、専門業者への修理依頼を検討してみてください。修理費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取り、内容や金額を比較することが大切です。見積もりを比較することで、修理費用の相場が分かり、納得したうえで依頼しやすくなります。

設定温度を下げて節約していても、エアコンが不調な状態では電気代が増えてしまいます。修理には費用がかかりますが、長期的に見れば電気代の節約につながる場合もあるため、違和感を覚えた時点で修理を検討してみてください。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

エアコン110番

エアコン修理の新着記事

おすすめ記事