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エアコンのガスチャージ料金はどれくらい?費用と必要なタイミングを解説

公開日:2024.9.18
エアコンのガスチャージ料金はどれくらい?費用と必要なタイミングを解説

エアコンの冷暖房性能が低下していると感じた場合、考えられる原因の一つが「ガス不足」です。冷媒ガスが不足すると、エアコンの効率が悪くなり、快適な温度調整ができなくなることがあります。
そんなときに必要なのが「ガスチャージ」です。しかし、ガスチャージの料金がどれくらいかかるのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エアコンのガスチャージにかかる費用やその必要性、実施するタイミングについて詳しく解説します。

1.エアコンのガスチャージにかかる料金相場

相場は約12,000~25,000円

エアコンの前に掲げられた計算機の写真

エアコンのガスチャージにかかる料金は、エアコンのメーカーや機種、充填するガスの種類や量などによって変わってきます。
おおよそ、12,000~15,000円が一般的な相場でしょう。

そもそもエアコンは、室外機との間の配管を冷媒ガスが循環することで、夏の暖かい空気を冷やし、冬の冷たい空気を暖めています。ガスチャージとは、このエアコンの配管内にある冷媒ガスを補充する作業のことです。

通常エアコンの冷媒ガスはなくなることがないため、ガスをチャージする必要はありません。
しかし取り付けの際の不備や、故障などによって不具合が生じ、ガスが漏れてしまうことがあるのです。ガスが漏れている状態では、どんなに性能の良いエアコンでも効きが悪くなってしまいます。
ガス漏れによりエアコンの効きの悪さや不具合が発生している場合は、冷媒ガスを補充し、エアコンを正常に作動させる必要があります。

ちなみにエアコンのガスチャージの際に、追加で「真空引き」作業が必要になると、プラス料金が発生する可能性があることを覚えておきましょう。
ガスをチャージする際に配管内部の空気や水分があると、ガスをチャージしても正常に作動しません。真空引きとは、配管内のそれらを除去して、内部を真空にする作業です。

業者にエアコンのガスチャージを依頼する際は、真空引きが必要になるかもしれない状況を想定して、かかる費用を多めに準備しておくと良いでしょう。

2.エアコンのガスチャージが必要になるタイミング

ガスチャージの前に修理が必要な場合もある

エアコンの前で悩む女性の写真

ガスチャージが必要になる主な原因は、エアコンの配管からの冷媒ガス漏れです。
エアコンの冷媒ガスは、通常なら漏れ出すことはありませんが、配管の劣化や施工不良、エアコンが衝撃を受けるなどのトラブルによりガスが漏れてしまうことがあります。
冷媒ガスが不足すると、エアコンが正常に冷暖房を行うことができなくなり、以下のような症状が見られます。

・エアコンの効きが悪くなる
エアコンの冷房や暖房機能が低下し、設定した温度に達しにくくなります。特に夏場にエアコンが効かない場合、ガス不足の可能性が考えられます。

・異音がする
冷媒ガスが不足すると、エアコン内部で異音が発生することがあります。コンプレッサーに無理がかかっている可能性があり、早急な対応が必要です。

・霜や氷がつく
冷媒が不足していると、エアコンの室外機や配管に霜や氷が付着することがあります。これもガス不足による典型的な症状の一つです。

これらの症状が見られた場合、ガス漏れやガス不足を疑い、業者に点検を依頼しましょう。
また、ガス漏れが原因の場合、エアコンや室外機、配管などに不具合が起きている可能性が高いです。配管の腐食や損傷、本体の故障によるガス漏れは、ガスを補充する前に修理が必要です。
急にエアコンに不具合が起きた場合は、エアコンの修理も念頭に置いて作業依頼することをおすすめします。

3.エアコンのガスチャージが必要かどうかをチェックする方法

エアコンのフィルターを掃除しても直らない場合は要注意

エアコンの電源をオンにしようとしている女性の写真

エアコンの冷媒ガスが漏れているかどうかのチェック方法をご紹介します。

①エアコンフィルターがきれいな状態での風の状態を確認する
エアコンフィルターが汚れていないのに、冷房の風がぬるい場合や、暖房が冷たい場合はガスチャージが必要となることが多いでしょう。
ただし、エアコン本体のリセットによって直る可能性もあるので、一度リセットも試してみてください。

②室外機の配管に霜が付くか確認する
冷房で15分ほど稼働し、その後室外機の配管を確認してみましょう。その際に、配管に霜が付いていた場合は、冷媒ガスが漏れていることが考えられます。
万が一水滴が付いている場合は、冷媒ガス以外の箇所が故障している可能性があるので、修理を検討してみてください。

③配管の温度によってガス漏れを確認する
エアコンで冷房を稼働しているのに、配管を触った温度が常温の場合は、冷媒ガスが漏れている可能性が高いです。

④ガス検知液を使用する
ガス検知液は、ガス漏れを検知すると泡が発生する仕組みのもので、ガス漏れしてそうなところに吹きかけることでガス漏れしているかどうかが分かります。ホームセンターなどで購入可能です。

4.エアコンのガスは自分でチャージできる?

火災のリスクもあるためおすすめしない

エアコンの前で腕をクロスさせてNOのポーズをしている業者の写真

エアコンのガスを自分でチャージするのは、火災のリスクがあるためおすすめできません。
ガス漏れの原因が配管の破損によるものだった場合は、いくらガスを補充しても再度ガス漏れを起こしてしまいます。ガス漏れは、火災などの重大な被害に繋がる可能性があるので放置は厳禁です。

また、ガスをチャージするには、真空ポンプや圧力計などを使用して、充填するガスの量を正確に測りながら作業していきます。専用の器具はインターネットネット通販などで購入できますが、道具を購入するだけでも30,000~50,000円ほどかかります。
なかにはレンタルできる器具もありますが、全て揃えると5,000円程度はかかるでしょう。

さらにガスチャージは、配管内部を真空にしたり、圧力を確認しながらガスを充填したりと、難易度の高い作業です。初心者が簡単にできるものではなく、器具を購入する費用や手間を考えても、自分で行うのが最適とはいえません。

ガス漏れによるガスチャージを検討しているなら、専門の業者に依頼すると良いでしょう。ガスチャージを行う業者なら、ガス漏れの原因や対処法をしっかりと把握しています。

なかにはガスの充填と一緒に修理を依頼できる業者もあり、別々に作業を依頼する手間が省けます。

5.エアコンのガスチャージにかかる料金を抑える方法

相見積もりで業者を比較することがポイント

相見積もりのイメージ画像

エアコンのガスチャージにかかる料金を抑えるには、複数の業者の見積もりを比較するのがおすすめです。
ガスチャージにかかる料金は、エアコンの状態や配管の劣化状況などによって異なります。さらに業者によって基本料金や作業内容も異なるため、複数の業者に見積もりを依頼すると相場や作業内容が把握しやすくなるでしょう。

また、相見積もりを取ることで、他社の見積もりを元に業者に値段の交渉をしやすくなるのがポイントです。自社より安い見積もりを提示すれば、多少料金を調整してくれる可能性があります。

そのほか、ガスチャージを依頼する業者を選ぶ際には、無料で現地調査や見積もりを出してくれる業者を選ぶのがおすすめです。
現地調査や見積もりだけで数千円もかかると、余計な費用が発生してしまいます。現地調査や見積もりの費用は、業者のホームページに記載されていることが多いので、依頼前に確認しておくと良いでしょう。
その際に、アフターサービスや保証の有無をチェックしておくことも大切です。ガスチャージをした後も、エアコンの効きが悪いなどの不具合が生じる可能性があります。
アフターサービスや保証が充実した業者なら、不具合が生じた場合に追加料金なしで適切な対応を取ってくれるでしょう。

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