エアコンからぬるい風しか出ない時の正しいリセット方法とは?原因と対処法も解説
公開日:2024.7.30
夏場にエアコンからぬるい風しか出ないと困りますよね。すぐに修理を依頼する方もいるかもしれませんが、エアコンをリセットすることで直るケースがあるのをご存じでしょうか。
この記事では、エアコンからぬるい風しか出ない原因や対処法を詳しく解説します。
夏場にエアコンからぬるい風しか出ないと困りますよね。すぐに修理を依頼する方もいるかもしれませんが、エアコンをリセットすることで直るケースがあるのをご存じでしょうか。
この記事では、エアコンからぬるい風しか出ない原因や対処法を詳しく解説します。
エアコンからぬるい風しかでないときのリセット方法は、どのメーカーも手順は変わりません。
以下の手順でエアコンをリセットしましょう。
まずは、エアコンの運転を停止し、10分ほど時間を置いてから、コンセントを抜きます。
次に、コンセントを抜いたまま10分ほど放置し、もう一度コンセントを差し込み、エアコンの運転を再開してみましょう。
コンセントを抜く前や抜いたあとの放置時間は、メーカーによって異なりますので説明書を確認してください。
メーカーが指定する放置時間がわからない場合は、10分ほど置いておくのがおすすめです。放置時間が短すぎるとリセットできない場合があるので、余裕を持ってリセット作業に入りましょう。
上記の方法を試し、エアコンから冷風が出てきたらリセット完了となります。
ちなみに勘違いしてしまう方も多いですが、エアコンのリモコンに付いているリセットボタンは、リモコンの内部に関するものです。
エアコン本体には関与していないため、確実にリセットするためには電源プラグの抜き差しで対応しましょう。
また、使用しているエアコンが2013年モデル以降のパナソニック製の場合、冷房チェック運転でぬるい風が出る原因を調べられます。
10~13分ほどでぬるい風が出る原因がわかるので、パナソニック製のエアコンをお使いの方はぜひ試してみてください。
エアコンをリセットしてもぬるい風しか出ない場合、フィルターや室外機をチェックしてみましょう。
フィルターをまったく掃除していない場合、ほこりやゴミで目詰まりしている可能性があります。
エアコンに付いているフィルターが汚れていると空気が循環しにくく、風量が落ちてエアコンの効きが悪くなります。
エアコンをリセットしても風が冷たくないと感じたら、フィルターの掃除をしてみると良いでしょう。
フィルターを掃除する際には、まずエアコンに付けたままの状態で掃除機を使って汚れを吸い取ります。高所での作業になるため、ハンディクリーナーがあると便利です。
さらにフィルターを外して、掃除機で汚れをしっかり取り除きましょう。汚れがひどい場合はフィルターを水洗いし、完全に乾かしてから付け直すのもおすすめです。
2週間に1回程度フィルターを掃除しておくと、ひどい汚れが付きにくくなります。
また、室外機の汚れもぬるい風が出る原因の1つです。
室外機は空気を温める・冷やす効果があるため、汚れが溜まった状態では運転効率が下がってしまいます。
とくに、室外機の背面や側面にあるアルミフィンが汚れていると、運転効率が低下する要因になりうるでしょう。
アルミフィンは定期的にブラシなどでこすり、汚れを落としてください。
何をしても冷たい風が出ない場合、エアコンの内部や室外機が故障しているケースが考えられます。
エアコンを長年使用していると、エアコン内部や室外機も劣化していきます。
古くなった配管が脆くなり、ヒビや穴が生じてしまう場合もあるでしょう。
エアコンは、室内機と室外機を循環させている冷媒ガスで冷たい風や暖かい風を送り出しています。
配管の劣化で冷媒ガスが漏れてしまうと、エアコンを運転しても効きが悪く、ぬるい風しかでなくなってしまいます。
また、室外機のコンプレッサーの劣化も、冷たい風が出なくなる原因の1つです。
コンプレッサーは、冷媒ガスを圧縮して高温にする役割があります。冷房の場合は室外機の熱交換機を通る際に熱を放出し、低温にしてから室内のエアコンに送られます。
しかし、コンプレッサーが劣化すると、冷媒ガスの熱交換が上手くいかず、エアコンからぬるい風しかでなくなってしまうのです。
エアコンの内部や室外機の故障は、見た目だけでは判断ができません。リセットや掃除をしても直らない場合は、エアコンの故障や劣化が原因の可能性も考えられるでしょう。
エアコンや室外機の故障が原因の場合は、修理や買い替えが必要になります。
故障が原因でぬるい風しか出ない場合は、エアコンの修理や買い替えで対処するのがおすすめです。
購入したばかりのエアコンや、使用年数が5年以内の場合は修理で対処できる場合が多いです。業者による部品の交換や修理で直せれば、買い替えよりも費用を抑えられます。
エアコンの空気が冷えない場合の修理費用は、約1~10万円が目安です。
小さな部品交換だけなら1万円程度で修理できる場合が多いですが、基板や電気回路などの
大きな部品の交換は、それだけ費用も高くなるでしょう。
ちなみに、エアコンの平均使用年数は13年ほどです。使用年数が長い場合は、修理よりも買い替えの方が費用を抑えられるケースもあります。
エアコンの修理費用は、故障の内容やメーカー、利用環境によって異なります。エアコンの使用年数が長いほど、修理費用も高額になる傾向です。
10年以上長く使用しているエアコンは、メーカーが部品の製造を終了している場合もあり、修理ができない可能性もあります。
また、エアコンの故障部分や正確な修理費用などは、素人では判断できません。
修理や買い替えをするべきか迷ったら、エアコンの修理業者に一度見積もりを出してもらうのがおすすめです。
修理にかかる費用と買い替えの費用を比較し、最適な方を選んでください。
エアコン修理の依頼は、複数の専門業者から見積もりをもらうと費用を抑えられます。
エアコンの修理は、業者によって基本料金や作業料金、オプションサービスなどが異なります。
使用しているエアコンの修理費用相場がわからない場合は、3社程度から見積もりを取ると相場の把握が可能です。
多くの修理業者は、ホームページ上でWeb見積もりを行っています。故障内容が明確に分かっている場合は、Web見積もりで手軽に複数社の見積もりを取ると良いでしょう。
しかし、故障内容が複雑な場合や古いエアコンの場合は、実際にものを見てもらって正確な見積もりを出してもらうのがおすすめです。
複数の業者から相見積もりを取ると、一番安く修理できる業者を選べます。
しかしエアコンの修理は、料金だけではなく作業内容や業者の対応もチェックしておきたいポイントです。
いくら安くても、修理が完璧でなければ意味がありません。必要な作業内容を説明してくれる業者や、質問に真摯に答えてくれる業者を選びましょう。
見積もり後の追加料金の有無や、アフターフォローなども確認しておくと安心です。
エアコン修理を安心して依頼するためにも、適切な費用でしっかりと対応してくれる業者を選んでください。