1.エアコンのドレンホースの役割とは?
エアコン作動時に発生した水を排水する
ドレンホースと聞いても、何のことだかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ドレンホースとは、エアコン作動時に発生した水を屋外へ排水するためのホースです。
■ドレンホースから排水される仕組み
エアコンの仕組み上、作動している際は水分が発生してしまいます。
特に冷房を使用する際は、エアコン内部に結露が発生しやすい状態です。暖かい空気に含まれていた水分が急に冷やされ、空気中にとどまることができなくなるため水が発生するのです。
冷たいドリンクのグラスを少し放置したときに、まわりに水分が付着するのをイメージするとわかりやすいでしょう。
エアコン内部で発生した水は、接続された配管を通り室外機までたどり着きます。そこからドレンホースを伝って屋外へ排出される仕組みです。
■ドレンホースが見つからないとき
ドレンホースは室外機のすぐそばにあります。エアコン内部で発生した水は必ず排出しなければならないため、ドレンホースがないということは考えづらいでしょう。
もしもドレンホースが見つからないときは、エアコン本体と室外機をつなぐ配管をたどると見つかる可能性があります。
近くの架台や壁沿いにぶら下がっていることもあるため、確認してみましょう。
2.エアコンのドレンホースが劣化するのはなぜ?
主な原因は「紫外線」や「雨風」
エアコンのドレンホースは、使用しているうちに劣化して壊れることがあります。
劣化の主な原因は、紫外線や雨風です。
常に屋外で紫外線や雨風にさらされていることに加えてプラスチック製なので、どうしても傷んできてしまいます。
具体的には、ホースが割れたり折れたりする症状が現れるでしょう。
では、劣化したまま放置するとどうなるのでしょうか?
・エアコンから水漏れする
ドレンホースの割れを放置していると、破損部分からホコリやゴミが入り込みホースがつまることがあります。その状態でエアコンを使用すると、うまく排水されなかった水が風と一緒に出てきてしまうのです。その水にはホコリも混ざっているため、とても清潔とは言えないでしょう。
最悪の場合、エアコンから水が漏れるだけではなく、水によってエアコンが故障してしまう可能性もあります。
・害虫が侵入してくる
ドレンホースの破損部分から害虫が入り込み、室内まで侵入してくることもあります。なかには、ゴキブリが侵入してきた事例もあるようです。
また、室内まで侵入することができないにしても、そのまま害虫がドレンホース内で息絶えてしまった場合は詰まりの原因になります。
このようなことが考えられますので、ドレンホースは定期的にチェックするようにしましょう。
3.エアコンのドレンホースは自分で交換できる?
意外と簡単に交換することができる
エアコンのドレンホースは自分で交換することができます。
まずは必要な道具をそろえましょう。
■用意するもの
・新しいドレンホース
・ドレンホースを切り取るためのカッター、またはハサミ
・ジョイント
・配管用のテープ
ジョイント用部品とは、新しいドレンホースと古いドレンホースをつなぐためのものです。ドレンホースやジョイント用部品を購入する際は、ホースの長さや口径を事前に確認しましょう。
■交換手順
1.劣化したドレンホースをはずす
すでにドレンホースにジョイント部分がある場合は、そこのテープや部品をはずし、劣化したホースを取りましょう。
ジョイント部分がない場合は、カッターやハサミを使用してドレンホースの劣化した部分を切り取ってください。
2.ジョイントを利用してドレンホースをつなぐ
ジョイントはたけのこのような形をしています。口径の大きいほうが古いドレンホース側になるように取り付け、その下側に新しいドレンホースを取り付けます。
3.接続部分を補強する
ジョイントしたら、その部分がはずれないように配管用テープでぐるぐると固定します。
4.ドレンホースの長さを調整する
接続部分の補強ができたら、ホースの長さを調整します。
地面についたままだと虫が侵入してしまうため、地面から5センチメートル以上離して切断してください。
編集部おすすめのドレンホース
ドレンホース エアコン用 2.0m (長さ調節可能 取替・延長用 取付簡単)

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このホースは、16mm・18mmのホース口に対応しており、補修や延長に便利。50cmごとに接続口があり、取り付けが簡単ですよ。
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- ブランド
- GAONA(ガオナ)
4.ドレンホースを劣化させないためのポイントとは?
劣化させないためのポイントは2つ
屋外にあるためどうしても劣化することは避けられませんが、なるべくなら耐久年数を長くしたいものです。
ここでは、劣化させないためのポイントとドレンホースの耐久性を紹介します。
■劣化させないためのポイントは2つ
①ドレンホースを紫外線から守ること
ドレンホースが直射日光を浴びる位置にある場合は、その紫外線から守ることが大切です。
ドレンホースはプラスチック製で紫外線に弱いため、紫外線に強い素材でカバーすると劣化を防げます。
具体的な方法としては、塩ビ製の化粧カバーで覆うことが効果的です。耐候性があり、紫外線だけではなく雨風からもドレンホースを守れます。
また、ドレンホース自体が塩ビでできているものを使用するのも一つの手です。耐候性のあるドレンホースは、プラスチック製のものよりも厚みがあります。
内側が黒いので、すぐ見分けることができるでしょう。
②害虫が侵入してこない工夫を施すこと
害虫が侵入してくると、ドレンホースの詰まりの原因となります。
詰まりはドレンホースの寿命に大きく関わることです。
防虫ドレンキャップを使用して害虫の侵入を防ぎましょう。
■ドレンホースの寿命は?
ドレンホースの寿命は、約3~5年といわれています。
耐候性のものでも5年ほど経過すれば、何かしらの不具合が起こる可能性が高まるでしょう。
問題をすぐに見つけられるよう、定期的なチェックが大切です。
5.こんなときはプロに相談しよう
状況別の悩み相談
ドレンホースは自分で交換できることを紹介しましたが、場合によってはプロに相談したほうが良いときもあります。
ここでは、2つの事例を紹介します
■ドレンホースを交換しても直らなかったとき
ドレンホースを交換してもエアコンの故障が直らない場合は、すぐにプロに連絡しましょう。
エアコンの故障の原因はドレンホースの劣化だけではありません。はっきりした原因がわからないときに自分で修理するのは危険です。
余計に症状を悪化させる可能性もあるため、プロに修理してもらったほうが良いでしょう。
■外機が高所に設置されているとき
建物の高所に、エアコンの室外機が取り付けられているのを見たことがある人も多いはずです。
ドレンホースが劣化して交換したい場合でも、高所にあるときは自分で交換することはやめましょう。
高所にあるドレンホースの交換は、はしごなどを使用しなければならず、足元がとても不安定になり危険です。
交換作業自体も慣れているわけではないため、スムーズに作業できるとは限りません。
「ホースの長さや口径を間違えて買いなおさなければならない」ということも考えられます。
そのため、このようなときは経験豊富なプロにお任せするのが得策です。