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エアコンの電源がつかない!修理方法や修理にかかる費用相場などについて解説

公開日:2019.7.17 更新日:2024.4.4
エアコンの電源がつかない!修理方法や修理にかかる費用相場などについて解説

「リモコンを操作してもエアコンの電源が入らない…」
こんな状況になると非常に困りますね。真夏であれば熱中症の危険すらある事態です。
エアコンの電源が故障することは滅多にありませんが、それだけにどう対処していいのか分からない方もいらっしゃるかと思います。

この記事では、エアコンの電源がつかないときの対処法や修理にかかる費用相場などについて詳しく説明します。ぜひ参考にしてみてください。

1. エアコンの電源がつかない!考えられる原因

エアコンの電源が入らない原因は、経年劣化によるものがほとんど。

年季の入ったエアコンの写真

エアコンの電源がつかないときの原因は、室内機にある場合と、室外機にある場合が考えられます。具体的には、エアコン本体内部の基盤やコンプレッサー、熱交換器の故障などが原因だと考えられます。

そのような故障の場合、エアコンが動かなくなる場合や、異音がしてしまうことがあります。これらの原因は時間が経過することで、内部部品が劣化してしまうことがその主な要因です。

しかし、その行動によっては劣化を誘発しやすいものもあります。具体的には以下の2つです。

・エアコンの性能が部屋の大きさに適切ではない 
・フィルターなどの汚れが溜まってしまっている

上記のような事態を回避するためには、エアコンの購入の際に、適切な性能のものを購入することとこまめな掃除が大切です。エアコンのフィルターは喫煙習慣などがあると、汚れが溜まりやすくなるため、こまめな掃除をすることで、エアコンの寿命を延ばすことにつながりますよ。

エアコン本体が10年以上経過しているもので故障してしまった場合、他の部品の劣化が進んでしまっていることも少なくありません。その場合、交換にかかる修理費用がかなり高額になってしまう、あるいは古いエアコンの場合には、交換部品そのものが廃盤になっていることも。修理ではなく、本体交換の方がおすすめだと言えるでしょう。

2. エアコンの電源がつかない時の修理方法

電源が入らない場合の修理方法は、原因箇所を特定して行います。

カバーが外されたエアコンの写真

エアコンの電源がつかない場合の修理方法としては、原因箇所の特定から行う必要があります。調査方法は、室外機や室内機の分解、またはリモコンの確認という方法の3つです。

エアコンの修理をするとき、リモコンが動く状態であればまずリモコンの状態を確認します。エアコンのリモコンの中にはエラーコード表示されることで、どこに原因があるのかわかる機種もあります。これが最も簡単に原因を特定できる方法です。

また、リモコン、または本体で、赤外線の受診がうまくいっていないケースも原因としてはあります。この場合には、本体の応急運転ボタンを押すことで本体が動作するため、この場合には、本体かリモコンどちらかの赤外線部分の故障が疑われます。

それでもわからない場合には、室内機、室外機を分解し、内部の部品で故障の原因となっている箇所を探します。修理方法としては、原因となっている部品の交換を行うことで解決することがほとんどです。

しかし、10年以上経過しているエアコンの場合、原因になっている箇所が複数あるケースや、原因ではないものの、劣化が進んでしまっているケースもあります。また古いエアコンの場合には、修理するための部品自体が手に入らないことも。そのような場合には、修理費用がかなり高額になってしまいます。場合によっては、本体を新しくした方が値段が安くなるなんてケースも。そのようなケースであれば、修理ではなく本体交換を行うことで対処することが多いです。

3. エアコンの電源がつかない時の修理費用はいくら?

エアコンの電源が入らないときの修理費用は交換部品によって2万~15万以上かかることも。

費用相場のイメージ写真

エアコンの電源がつかない場合の修理費用は、交換部品によってその修理費用が変わります。室外機や室内機の基盤が壊れている場合には、1ヶ所2万円程度かかるのが一般的です。

ただし基盤のどこで故障が起きているかによって修理費用が高額になることもあります。特に修理費がかかるのが、コンプレッサーの交換です。コンプレッサーの交換の場合には、5万円~11万円の費用がかかり、かなり高額になります。

また10年以上経過しているエアコンの場合には、複数の部位で故障が見られるケースもあり、場合によっては15万円以上費用がかかってしまう可能性も十分に考えられるでしょう。

修理費用が高額になる場合やエアコンを使用して10年以上経過している場合には、その後のことを考えると、修理ではなく交換をした方がよいでしょう。

エアコンが10年以上経過している場合ではなくても、エアコンから異音がする場合や、エアコンの起動によってブレーカーが落ちてしまう場合、あるいは冷房を起動しているのに暖かい風がくる場合や、暖房を起動しているのに冷たい風がくる場合などは、本体に重大なトラブルを抱えている可能性があるため、交換を検討しましょう。

4. エアコンの電源がつかないといったトラブルを防止する方法

電源故障を防止する方法は、フィルターのクリーニングが大切。

エアコンのフィルターを洗浄している写真

エアコンの電源がつかないといったトラブルを防止する方法としては、エアコンのクリーニングが有効です。フィルターの掃除をすることでエアコンへの負荷が少なくなり、エアコンの故障を防止することができます。

具体的なやり方は3つあります。一つは、掃除機でフィルターのホコリを取り除く方法です。最も簡単な方法ですが、十分にホコリを取り除けます。「掃除機で細かいところまで掃除できない」と考えられる方は、100円ショップで、掃除に使えるジョイント部品が販売されているので、そちらを使うとよいでしょう。

2つ目の方法はフィルターを水洗いする方法です。この場合には、水洗いした後でしっかりと乾燥させることが大切です。十分に乾燥させていないと、カビが生えてしまう可能性もありますよ。

3つ目の方法は、エアコンクリーニング業者にクリーニングをお願いすることです。エアコンフィルターの掃除だけでも十分な効果があるものの、それ以外の部分のホコリは、一般の方では中々難しいケースも多いです。1年~2年に一度くらいの頻度でクリーニング業者に依頼し、きれいな状態を維持しておくことで、エアコンが長持ちするようになりますよ。

5. エアコンの電源がつかない場合に関する情報まとめ

エアコンの電源故障は、メンテナンスで長持ちさせることが大事!

風が出ているエアコンの絵

この記事では、エアコンの電源がつかないときに考えられる原因や修理方法、修理にかかる費用やその予防方法について解説しました。

エアコンの電源が入らないといったトラブルは経年劣化による影響が大きいですが、定期的にクリーニングを行いきれいな状態を維持しておくことで、故障を予防することも可能です。

まずは月に1度などで良いので、エアコンのクリーニングからはじめてみましょう。

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