ハリネズミの最期とは?最期に見せる兆候や飼い主が取るべき対応について
公開日:2022.8.31 更新日:2024.4.5
大切な家族の一員として一緒に生活しているハリネズミにも最期の時が来ます。
飼い主としてはその兆候に気づいてあげて、適切な対応をしてあげることが大切です。
今回はそんなハリネズミが最期に見せる兆候や飼い主としてやるべきことについてご紹介します。
大切な家族の一員として一緒に生活しているハリネズミにも最期の時が来ます。
飼い主としてはその兆候に気づいてあげて、適切な対応をしてあげることが大切です。
今回はそんなハリネズミが最期に見せる兆候や飼い主としてやるべきことについてご紹介します。
ハリネズミの最期を見極める上で重要なのが寿命を把握しておくこと。一体ハリネズミは何歳まで生きるのでしょうか。
ハリネズミの平均寿命はおよそ2~5年といわれています。
このようにハリネズミは寿命の短い生き物であることから、飼い主の方が環境を考えて大切に育てていかなければなりません。
ハリネズミの適切な育て方については次の通り。
・生育環境
ハリネズミの生育環境において理想とされる室内温度は25~28℃、湿度は40%となっています。
そのため、夏の暑い日や冬の寒い日はエアコンを使って室内温度を維持していかなければなりません。
また、温度が低すぎる環境で生活していると、冬と認識して冬眠に入ってしまうことがあります。
デリケートな生き物であるため、飼い主による適切な環境の管理が必要となります。
・衛生管理
ハリネズミを健康で過ごしてもらうには毎日のお水の交換が不可欠。
エサについても腐敗しやすいものについてはきちんと取り替えておかないといけません。
・健康管理
健康管理において大切なことは日頃からきちんと運動させること。
運動させないままでいると健康を害することにつながります。
おもちゃなどを活用して日頃から楽しみつつ運動ができる習慣をつけていきましょう。
老衰以外の原因でハリネズミは最期を迎えてしまうことがあります。
飼い主としては主な死因をしっかり把握しておき、少しでも体調が悪そうであれば獣医師に相談することが必要です。
ハリネズミを飼育するうえで、以下のことに注意をしましょう。
・ストレス
ハリネズミは臆病な生活であることから、外部からのストレスに対してとても敏感です。
大きな音を出したり、急に体に触れたりするだけでもストレスを感じるのでやめましょう。
また、急な気温の変化もハリネズミにとってはストレスになります。
・腫瘍
偏った食生活をしていると腫瘍が発生することになります。
また、高齢化も腫瘍の要因の一つです。
ハリネズミは腫瘍を患いやすい生き物であるので、早期発見および早期治療を行うことが大切です。
・ダニ
ハリネズミに寄生しやすいダニとしてはヒセンダニとキュウセンダニがいます。これらのダニによって脱毛や脱針、皮膚疾患といった症状を引き起こします。
・化学物質
殺虫剤やヘアスプレーなどの化学物質の臭いが原因でハリネズミが死亡することがあります。
こうした化学物質を使用する際は必ず換気をしましょう。
また、これらの他に「ふらつき症候群(WHS)」といったハリネズミ特有の病気も存在します。歩き方がぎこちなくなったり、後ろ足が震えだしたり、力が入らなくなったり…といった神経系の病気で、発症すると死亡のリスクが高いです。
現在では確かな原因と治療方法についてはまだ解明されておりませんが、栄養不良やビタミン・カルシウムの不足などが原因として推測されます。
そのほかにも、ウィルスや外傷、過度のストレスなども要因ではないかと考えられています。
このように原因が解明されていない病気ですが、ハリネズミにとって飼い主にできることはいい環境で過ごさせてあげることです。
上記で紹介した気を付けるべきことや食生活に注意をして、予防をしましょう。
また、ふらつき症候群と思わしき症状がみられてもその他の病気である可能性もあります。
ペットのハリネズミに不調が見られたらすぐに獣医さんに診てもらうようにしてください。
特にビタミンやカルシウムが不足すると発症するとされているので、普段からハリネズミにあげる食事のバランスを考えてあげることが大切だといえます。
ハリネズミは最期の時期になるとさまざまな様子を見せます。
日頃から些細な行動の変化に注目し、何か異変があったら獣医師に相談するようにしましょう。
・食欲が落ちている
ハリネズミは寿命が近づいていくと次第に食欲が落ちていきます。
体格が小柄なハリネズミが食べなくなると数日で命を落とす可能性があるので、日頃からきちんと食事の管理をしていきましょう。
・よく下痢をするようになった
ハリネズミは年を取ると下痢をすることが多くなることがあります。
また、便の色も異常を示すサインであり、色がいつもと違う場合は病気である可能性があります。
もし便に異常が見られたら獣医師に相談してみましょう。
・行動がいつもと違う
ハリネズミは自分の環境が安全でないと感じると普段とは違う行動をとることがあります。
針を立てる、声で威嚇するなどしているとハリネズミにとってストレスになります。
・動きが鈍くなっている
高齢化することでハリネズミの動きは鈍くなっていきます。
ただ体調不良で動かなくなっていることもありますので、注意深く観察しておきましょう。
・体温が低下している
死期に近づくと多くの動物は体温が低下していきます。
もし触ってみて体温が低い場合は死期である可能性があります。
ハリネズミの最期が近くなった際には飼い主として葬儀の準備をしておく必要があります。
大切な家族ですので、健やかにお見送りできるように遺体のケアをしておかないといけません。
葬儀社が来るまでにはある程度時間がかかるので、適切な方法で安置しておきます。
亡くなった直後の遺体は腐敗が進んでいきます。亡くなってすぐに埋葬を行うのが難しい場合は、速やかに遺体をケアしてあげます。
まずタオルを使ってハリネズミの遺体をきれいに拭いてあげましょう。
そうしたら目や口元を閉じておき、寝ている状態にしてあげます。そのあとは遺体の腐敗が進まないようにドライアイスや保冷剤を使って体を冷やします。
なお、遺体は涼しい場所に安置しておくようにしましょう。
ドライアイスもしくは保冷剤を使って体を冷やす場合は、火葬するまでに4~5時間程度安置しておくことができます。
もし冷蔵庫にて遺体を安置しておく場合は、1週間から2週間程度は腐敗せずに済みます。
また、亡くなった時の状態も火葬を執り行う時期を判断するために重要です。
もし遺体に外傷や腫瘍がある場合や夏場などは腐敗が進みやすくなります。その場合は長くても3日以内には火葬を行うことが望ましいです。
大切な家族のハリネズミの葬儀をきちんと行うには業者選びが大切です。
ペット葬儀者は数多くあるものの、優良業者と呼ばれるところとそうでないところがあります。
優良業者を選ぶ上で押さえておくべきポイントは次の通りです。
・実績が豊富である
業者の実績を確認するためにはその創業年数を見ておきます。
創業から3年以上経過しているところであれば安心して依頼することができます。
・経験豊富なスタッフが在籍している
大切なご家族の供養になりますので、信頼できるスタッフがいるかどうかも重要。
お電話でのやり取りなど、親身に対応してくれるところほどしっかりとした業者であることが多いです。
・小型動物にも対応している
ハリネズミのような小型動物を火葬される場合、通常の火葬炉では遺骨が残らないことがあります。
そこで、小型動物の骨が残りやすい小型炉を用意しているかどうか確認しておきましょう。
また、業者によっては小動物の遺骨を残せる大型炉を用意しているところもあります。
・見積もりに対応している
業者選びの上で忘れてはならないのが見積もり。同じ火葬内容でも依頼先によって費用が異なる場合があります。
複数社の見積もりを比較してみて、最もお得な業者を見つけてみましょう。