ネズミ駆除の超音波が犬に与える影響はどれくらい?害のない駆除方法も解説
公開日:2025.2.18
ネズミ駆除の方法には超音波ツールがよく使われていますが、犬を飼っているご家庭の場合には、犬に影響を与えてしまう可能性がありますので注意が必要です。
この記事では、ネズミ駆除に使われる超音波が犬に与える影響を解説します。また超音波を使う際の注意点や犬や人に安全なネズミ駆除の方法についても紹介します。
ネズミ駆除の方法には超音波ツールがよく使われていますが、犬を飼っているご家庭の場合には、犬に影響を与えてしまう可能性がありますので注意が必要です。
この記事では、ネズミ駆除に使われる超音波が犬に与える影響を解説します。また超音波を使う際の注意点や犬や人に安全なネズミ駆除の方法についても紹介します。
ネズミ駆除に使用する超音波は、ペットの犬に悪影響を与えてしまうことがあります。
駆除によく使われる超音波グッズには、360ヘルツから42キロヘルツの周波数が使われており、超音波の音は動物の中枢神経を刺激し、ストレスを与えて追い払う仕組みです。
ネズミは約500ヘルツから64キロヘルツの広範囲で音が聞こえるため、ネズミの聴覚や神経を刺激して、嫌な音だと感じたネズミに対しては駆除効果があるでしょう。
人間は40ヘルツから23キロヘルツの範囲しか聞こえないため、超音波グッズによる影響はありませんが、犬は67ヘルツから60キロヘルツの周波数を認知できるため、装置によっては超音波の音が聞こえてしまい、個体差にもよりますが体調を悪くしてしまう可能性があります。
犬を飼っている家でネズミ駆除用の超音波を使う場合は、事前に説明書や注意書きを確認してから、使用しても大丈夫か判断してください。
仮に設置する場合も、犬の近くでは使用を控えたり、犬の体調に気を配ったりと、注意深く取り扱いましょう。
犬を飼っている家でネズミ駆除に超音波を使用するときには、犬に対して害がないことが認められた機械のみを使うようにしてください。
ただし、犬に対して安全性が認められた超音波グッズであっても、個体差によって聞こえてしまう可能性もあります。
安全性が認められているからと油断せず、先ほども記述したとおり、使用する場合は犬の行動範囲から遠ざけたり、犬の体調に気を配ったりしてください。
また、犬によって個体差があるように、人間も同様に超音波が聞こえる人と聞こえない人がいます。とくに高い周波数が聞こえやすい子供や若い世代が住んでいる家では注意してください。
20代までは割と聞こえる人も多いので、学生が家にいる場合は使用を避けた方がいいかもしれません。
犬や人に害のないネズミ駆除方法としては、回転灯の利用がおすすめです。
回転灯には赤・青・黄色などの種類がありますが、ネズミを追い出すには赤色の回転灯が最適です。
赤い光は火を連想させ、ネズミにこの場所は危険だと判断させるからです。屋根裏や床下など、ネズミが好む場所に赤い回転灯を設置することで、ネズミを撃退できます。
しかし回転灯はパトカーで使われるランプと仕組みが同じなので、生活に支障をきたすレベルでまぶしいです。 外に光が漏れたら近隣にも迷惑がかかるので気を付けて下さい。
また、ネズミは人間のように「慣れる」生き物なので、ずっと同じストレスを与えていると、次第に効果が薄くなります。
対策としては定期的に異なる回転灯をつけたり、再度侵入してこないように侵入口となりうる場所を塞いだりすると良いでしょう。
もっと効果的に、犬や人に安全な方法でネズミ駆除を行いたい場合は、ネズミ駆除の専門業者に相談をすることをおすすめします。
ペットがいることを事前に伝えれば、多くのネズミ駆除業者は毒を使わない捕獲や防鼠施工、ペットに安全な薬剤の使用など、配慮した方法で駆除を行ってくれます。
犬がいる家庭で安全にネズミを駆除するなら、信頼できるプロの業者に依頼しましょう。
信頼できる業者を見極めるには、相見積もりで業者を比較する方法がおすすめです。相見積もりでは、価格・作業内容・保証・対応などを確認できます。
とくに価格は、ネズミの駆除業者によって大きく異なります。基本料金に含まれる内容や、オプションの有無などを確認しながら費用を比較してください。
また、作業内容は、本当に必要な作業を行っているか確認しましょう。なぜこの薬剤を使用するのか、本当にこの作業は必要なのかなど、気になったことはその場で聞いて確認してください。
ネズミの追い出しだけではなく、侵入経路の封鎖など再発防止に努めているかもチェックポイントです。万が一再発してしまった場合に、保証が付いている業者だと安心して依頼できます。保証期間は業者によって、1~10年ほどと差があります。作業内容、保証を総合的に見たうえで、費用が妥当かどうかを確認しましょう。
また、見積もりのときの業者対応も確認しておきたいポイントです。何の説明もしてくれない業者や、聞いても曖昧にしか答えが返ってこない業者は要注意です。
少なくとも2~3社から相見積もりを取り、業者を比較したうえで最適なところを選ぶようにしてください。