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鍵に関する用語や名称を紹介!vol.1

公開日:2023.4.13 更新日:2024.4.1
鍵に関する用語や名称を紹介!vol.1

鍵の専門用語を覚えておくことで、業者に交換や修理を依頼する際にスムーズな手続きが出来るようになります。

この記事では、これだけ覚えて置いたら安心!の5つの鍵の専門用語(シリンダー、サムラッチ、サムターン、バンピング、インロック)を簡単に解説していきます。
交換や修理の際にぜひ参考にして下さい。

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1. シリンダーとは?

シリンダーとは鍵穴のことです。最近では防犯性能の高いシリンダーも

シリンダーと3本の鍵の写真

シリンダーは鍵を刺し込み鍵前を回すことが出来る穴のことで、中に凹凸があることによって違う鍵を差し込んでも回らないようになっています。シリンダーにはメーカーやグレード別に様々な種類が販売されています。

たとえばシリンダーメーカーで有名な美和ロックの商品で言うと、簡単かつ安価で取り付けが出来るU9シリーズからコピーされにくいディンプルキーを使用するJNシリンダーなど様々です。なおJNシリンダーに使用する鍵には複製を防止できるセキュリティ認証システムを付加することが出来ます。

家屋に浸入する窃盗犯の手口でガラス破りの次に多いのがピッキングや鍵穴壊しです。ナンバーキーや指紋認証の場合も基本的にはシリンダーと併用している場合が多いので、シリンダーは高性能な商品を選ぶようにしましょう。

シリンダーで大家さんにおすすめなのが可変タンブラーシリンダーです。このシリンダーは住人が変わってもシリンダーを交換しなくても良いのが特徴で、鍵のパターンは261億通りもありますのでシリンダーの中を組み替えるだけで以前にお住まいの住人からの侵入を防ぐことが出来ます。ランニングコストが常に必要な方にぴったりのシリンダーです。鍵においてはシリンダーが最も重要なことを覚えておいて下さい。

2. サムラッチとは?

サムラッチとは主に玄関で使用されている鍵の種類のひとつで装飾錠と言われています

茶色い扉に取り付けられたサムラッチの写真

サムラッチとは玄関に用いられている鍵の一つで、装飾が施されていることから装飾錠と言われています。少し昔の住宅の玄関でよく使われています。

ドアの取っ手を握り親指でサムラッチを下げることによりラッチボルトが引っ込みドアが開きます。

サムラッチ錠のメリットとしては取っ手を回す必要がないため荷物などを持っていても簡単に開錠できる点です。逆にデメリットは、ご年配の方などは親指の力が弱くなるために開錠し難くなる点です。

また、サムラッチ錠はその構造上内部にホコリが溜まりやすく20年程度で動きが悪くなります。

そしてサムラッチ錠はメーカーや装飾別に様々な種類が販売されていますので、交換の際も同じタイプでないと取り付け出来ない事があります。動きが悪くなる前に定期的に油をさして常にサムラッチがスムーズに動くようにしておきましょう。

サムラッチ錠を交換する際はメーカーだけではなく型番もあるのでメモしてホームセンターに行きましょう。サムラッチの型番はラッチボルト(扉に引っかかる部分)に刻印されています。摩耗などにより型番が分からない場合はサムラッチ本体を持参するかドアの厚みやサムラッチ本体の長さや幅を計って販売店に行きましょう。サムラッチのトラブルでどうしてもお困りの方は専門業者に相談するのも一つの方法です。

3. サムターンとは?

サムターンとはドアの内側についているつまみの名称で泥棒に狙われやすい箇所です

ドアにつけられたサムターンの写真

サムターンは玄関ドアなどの室内側についているつまみのことで、ここを縦にしたり横にすることでデッドボルト(かんぬき)の開け閉めが出来ます。

一般的なサムターンは横にすると開錠し縦にすると閉錠します。サムターンの中にあるグリスが劣化すると動きが悪くなります。その場合は一度分解して古いグリスを取り除いた後再度グリスアップする必要があります。

このサムターンですが泥棒に狙われやすいことをご存知ですか?泥棒が家屋の中に侵入する手口としてサムターン回しというものがあります。これはドアの隙間や郵便受け、ドリルで開けた穴などから特殊な工具を入れて本来手が届かないはずのサムターンを回してドアを開けてしまう手口です。

平成29年度警視庁のデータによるとマンションに侵入した空き巣の手口の31.9%をサムターン回しが占めています。

サムターンがあるご家庭は最優先でサムターン回しの対策をしておきましょう。サムターン回しの対策としては、周りにプラスチック製のカバーを取り付ける、補助錠を付けておくことなどがあります。サムターンは鍵を構成する部品の中でも重要ですので、破損したり動きが悪くなった際はそのままにしておくのではなく専門業者に修理・交換を相談してみましょう。

4. バンピングとは?

バンピングとは特殊なカギを差し込むことにより家屋の中に侵入する方法です

古めかしい鍵の写真

バンピングというのは特殊なカギ(バンプキー)をシリンダーに差し込んで回す泥棒の手口です。

サムターン回しやこじ破りなどと違い泥棒が侵入した形跡がほぼ残りませんので、何か取られていても気づくのが遅れてしまうこともあります。またすぐに気づいたとしても痕跡が残っていませんので、鍵を閉め忘れたと勘違いされる方も多いです。

バンピングに使用するバンプキーですがシリンダーのメーカーと代表的な型番別に用意されています。具体的なメーカー名を挙げると美和ロックの場合2種類のバンプキーがあれば簡単な構造のシリンダーを開けることが出来ます。

ここで注意しなくてはいけないのが築年数が古いマンションなどの集合住宅にお住まいの方です。よほどのことが無い限りマンションで使用されている鍵メーカーは同じですので、一件バンピングの被害にあうとマンション全体がいつ侵入されてもおかしくない状態になります。

バンピングを防ぐ方法はシリンダーを防犯性能の高いロータリーディスクタイプやマグネットタイプ、電子キーに交換することです。ディンプルキーも以前はバンピングをある程度防いでいたのですが、ほとんどのディンプルシリンダーが基本的にはピンシリンダーと同じ構造ですので現在ではあまり効果がありません。

5. インロックとは?

インロックとは車中に鍵を残したままロックしてしまうこと、スマートキーでも要注意

インロックされて入れなくなった車の写真

インロックは主に車で起こる鍵トラブルの一つでJAFの救援依頼でも3番目に多い事案です。

一昔前はインロックというと多数の方がご存知な言葉だったのですが、キーレスエントリーなどのスマートキーの普及により近年では知らない方も結構いらっしゃいます。

インロックは、車中に鍵を残したままうっかり閉めてしまうことでどうにもならない状態になります。インロックした際に家の近くであればスペアキーを取りに行くことも可能ですが、自宅から遠い場合やスペアキーを紛失した場合は鍵の専門業者に開けてもらうことになります。

昔の車の場合は大人が3~4人いればある身近なアイテムで開錠することも可能なのですが、現在の車の場合はそうはいきません。ちなみにホテルなどであるカードキーを部屋に置いたまま扉を閉めて入れなくなるのもインロックです。

インロックは一般的に鍵がある車でしか起こらないトラブルですが、場合によってはスマートキーでも起こることがあります。その原因はスマートキーの電池です。電池が極端に少なくなったスマートキーは、車中に置いた状態でも車から離れたと勘違いをしてロックをかけてしまうことがあります。スマートキーの電池は携帯電話のように残りを見ることが出来ませんので、定期的に交換しておきましょう。

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