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古い家の雨漏り修理はいくらかかる?雨漏りの原因や修理方法・費用などを解説

公開日:2024.1.23 更新日:2024.4.22
古い家の雨漏り修理はいくらかかる?雨漏りの原因や修理方法・費用などを解説

古い家の雨漏りは多くの方が悩む問題です。修理したいと思っても、どのような工程でいくらかかるのか心配になる方も多いでしょう。

この記事では、古い家の雨漏りの修理方法や費用の把握、適切な業者の選び方、そして修理後の予防とメンテナンスについて詳しく解説します。

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1.古い家の雨漏りの原因とは?

なぜ古い家では雨漏りがよく起こるのか

劣化した屋根のイメージ写真

古い家にお住まいの方は、雨漏りの問題に悩まされることが多いでしょう。

この問題の大部分は、屋根材の劣化に起因しています。

築20年以上経過した家では、特にルーフィングの耐用年数に注意が必要です。
ルーフィングとは、瓦や鉄板、スレートといった屋根建材の下に敷かれる防水シートのことを指します。屋根建材だけだと雨水が建物内に浸透し、雨漏りや建物の劣化が進む可能性が高まります。どんなに優れた屋根建材であっても、ルーフィングによる防水が欠けていれば、その性能を十分に発揮できません。

ただ、このルーフィングの寿命は一般的には約10年程度と言われており、それ以降は徐々に防水効果が低下する傾向があります。
新しいルーフィングは柔軟性としなやかさがありますが、時間が経つにつれて進行し、弱くなります。硬化したルーフィングは、わずかな負荷でも簡単に破損する可能性があります。
また、多くのルーフィングはホッチキスで固定されていますが、施工時に開けた穴からの破損もあり得ます。

こういったルーフィングの破れが雨漏りの原因となります。放置してしまうと、家全体に大きなダメージをもたらす可能性があります。特に、約20年が経過すると、この問題が顕著になることが知られています。
最近のルーフィングは、耐久年数が伸びてきていると言われていますが、それでも注意が必要です。

2.古い家の雨漏り修理の方法

雨漏りが発生した箇所別の修理方法

屋根のリフォームを行う事業者の写真

古い家に住んでいると、雨漏りの問題に直面することが増えてきます。特に、経年劣化から雨漏りが発生することが多く、発生箇所によって修理の方法も違ってきます。
ここでは、雨漏りが発生した箇所別の修理方法を見ていきましょう。

・屋根の修理
屋根は家の一番上に位置するため、雨風に直接さらされやすく劣化が進みやすい部分です。
古い家の雨漏りは多くの場合、ルーフィングと呼ばれる防水シートの劣化によって起こります。このケースでは、防水シートを新しいものに交換する工事が必要です。

また、スレートや金属屋根の場合、棟板金の不具合が原因で雨漏りが起こることがあります。この場合、棟板金とその下地材を新しいものに交換する工事が必要でしょう。

さらに、瓦屋根では、棟瓦の土台である漆喰が劣化することで雨漏りが発生することがあります。このような場合、漆喰の詰め直しや、場合によっては棟瓦の取り直し工事が必要です。

・ベランダ、バルコニーの修理
ベランダやバルコニーは、床の劣化や排水口の詰まりなどが原因で雨漏りが発生することがあります。床からの雨漏りの場合、防水工事を行うことで問題を解決できます。
また、排水口の掃除や笠木の補修、シーリング工事も効果的な対策となります。

・外壁の修理
外壁の目地からの雨漏りは、シーリングの打ち替えや増し打ち工事で対応できます。特に、玄関周りや窓の周りの目地は、打ち替えると新たな問題を引き起こすことがあるため、増し打ち工事がおすすめです。

雨漏りの問題は放置すると家の構造体を傷める原因となります。早めの対応で適切な修理方法を選ぶことで、快適な住まいを維持できるでしょう。

3.古い家の雨漏り修理の費用相場

雨漏り修理の平均的な費用

雨漏り修理のリフォーム費用のイメージ写真

雨漏りは、家の安全性や快適性を脅かす大きな問題です。その修理費用は、原因となる場所や修理の範囲によって大きく異なります。
ここでは、雨漏り修理の費用相場について詳しく見ていきましょう。なお、屋根や外壁の修理の場合、15~20万円ほどの足場代も含んだ費用となっています。

・屋根からの雨漏り
屋根の雨漏りの修理費用相場は、軽度の場合で5~30万円ほど、中程度の場合で35~75万円ほど、重度の雨漏りでは80~200万円ほどです。
特に瓦屋根の場合、全面的な修理が必要な場合は高額になりますが、瓦のずれを修正するだけで済む場合は、比較的安く修理できます。

・天井の雨漏り
天井からの雨漏りの原因は、屋根やベランダだけでなく、外壁のヒビから雨水が浸入することも考えられます。5~15万円ほどの範囲で修理できることが多いでしょう。

・ベランダの雨漏り
ベランダの雨漏り修理は、5~15万円ほどが相場です。排水溝の詰まりや防水加工の劣化が主な原因となります。

・外壁からの雨漏り
外壁からの雨漏りの修理費用相場は、軽度なら5~50万円ほど、中程度から重度の場合は80~200万円ほどとなります。外壁の劣化が主な原因で、部分的な修理と全体の塗り替えでは、費用に大きな差が出るでしょう。

・窓枠やサッシの雨漏り
窓枠やサッシの雨漏りの修理費用は、5~25万円ほどです。隙間が原因の場合、コーキングで簡単に修理できることが多いでしょう。

古い家の雨漏り修理は、早めに対応することで、より大きなダメージや高額な修理費を避けることができます。定期的な点検やメンテナンスを心がけ、早めの対応をおすすめします。

4.古い家の雨漏り修理に適した事業者の選び方

信頼できる事業者を選ぶポイント

雨漏りの点検を行う屋根修理の専門事業者の絵

雨漏りは古い家の大敵です。しかし、適切な事業者を選ぶことで、古い家の雨漏りをしっかり修理できます。ここでは、信頼できる事業者を選ぶポイントについて説明します。

・迅速な対応
雨漏りの問題は早急な対応が求められます。事業者を選ぶ際は、迅速に対応してくれるかどうかを確認しましょう。

・十分な点検と調査
30~60分程度で、お住まいを隅々までしっかりと点検・調査してくれる事業者を選びましょう。

・専門性
屋根や外装に精通している専門事業者を選ぶことが大切です。

・リフォーム瑕疵保険の登録事業者
リフォーム瑕疵保険の登録事業者であれば、安心して雨漏りの修理を任せられるでしょう。

・書類の提出
見積書や契約書、保証書など、必要な書類をきちんと提出してくれる事業者を選びましょう。

・実績の確認
これまでの施工事例やお客様の声など、事業者の実績を確認することが重要です。

・建設業許可
事業者が建設業許可を取得しているかも、選ぶ際の大切なポイントとなります。

インターネットで事業者を探す際も、上記のポイントをもとに選ぶことで、信頼できる事業者を見つけることができるでしょう。安心して任せられる事業者を選び、雨漏りの問題を解決しましょう。

5.古い家の雨漏り修理後にやるべき予防とメンテナンス

再発防止策

住宅のメンテナンスを行う専門事業者のイメージ写真

古い家では、経年劣化により様々なところから雨漏りがしやすくなっているかもしれません。修理後も、再発を防ぐための適切な予防とメンテナンスが必要となります。

・定期的な点検
屋根や壁は、日常の風雨や日光にさらされており、劣化が進行しています。そのため、年に一度は専門家による点検を受けることがおすすめです。

・雨どいの管理
雨どいが詰まると、雨水の排出がうまくいかず、雨漏りの原因となります。定期的な掃除とメンテナンスが必要です。

・損傷の早期発見と修理
激しい天候や自然災害後は、家の損傷状況を確認し、必要に応じて修理や補修を行いましょう。

・専門家との連携
雨漏りを発見した場合、迅速に専門家に相談し、適切な対策を立てることが大切です。
屋根や壁の状態の定期的なチェックを専門家に依頼し、必要なメンテナンスを行うことで、雨漏りのリスクを大きく減少させることができるでしょう。

家の寿命を延ばし、安心して生活するために、これらの再発防止策を心がけてください。屋根の状態を自分で見て確認することは、多くの場合難しいものです。雨漏り修理の専門業者に点検を依頼して、しっかり確認してもらいましょう。
定期的にメンテナンスを行えば、雨漏りによる大きな被害や修理費用の負担を避けられるはずです。

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