賃貸住宅でのエアコンクリーニングの注意点は?相談先や費用負担について
公開日:2022.7.1 更新日:2024.4.17![賃貸住宅でのエアコンクリーニングの注意点は?相談先や費用負担について](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/tqMnLyGKJoL7DN8aCAKKq77bVQiEkh4HGNrG9Jgn.webp?v=1738721544)
夏や冬に大活躍してくれるエアコンは、使っていくうちに汚れていきます。
そんな時におすすめなのがエアコンクリーニングです!ただ賃貸住宅ですとエアコンクリーニングの際は大家さんなどに相談しておく必要があります。
今回は賃貸でエアコンクリーニングする際の相談先や費用負担の方法についてご紹介します。
夏や冬に大活躍してくれるエアコンは、使っていくうちに汚れていきます。
そんな時におすすめなのがエアコンクリーニングです!ただ賃貸住宅ですとエアコンクリーニングの際は大家さんなどに相談しておく必要があります。
今回は賃貸でエアコンクリーニングする際の相談先や費用負担の方法についてご紹介します。
エアコンは使用していくうちに汚れが溜まり、そうなるとエアコンの稼働効率やにおいなどに影響がでるので、掃除をしなければならなくなります。
そんな時に便利なのがエアコンクリーニングのサービスです。エアコンのフィルターはもちろんのこと、内部の部品など自分では掃除しきれない箇所までキレイにしてくれます。
ただし、お住まいが賃貸住宅の場合は、エアコンクリーニングを業者に依頼する際に注意しなければならないことがあります。
賃貸物件によってはあらかじめエアコンが備え付けられていることもあります。
そうした賃貸のエアコンクリーニングを依頼される場合は、大家さんもしくは賃貸物件の管理会社に相談をして、対応の指示を仰ぐことが基本です。
エアコンはあくまでも借りているものなので、取り扱いに関しては事前に相談しておく必要があります。
また、入居者自身が取り付けたエアコンであってもクリーニングを依頼する際には大家さんなどに相談しておかなければなりません。
エアコンクリーニングでは洗浄中に水漏れしたり、エアコン本体を取り外す際に部屋の壁が損傷したりといったトラブルが発生する可能性があります。
そのため、たとえエアコンの所有者は入居者であっても、部屋自体を所有しているのは管理側であるため、大家さんや管理会社に相談することになります。
事前に許可なく業者を呼んでしまうとこうしたトラブルで近所の方と揉める場合がありますので、大家さんなどに一度クリーニングできるか聞いてみましょう。
賃貸におけるエアコンクリーニングの費用は状況によって負担者が異なります。
・大家さんや管理会社が負担する場合
賃貸物件に引っ越してきてから半年もたたないうちに異臭などのエアコンの不調が見られてエアコンクリーニングが必要になった場合は、業者の費用負担は大家さんが行うことになります。
基本的に入居する前のお部屋はクリーニングされていることがほとんどですが、まれにホコリやカビが残っていることがあります。
そのため、入居してすぐに発生したトラブルについては、なるべく早めに大家さんや管理会社に対応してもらいましょう。
また、今住んでいる賃貸物件から退去する場合も、エアコンクリーニングの費用は大家さんが負担することになります。
もし賃貸契約書に「ハウスクリーニング代を入居者に請求する」との記述があれば住んでいた人が負担しますが、そのような記述がなければ退去時に支払いをしなくても問題ありません。
・入居者が負担する場合
賃貸に引っ越してきてから1年以上経過した場合、エアコンに関するトラブルの責任は入居者が負うことになります。
そのため、頑固なカビ汚れなどのエアコンクリーニング費用は入居者自身が負担しなければなりません。
ただ物件によっては入居者が全額負担する、費用のいくらかは大家さんが負担するなど条件が決められています。
エアコンクリーニングを依頼する際は、費用の負担についても自薦に大家さんに確認してみましょう。
エアコンクリーニングを依頼する際に気になるのが作業費用。エアコンクリーニングの料金相場は以下の通りです。
■壁掛け型
エアコン本体:8,000~10,000円
掃除機能付きエアコン本体:13,000~16,000円
消臭抗菌コート:1,000~2,000円
■天井埋め込み型
エアコン本体:15,000~17,000円
掃除機能付きエアコン本体:40,000~45,000円
消臭抗菌コート:1,000~2,000円
ただし、上記の費用は目安であり、エアコン内部の汚れ具合やメーカーによって費用が異なる場合があります。
また、作業料金以外にも業者がご自宅まで来てもらうのにかかる出張費用も別途加算されます。
ただこうしたエアコンクリーニングの費用を少しでも安く抑える方法があります。
一つは見積もりを取っておくこと。
見積もりには作業の内容およびその料金が掲載されています。費用をきちんと確認することで、後から不要なオプションを申し込まずに済みます。
また、複数社の見積を比較することにより、より安い業者を見つけることができます。
もう一つは割引キャンペーンを活用すること。
業者によっては期間限定で割引や費用がお得になるキャンペーンを行っているところもあります。お近くの業者を調べてみて利用可能なキャンペーンがあるかどうか確認してみましょう。
この他、複数台のエアコンをまとめてクリーニングしてもらうと作業費用が安くなる場合があります。
エアコンクリーニングを行う箇所によっては近隣へのトラブルにつながるリスクが非常に低いことから、大家さんや管理会社の許可なく自由にクリーニングを行うことができます。
自由にエアコンクリーニングしていい箇所は次の通りです。
・フィルター
・ルーバー(吹き出し口)
・フロントパネル
エアコンのフィルターは最も掃除がしやすい箇所です。
冷暖房の効き目を左右する部品であり、ここをきれいにしておくと省エネ効率を上げることができます。
設備として備え付けてあるエアコンも同様であり、通常のお手入れは入居者自身で行うことになります。
エアコンによっては自動フィルター掃除機能が搭載されている機種もあります。こうした機種をお使いの場合は原則としてフィルター掃除は不要です。
ただし家族でタバコを吸われる方でいる、ペットを飼っているといったご家庭ですと、エアコンフィルターが汚れやすくなります。
そうした場合は定期的にクリーニングしておくのが望ましいです。
このほかのエアコンの内部の部品に関しては、素人が触れると故障や事故の原因となりますので、絶対に触れないようにしましょう。
前述のようにフィルター部分などは賃貸のエアコンであっても自分でクリーニングすることができます。
自分でできるエアコンクリーニングの手順は次の通り。
1.掃除する場所に置いてあるものを養生しておく
クリーニングする場所の周りには家具や家電などが置かれていると思います。こうしたものはビニールシートや養生テープなどで汚れが付着しないようにします。
2.電源を切る
故障や事故の原因になりますので、電源とコンセントはあらかじめ抜いておきます。
3.エアコンの表面を拭く
エアコン本体の表面をタオルで乾拭きしておきます。
4.カバーを外す
エアコンのカバーを破損させないようにゆっくりと外しておきましょう。
5.フィルターを外す
エアコンにあるフィルターを外していきます。力を入れすぎると壊れる可能性がありますので、慎重に取り外します。
6.ルーバーを外す
エアコンの中央と左右でルーバーが固定されていますので、あまり力をいれないように外していきます。
7.掃除機を使う
汚れが溜まっているところは掃除機で掃除していきます。
8.洗浄液できれいにする
汚れの付いていない歯ブラシに水で薄めた中性洗剤をつけて、フィルターやルーバーなどを掃除します。
9.水洗いをしておく
中性洗剤でよく洗ってから水を流していきます。
10.乾燥させる
水で洗い流した後は1時間ほど乾燥させ、パーツを取り付けします。