本文へ移動

中古エアコンの取り付けについて徹底解説!費用相場や業者選びのポイントをご紹介

公開日:2023.10.20 更新日:2024.4.22
中古エアコンの取り付けについて徹底解説!費用相場や業者選びのポイントをご紹介

「中古のエアコンを購入したいけれど、取り付けできるのか」など、中古のエアコンを購入する際に、取り付けに関して疑問を感じる方は少なくありません。

ここでは、中古エアコンを取り付ける際の費用や業者選びのポイント、中古エアコンの選び方まで徹底解説します。

1.中古エアコンのメリット・デメリット

費用を抑えたい時におすすめです

梱包された中古エアコンの写真

中古エアコンに対して、「問題なく使えるの?」「衛生的には大丈夫?」など、不安や疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、中古のエアコンでも問題なく使用することはできます。

ただし、購入してから後悔しないよう、中古エアコンのメリット・デメリットをよく理解した上で購入しましょう。

■中古エアコンのメリット
中古エアコンの大きなメリットといえば、新品に比べて費用が安いことです。

エアコンを新品で購入した場合、機種にもよりますが多くの場合10万円以上の費用がかかるでしょう。
対して中古エアコンの場合、年式や性能にもよりますが新品の半額程度で購入できます。

中古エアコンの衛生面についても、お店であれば販売前に分解してクリーニングや動きをチェックしていることがほとんどです。
「とにかく費用を抑えたい」という方には、中古エアコンがおすすめです。

■中古エアコンのデメリット
中古エアコンを購入する上で覚えておきたいデメリットが、保証がつかないケースがあることです。

購入先によって異なりますが、中古エアコンを販売するにあたって保証をつけていないお店は少なくありません。
特に、年式の古いエアコンの耐用年数は短いため、保証がついていないケースが多いです。

また、10年以上経過している中古エアコンは、修理に必要な部品を手に入れられないこともあります。
中古エアコンを購入する場合は、年式や保証の有無を確認しておくようにしましょう。

2.中古エアコンを購入する際のポイント

ポイントを押さえて賢く購入しましょう

スマートフォンを操作している女性の写真

中古エアコンを購入するなら、以下のポイントに注意しましょう。

・誰が取り外したのか確認する
もし専門事業者が外したのであれば、ドレンホース処置や補助配管処置、ポンプダウンが適切に行われ、再度エアコンが使用できるような状態になっていることでしょう。
しかし、知識を持たない人が無理やり取り外した場合は、エアコンが使えなくなっている可能性があります。
また、ポンプダウンが行われていない場合、冷媒ガスが不足して冷やすことができません。

余計な追加費用を発生させないためにも、誰が取り外したのかを確認しておきましょう。

・製造年月日を確認する
中古エアコンの耐用年数は、およそ10年です。10年を超えた場合、不具合が出たり、修理に必要なパーツがなかったりというトラブルを招く恐れがあります。

・付属品の確認をする
付属品とは、主に銅管、電気配線(VVF)、ドレンホース、室内機用の背板などです。
お店が販売している商品であればこれらの付属品は付いていることが多いのですが、フリマアプリなどで購入した場合は注意が必要です。
特に、銅管や電気配線、延長用のドレンホースは付いていないことが多く、新たに購入した場合予算をオーバーしてしまう可能性があります。

・整備や清掃がされているか確認する
清掃は専門事業者でなくてもできますが、熱交換器やシロッコファンなどの整備は知識がないとできません。個人売買の場合、整備や清掃が全くされていないケースもあるため注意が必要です。

3.中古エアコンを自分で取り付ける際のリスク

自分で取り付けるには知識と経験が必要です

リスクのイメージ写真

中古エアコンの取り付けを業者に依頼すると費用がかかるため、自分で取り付けて費用を抑えたいと考える方も少なくありません。
ですが、中古エアコンのDIYには注意が必要です。エアコン取り付けで起こりやすい失敗例をご紹介します。

・真空引きができない
真空引きとは、冷媒ガスを循環させるために配管内の空気を抜く作業のことです。真空引きがされていないと、エアコンがうまく作動せず故障の原因になります。

真空引きをするには専用の工具やポンプが必要になるほか、作業途中でガスが抜けてしまうといった失敗も多いです。
ガスが抜けてしまうと空気を冷やすことができず、最悪の場合修理代として2万円ほどかかってしまうこともあります。

・冷媒配管を折ってしまう
冷媒配管とは、エアコンの本体と室外機をつなぐ配管のことです。
エアコンを取り付ける際には冷媒配管も取り付ける必要がありますが、この工程で誤って配管を折ってしまうことがあります。
そのような場合、新たに冷媒配管を購入することになるため、追加費用が発生してしまうでしょう。

このように、知識や経験がないまま取り付け作業をしてしまうと様々なトラブルを招いてしまいます。
「中古エアコンを購入したのに、結果的に高額な費用がかかってしまった」とならないように、中古エアコンの取り付けは専門事業者に依頼することをおすすめします。

4.中古エアコンの取り付け費用

状況によって費用は異なります

費用相場のイメージ写真

中古エアコンの取り付けは、専門事業者への依頼がおすすめです。
専門事業者に中古エアコンを取り付けてもらった場合の費用相場は、以下の通りです。

・中古エアコンの取り付け費用:7,700~16,500円ほど
・中古エアコンの移設、引越し費用:8,800~24,200円ほど


中古エアコンを取り付けようとするとき、上記の金額にプラスして、中古エアコン本体の購入費用が必要になります。

しかし、上記の金額はあくまでも標準工事を行った場合の目安であり、中古エアコンの取り付け費用は状況によって大きく異なります。
なぜなら、追加工事が必要となるケースがあるからです。

・配管パイプの購入費用:約3,300円/m
・冷媒ガスの補充費用:約16,500~22,000円
・室外機の特殊設置:約15,400円~
・化粧カバーの取り付け:約11,000円~
・真空引き:約22,000円~

建物の状況によって上記のような追加工事が必要になった場合、思ったよりも費用がかかってしまうでしょう。
「それならなんとか自分で」と考える方もいるかもしれません。

ですが、エアコン取り付けのDIYは、故障のリスクはもちろん工具を揃えるための費用も必要です。
中にはかなり高額の工具もあり、全て揃えようとすると取り付け費用以上にお金がかかってしまうでしょう。

中古エアコンの取り付けは、見積もりを取ってしっかりと下調べを行った上で依頼するようにしましょう。

5.中古エアコンの取り付け事業者選びのポイント

プロに依頼するのが安心です

中古エアコンの取り付けを行う事業者の写真

中古エアコンの取り付け事業者を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。

・利用者の評判を確認する
取り付け費用やオプション料金、サービスなどに加えて確認したいのが、利用者からの評判です。
いくら安くても、工事のクオリティが低いのは問題です。評判を確認したい場合は、業者のホームページだけではなく口コミサイトなども参考にしましょう。

・保証があるか確認する
保証が付いている業者は、それだけ工事の腕に自信があるということです。そのため、できれば保証が付いている業者を選ぶようにしましょう。

業者によって異なりますが、半年や1年間の保証が付いていることが多いです。
取り付けに不備があった場合や、取り付け後に不具合が出た場合は返金や無料修理といった対応をしてもらえるため、安心して依頼できるでしょう。

また、自分で取り付けた場合、その後エアコンに不具合があったとしても保証対象外となるため注意してください。

・相見積もりを取る
信頼できる業者を選ぶためには、相見積もりがとても重要です。相見積もりを取れば適正価格がわかり、サービス内容の違いも見えてきます。
見積もりの内容や利用者からの評判などを見た上で、総合的に判断することをおすすめします。

エアコン修理の新着記事

おすすめ記事