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災害による窓のサッシのトラブルについて

公開日:2021.10.28 更新日:2024.4.3
災害による窓のサッシのトラブルについて

災害による窓のサッシのトラブルにはどのようなものがあるでしょう?台風や地震などの災害時に窓ガラスが破損したりすることは良くありますが、サッシは破損するようなことはなかなかありません。例えば台風でもサッシが破損するような状況になるということは余程の暴風が当たったり、建物や屋根などにも重大な被害があるような規模でないとサッシが破損するようなことは無いでしょう。しかし、地震などでサッシに歪みが生じてしまう事は多々あります。また強風などで物が飛んできてアルミサッシがへこんでしまうトラブルは良くあります。

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1. 窓のサッシの主な破損原因 災害時の事例①

台風の時に物が飛んできてガラスが割れアルミサッシもへこんでしまった

窓のアルミサッシの写真

台風の時に強風にあおられて物が飛んできて、家の窓ガラスが割れてしまうということがあります。そのような強風時には窓ガラスだけでなく、ガラスの周りのアルミサッシにも物が当たってへこんでしまうということがあります。

アルミ素材は割と柔軟性があるため、硬い物がある程度の力で当たるとへこみができやすいのです。目につきやすい箇所にあるへこみは、一度気が付くと結構気になってしまいます。家自体が新しくてきれいな状態であると、なおさら気になってくるかと思います。

そんな時にアルミサッシ本体を丸ごと交換するとなると、工賃等も含め15万円から物によっては30万円ほどの費用が掛かる場合があります。

そんなときにアルミのへこみをリペアして補修してもらえば、2万円から3万円の費用ですむ可能性があります。アルミサッシのへこみが気になる場合は、まずはリペアで治らないか検討するのがよいでしょう。

よくあるアルミサッシについた傷なども、リペアで修復可能です。へこみ同様、柔らかいアルミ素材のサッシは傷がつきやすく、特に最近多いダークブラウンやブラック系の色のサッシだと傷が入った時に目立ってしまいます。このような気になる傷の補修に関しては、リペアで治らないか検討してみましょう。交換することに比べ費用的にかなり少額で済みます。

2. 窓のサッシの主な破損原因 災害時の事例②

地震で窓のサッシがゆがんでしまい窓の動きが悪いという事例

窓のサッシに触れている写真

サッシ自体は建物の経年劣化などで建物自体がゆがむことで、サッシにも影響が出てくる場合があります。

特に木造の建築の場合、材木の収縮などによって歪みが生じ、サッシ自体にも歪みが出ていることが殆どですが、サッシ本体も健在の収縮を考えて設計されていますので、自然な建物の歪みであれば許容範囲です。

しかし、大きな地震にあったり、小さな地震でも何度も衝撃を受けるとサッシが歪み、サッシの気密性や断熱性などの性能が著しく低下します。

また、窓ガラスの動きも悪くなったり、開閉がしにくくなったりもします。サッシの多少の歪みは、サッシの下部にある戸車という車輪の高さ調整を行うことにより、角度調整をすることが出来ます。サッシの下の方にある調整ねじを、時計回りや反対に回すことで戸車の高さ調整をすることができます。

同様にサッシの鍵の部分。クレセント錠と言われるタイプの鍵が使われていることが殆どだと思いますが、クレセント錠の本体や受けの部分もねじを調整することによって、クレセント錠の本体は上下に調整することができますし、受けの部分は反対に左右に動かして調整することが出来ますので、鍵のがたつきなどが感じられる場合は、この鍵の調整で対応できるかと思います。こちらの窓サッシの調整を業者に依頼した場合、工賃は2万円から3,5万円位になるようです。

3. 窓のサッシの主な破損原因 災害時の事例③

豪雪地帯で、雪の重みで樹脂製のサッシが破損する事例

窓のサッシの写真

近年その気密性の高さ、断熱効果などで特に高い性能を発揮している樹脂製のサッシ。アルミサッシでよくある結露なども発生しにくく、北欧やヨーロッパなどの地域では現在主流のサッシは樹脂製になってきています。日本でも北海道の新築物件の90%、東北3県の50%が樹脂製のサッシを採用していると言われています。

この特に寒冷地で人気が高い樹脂製のサッシですが、冬の間に多くの雪が降る地域では、屋根からの雪の塊の落雪やつらら状の氷の塊がサッシ部分に落ちた際に、樹脂部分が割れたり、変形したりすることがあるようです。

樹脂のサッシは熱などで変形してしまう場合もありますが、衝撃が加わった際にはその部分にひびが入ってしまったり、サッシ自体が割れてしまう場合があります。割れてしまったら、ある程度の大きさまでであれば補修可能です。

住宅の傷や補修を専門に請け負っているリペア会社がありますので、問い合わせしてみると良いでしょう。

同様に多くの雪が積もる豪雪地帯では、冬の間に積もった雪が春になって溶けてみると、雪が降る前には無かったアルミサッシの傷や欠けが見つかることがあります。雪の中にある氷の塊や砂利などがかみこんで、雪が解けていく際に一緒に動いてアルミサッシの表面を傷つけるケースがあります。このような細かなアルミサッシの傷もリペアで修復可能です。

4. 窓のサッシが破損してしまった時の注意点

窓のサッシが破損してしまった場合どのような点に注意すればよいでしょうか

机に置かれた工具の写真

窓のサッシは材質も樹脂なのか、アルミなのかという点や、サッシのメーカーによっても使っている部品が違いますし、一見簡単な修理に見えても、専門的な知識が必要な場合が殆どです。

例えばサッシの歪みの調整の場合、調整だけで直るものなのか、部品交換が必要になってくるのか?などによっても作業が変わってきます。

サッシによっては、生産されてから年数が経過して部品がもう手に入らなかったり、サッシのメーカー自体が今は無くなってしまっているような場合もあります。

また大きな破損等でサッシ自体の交換が必要となった場合には、建物自体の工事が必要となるケースが殆どですので、そうなると大工工事や、内装工事、左官工事などが必要になる場合もあります。

このような大掛かりな工事になると様々な専門業者の手が必要となり、人手も、工賃もかかってしまいます。これは窓周り専門のリフォーム会社などに依頼することによって、1社で全ての工程を賄える場合もあります。

また、サッシの欠けや傷などちょっとした補修はリペアで治る場合もあり、交換に比べて何分の1という費用で済みますので、住宅のリペア業者に相談すると良いでしょう。サッシのトラブルでお悩みの場合、今現在の状況を確認して、どのような業者に依頼するのがベストか判断することが大切です。

5. 災害による窓のサッシのトラブル まとめ

災害による窓サッシのトラブルはベストな解決方法を提案できる業者に依頼

窓サッシの部品の写真

台風や地震など、災害によって窓ガラスだけでなく窓枠のサッシが破損したり、ゆがんだりするトラブルがありますが、その際にどのような業者に相談するのがベストなのか?現状を把握して調べてみることが大切です。

状況によってはサッシを交換することなく、調整やリペアで修復することが可能だからです。また、交換する際にも窓周りの専門のリフォーム会社などに依頼すれば費用も安く、スムーズに施工できる場合があります。

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