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雨樋の水漏れでお困りの方必見!水漏れの原因や対処法をお伝えします

公開日:2023.9.22 更新日:2024.4.22
雨樋の水漏れでお困りの方必見!水漏れの原因や対処法をお伝えします

激しい雨の日には、雨樋から水漏れすることがあります。
雨樋からの水漏れを放っておくと、雨樋以外にも悪い影響が出るので恐れがあるので、早めに対策をしましょう。

ここでは雨樋の水漏れの原因や修理方法を詳しく解説します。

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1.雨樋の役割とは?

どんな構造になっているのか

アパートの屋根に設置された雨樋の写真

どのお家にも、屋根の軒のところから地面に向けて雨樋が付いていると思います。

雨樋とは、屋根に降った雨水を集めて雨水枡に流すためのものです。
軒から直接水滴が落ちることなく、雨水が集められるのは雨樋があるおかげです。

その雨樋ですが、大きく分けて「軒樋(のきどい)」「集水器(しゅうすいき)」「竪樋(たてどい)」の3つの部分から成り立っています。

詳しく見てまいりましょう。

・軒樋(のきどい)
屋根の軒先に付けられている、最初に屋根の雨水を集める部分です。雨樋といえばこの部分をイメージする方が多いかもしれません。
軒樋にはわずかに勾配が付いていて、雨水は次の集水器に集まり流れ落ちる構造になっています。

・集水器(しゅうすいき)
屋根の軒を一周ぐるりと取り巻いている軒樋の途中に何ヶ所か雨水が集まるところがあり、ここを集水器と呼んでいます。
軒と平行に横につけられた軒樋と、垂直に縦につけられた竪樋の接合部分でもあります。

・竪樋(たてどい)
集水器に集められた雨水を、地面の位置まで運ぶ役目で、家の壁に沿って縦に取り付けられています。
竪樋を伝って落ちてきた雨水は、地面にある雨水枡(うすいます)に集められ、そこから側溝や下水に排出されます。

2.雨樋から水漏れする原因とは?

ゴミや落ち葉などのつまりや、経年劣化で水漏れすることも

雨樋から水漏れしている写真

雨水が雨樋を伝って本来の流れ道を通らずに、途中で溢れ出たり漏れていたりすることもあります。
原因はさまざまですが、放っておくと雨樋だけでなく、家の壁など他のところにも悪い影響を与えることもあるので、早めに対策をしましょう。

雨樋から水漏れがおきる主な原因は次のようなものです。

・落ち葉などのゴミが溜まり詰まってしまい、雨水が溢れる
屋根の上に落ちた葉っぱなどが雨水とともに樋に流れ、軒樋や集水器に溜まって、水を堰き止めることがあります。
そうすると、雨樋から雨水が溢れ、竪樋を通らずに地面に直接こぼれ落ちてしまいます。

・雨樋のひび割れや破損、繋ぎ目の接着部分の剥がれなど、雨樋が壊れた部分からの水漏れ
雨樋が壊れて水漏れするのは、経年劣化による場合もあり、長年住み続けているとある程度は避けられないことです。
家の築年数が浅くても、台風などの自然災害によって被害を受けることもあるので、新しいお家でも気をつけなければなりません。

・軒樋の勾配が狂ってしまい、雨水が集水器の方に流れない
勾配の不具合で雨水が正しい方向に流れなくなると、水漏れが生じます。
軒樋は、集水器に向かって雨水が流れるように、わずかな勾配をつけて取り付けられています。それが、屋根から流れてきたゴミや泥の重みや、寒い地方では雪の重みなどで、軒樋を支えている金具が曲がったり壊れたりして、勾配が狂ってしまうことがあるのです。
そうすると、本来集水器の方に流れていく雨水が、軒樋の途中で溢れてしまうのです。

3.雨樋の掃除で水漏れが直せる場合

掃除をするときに注意すること

雨樋に落ち葉が溜まっている写真

雨樋の水漏れには色々な原因があるというのを見てきました。
水漏れの原因が、素人でも対処できるものならば、修理事業者に頼まずに自分でも雨樋からの水漏れを直すことができます。

例えば、軒樋に落ち葉や泥が溜まって雨水を堰き止めて溢れているなら、ゴミを取り除けば簡単に解決するかもしれません。
家庭にある脚立などに乗って届く範囲ならば掃除をすることもできるでしょう。

しかし、簡単には届かない高さの場合、自分で掃除してはいけません。
2階の屋根についている樋など高い位置の掃除は、プロは足場を組んで行う場合が多く、素人が屋根の上に上がったり、ハシゴを使ったりして行うと落下事故のリスクがあり、大変危険です。

自分で掃除をする際、注意するポイントがあります。
樋に溜まったゴミなどは、トングや小さなスコップなどで掻き出すようにしましょう。
ホースなどを使ってゴミを水で流してしまうと、流した先の別のところで詰まりが起きてしまうかもしれないので注意が必要です。

また、樋の掃除をしているときに、他の部分を壊さないように気をつけて作業をしましょう。
経年劣化のため、接合部分が外れたり、支えている金具が外れたり、簡単に壊れてしまうこともあります。
せっかく掃除をしたのに、別のところに不具合が出てしまっては、元も子もありません。

4.自分で雨樋の補修ができるか

簡単な補修なら自分で直せることも

ひびが入っている雨樋の写真

水漏れの原因が詰まりではなく、樋が壊れてしまっている場合は自分で直すことはできるのでしょうか。

こちらも、自分の手の届く範囲で、ホームセンターに売っている接着剤などで簡単に修復できそうなら、やってみる価値があります。

修理の費用のことを考えると、自分で直してできるだけ安くおさめたいですよね。

でも、やはり無理は禁物です。
前述のように高所の作業は大変危険を伴いますし、勾配を考えて雨水がうまく流れるか確認しながら補修するのは、プロでないとなかなか難しいでしょう。

雨樋が破損していて水漏れがしているなら、修理をしてくれるプロに依頼するのが基本と考えましょう。

その上で、自分でも直せる簡単な補修はどんな部分か記しておきます。

まず、自分の手が届くところで、高くても家庭にある脚立に乗って作業ができる範囲までにします。
接着剤が劣化して、接合部分が外れているだけなら、比較的補修しやすいかもしれません。
雨樋用に特化した接着剤も売っているので、試してみるのもいいでしょう。チューブに入った一回使い切りの量なら、一般の方でも便利に使えます。

あとは、接着部分の汚れをキレイに落としたり、ズレないようにしたりといったことに注意しながら作業しましょう。

これ以上の補修、例えば、樋が割れていたり、留め金が壁や軒から外れていたり折れていたら、部材自体の交換やさまざまな道具を使った補修が必要です。
こうなると、自分で補修することは難しいと言えます。

5.雨樋から水漏れを見つけたら早めの対策を

業者に依頼して修理してもらいましょう

雨樋の修理を行う事業者の写真

雨樋からの水漏れは放っておくと、どんどんひどくなるばかりか、雨水が漏れ落ちた地面や壁にも悪い影響がでます。もし水漏れに気づいたら早めに修理をしましょう。

一般に雨樋の耐用年数は20年ほどと言われています。
ある程度年数が経ったお家なら、雨樋を1ヶ所補修しても、すぐに他の箇所が悪くなることも考えられます。

今、すでに雨樋に何か不具合がある場合は、本格的な修理を検討してはいかがでしょう。雨樋の修理や交換は、工務店やリフォーム会社、屋根瓦の工事店などが対応してくれます。

また、雨樋の修理は高所の作業になるので、足場を組んでの作業になります。
結構大掛かりな工事になりますので、お家の外壁のリフォームや、屋根瓦の点検や修理と同時に行うことも検討しましょう。
同時にさまざまなリフォームを行うことで、お家が長持ちして、長い目で見たら費用も安くなることも考えられます。

修理を事業者に依頼する場合は、地元の信頼できる事業者がいれば問い合わせてみるのもいいでしょうし、最近は色々な事業者がホームページで工事の紹介をしているので、それらのサイトを参考に事業者選びをしてみましょう。

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