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窓ガラスを交換する前に! 種類ごとの性質と選び方

公開日:2021.7.20 更新日:2024.4.9
窓ガラスを交換する前に! 種類ごとの性質と選び方

「そろそろ家の窓ガラスをリフォームしたい」そんな時に知っておかなければならないのが窓ガラスの種類です。どのガラスを採用するかによって、断熱性や防犯性が違ってきます。今回は快適な生活環境を手に入れるために役に立つ、窓ガラスの性質と選び方について解説します。

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1. 一般的なガラスの種類について

一般的な窓ガラスは1枚のガラス板で構成されているガラスのことを指します。主なガラスの種類は次の通りです。

重ねられたフロートガラスの写真

・フロートガラス
多くの一戸建て住宅や集合住宅において採用されているのがこのガラスです。平面になっていて、歪みが見られません。そのため、透視や採光の面において優れた機能性を有しています。窓はもちろん、建具や鏡にも採用されています。

・型板ガラス
ガラスの片面に型模様が入っていて、曇っているのが特徴。太陽の光を入れつつも、外からの視線をきちんとシャットアウトしてくれます。なのでプライバシー面においてフロートガラスより優れています。お風呂や玄関、トイレといったプライベート感が大切になる場所で採用されています。

・すり板ガラス
フロートガラスの片面を金剛砂などを使って加工し、つや消ししたガラス。型板ガラスに似ていますが、こちらの表面は細かい傷があるため荒っぽくなっています。フロートガラスの欠点であった透明度がないため、プライバシーの面で安心感があります。ただし汚れを落としづらいというデメリットがあります。

・網入り板ガラス
通常の板ガラスに金属の網を入れたタイプ。防災面で優れていて、火災による延焼や類焼を防止してくれます。ただし網はちぎれやすく、見た目に反して防犯性はさほど高くありません。

2. 特殊なガラスの種類

先ほどご紹介したガラス以外にも、防犯性や防火性など特定の機能に優れた特殊なガラスが存在します。

重ねられた強化ガラスの写真

・複層ガラス
2枚もしくは3枚の窓ガラスが使用されていて、ガラスとガラスのすき間には乾燥した空気やガスが入れられています。この中間にあるガスの層を空気層と言います。こうした空気やガスを注入することで、一般的な窓ガラスよりも高い断熱性を誇っています。断熱ガラスに使用されるガスには断熱性に優れた不活性型のガスが採用されています。中間に挟み込まれている空気層の厚さは、リフォームを行うにあたって指定することが可能です。販売されている断熱ガラスにもよりますが、6~18mmまであります。

・Low-E複層ガラス
複層ガラス内部をLow-E膜と呼ばれる金属の膜で加工したガラスのこと。通常の複層ガラスよりも遮熱性に優れていて、夏場にはお部屋の温度が上がるのを防ぎ、冬場は温度を下がりにくくしてくれます。省エネ効率の面で優秀な窓ガラスであり、最近では多くの住宅で採用されるようになりました。

・強化ガラス
通常の窓ガラスよりも耐風圧強度が高いガラスのことを指します。耐熱性において優れていて、万が一破損しても顆粒状に砕けるため安全です。薄い膜によって強度を上げているものの、防犯性はさほど高くありません。

・防犯ガラス
2枚のガラスに厚みのある膜を入れて防犯性を向上させたガラスです。

3. 最適なガラスの選び方

これまでさまざまな窓ガラスをご紹介しましたが、どの窓ガラスを選べばいいか悩まされている方もいらっしゃるかと思います。そこでここではお悩み別に見た最適な窓ガラスの選びのポイントを解説します。

窓ガラスを選んでいる人の写真

・いつでも快適な温度環境で過ごしたい
夏はお部屋が熱い、冬場の寒いといったお悩みのある方は省エネ効率の高い窓ガラスにリフォームしてみましょう。複層ガラスやLow-Eガラスは断熱性や遮熱性に優れていて、冷暖房の効きを良くしてくれます。冷暖や暖房の効き目を改善することで電気料金の節約にもつながります。導入費用こそかかりますが、長期的に見れば安い投資になるでしょう。

・透明のガラスを使っていてプライバシーが気になる
フロートガラスを使用していて外からの視線が気になるという方には、透明度の低い窓ガラスがおすすめです。具体的にはすりガラスや複層ガラスなどがおすすめです。これらのガラスを採用することで、以前よりも外部の視線が気にならなくなるでしょう。

・近所で空き巣があったので防犯性を高めたい
防犯面で気になる方は、強力な膜を挟んだ防犯ガラスがおすすめ。玄関はもちろん、外から侵入されやすい箇所のガラスもリフォームしておくことが大切です。

・自然災害の対策をしっかりしておきたい
お住まいのエリアによっては防火地域に指定されているところもあります。そんな時は網入りガラスや耐火性に優れた窓ガラスにリフォームしておく必要があります。

4. ガラス交換は専門業者に依頼

窓ガラスの交換はDIYによる作業ができないわけではありません。必要な窓ガラスや作業工具を買い揃えば、ご自身でリフォームすることは可能です。

重ねられた複層ガラスの写真

ただし、窓ガラスのリフォームには専門知識や経験が必要になってきます。作業に慣れていないと、怪我につながる恐れもあります。なので、ご自身で作業されるよりも業者に依頼された方がいいでしょう。

ガラスリフォームの専門業者には経験豊富なスタッフが在籍しています。出張費や作業費用などさまざま費用がかかってきますが、安全かつ確実に作業をしてもらえます。専門知識のある担当者ならリフォームについて詳細なアドバイスを受けることもできます。住宅の性質からどんな窓ガラスが適しているか、サッシとの組み合わせはどうするかなどあらゆる相談に応じてもらうことができます。

ご自宅の設計や予算などのご事情に合わせて、最適なリフォーム計画を提案してもらえます。また業者によってはショールームでガラスの性能を実感できるところもあります。

なお業者に依頼する前に、すぐに対応してくれるかどうか確かめることが大切。なるべくご自宅に近い業者に依頼されるのが望ましいでしょう。お住まいのエリアによって異なりますが、最短30分で駆けつけてくれます。

5. ガラス交換にかかる料金

窓ガラスの交換費用は導入されるガラスの種類や大きさなどによって異なります。

費用相場のイメージ写真

代表的な窓ガラスの交換費用の相場は次の通りです。

・フロートガラス
5,000円~15,000円

・型板ガラス
15,000円~40,000円

・複層ガラス(ペアガラス)
25,000円~50,000円

・LOW-Eガラス
70,000円~180,000円

・防犯ガラス
50,000円~80,000円

ガラスによっては取り付けの際に必要となる交換資材の料金や現場への出張費などがかかってきます。このように工事の施工費用が高くつく窓ガラスのリフォームですが、できるだけ費用を安くする方法があります。

その方法が複数の業者を比較・検討してみること。最近では多くの住宅リフォーム業者にて無料見積もりを行っています。一方の業者では防犯ガラスのリフォーム費用が75,000円だったのが、他方の業者では68,000円になっていたという場合もあります。

また業者にご希望やご相談ができる時間を設けておくことも大切です。見積もりを提示してもらった上で、どこまで安くできるか担当者に確認してみましょう。もし見積金額よりも安くできるのであれば、その価格を提示してもらった方が費用の節約になります。

なるべく担当者と対話できる機会を増やした方がご希望通りに施工していただける上に、その業者が本当に信頼できるところなのかをきちんと把握することもできます。

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