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雨樋のつなぎ目を修理するには?修理方法や業者に依頼する際の費用相場を解説

公開日:2023.9.5 更新日:2024.4.22
雨樋のつなぎ目を修理するには?修理方法や業者に依頼する際の費用相場を解説

雨樋のつなぎ目が破損してしまうと、雨樋本体が落下してしまう恐れがあり、大変危険です。
また、破損した部分から水が漏れると、外壁の劣化や地盤のゆるみにつながることも…。
そのため、雨樋のつなぎ目の不具合に気付いたら、できる限り早く修理しましょう!

この記事では、自分でできる雨樋の修理方法や業者に依頼する場合の費用相場、適切に修理してもらえる業者の選び方についてまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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1.雨樋の役割とは?

屋根からの排水のために重要な設備

雨樋が設置された屋根の写真

雨樋とは、屋根のふちに沿って設置された水が流れるための設備です。

雨が降った時に屋根を伝った雨水は雨樋に集まり、雨樋を流れた雨水は地上や排水設備に排出されます。
もし雨樋がなければ、屋根からそのまま落ちた雨水が住宅の基礎部分を傷めてしまったり、外壁から浸み込むことで外壁の劣化や内部の腐食を引き起こしたりする恐れがあり危険です。
また、屋根から雨水が落ちる場所によっては大きな騒音となって近隣住宅に迷惑がかかることもあります。

このように、雨樋は屋根からの排水のためになくてはならない重要な設備だといえます。

もし雨樋が破損してしまった場合は、そのまま放置せずに補修作業を行わなくてはなりません。
雨樋を補修するには自分で屋根に上って補修作業をする方法と、業者に補修作業を依頼する方法があります。

自分で補修する場合は、ホームセンターでコーキング材などの補修用の道具を買い揃え、雨樋の破損した箇所を修復してやる必要があります。

一方で専門の業者に雨樋の補修を依頼する場合は、雨樋の破損状況などを伝えて適切に補修作業をしてもらいます。

どちらで行うにせよ、雨樋が破損した場合は早急に対処するのがなにより重要です。

2.雨樋のつなぎ目が壊れるとさまざまなトラブルが…

住宅の劣化やご近所に迷惑がかかることも

外れた雨樋から水が漏れている写真

雨樋のつなぎ目が経年劣化や何かの飛来物などによって壊れてしまうと、様々なトラブルが発生します。
場合によっては自分の家だけでなく、近隣の住民にも迷惑がかかるため、雨樋の破損はなるべく早く補修する必要があります。
主なトラブルについては以下の通りです。

・雨漏りの発生
雨樋のつなぎ目に隙間ができてしまうと、雨水が正常に流れずに隙間から落ちていってしまいます。
こうして隙間から落ちた雨水が住宅の外壁や内部の建築部材まで浸み込んでしまうと、そこから劣化や腐食が始まり、最終的には雨漏りとなって住宅内に到達してしまいます。

雨漏りは自然に直ることがないため、雨樋の補修だけでなく、外壁などの修理も必要となるケースがほとんどです。

・カビやコケの繁殖
雨樋を正常に雨水が流れない状態の場合、そこに落ち葉やゴミなどが溜まってカビやコケなどが繁殖する可能性があります。
雨水が正常に流れないだけでなく、衛生的にも良くない状態ですので、こちらも早急に対処することをおすすめします。

・近隣住宅への迷惑
雨樋が壊れた状態で、そこから雨水が落ちる場所が隣家の敷地内や通行人が通る箇所という場合もあります。
このような状態では近隣住民への迷惑となりますので、早急に修繕をする必要があるでしょう。

3.自分で雨樋のつなぎ目を修理するには

コーキング剤などを用意して補修する

コーキング剤の写真

自分で雨樋を補修する場合、雨樋は屋根の高さにあるため高所作業となります。安全に十分配慮したうえで作業を行いましょう。

雨樋の補修作業で使用する道具は以下の通りです。
・コーキング剤(雨樋と似たカラーのものを選ぶ)
・プライマー
・マスキングテープ
・ヘラ

コーキング剤には「2成分形」と「1成分形」があり、個人で少量使用する場合は1成分形がおすすめです。

作業の手順は以下の流れとなります。

1.修理箇所の周囲を掃除する
綺麗な状態でないとコーキング剤がうまく接着しないため、雨樋の修理したい箇所の周囲にゴミが溜まっている場合は、それらを綺麗に掃除します。

2.マスキングテープで養生する
コーキング剤を流し込みたい箇所の周りをマスキングテープで養生します。

3.コーキング剤で補修する
補修したい箇所にプライマーを塗布した後、乾いたのを確認してからコーキング剤で補修します。

4.ヘラで補修箇所を整える
コーキング剤が乾く前に、補修箇所の周りと段差にならないようヘラで整えましょう。

5.マスキングテープをはがして完了
養生したマスキングテープはコーキング剤を使用した直後か、完全に乾いてからはがしましょう。
コーキング剤は1~2日で乾燥するので、その頃に補修が成功しているか確認しましょう。

4.専門事業者に雨樋のつなぎ目修理を依頼する際の費用相場

修理する雨樋の規模によって価格が変動

雨樋のつなぎ目修理を行う事業者の写真

自分で雨樋を補修しようとすれば、専用の道具を揃えたうえで、高所での危険な作業を行わなければなりません。
また、補修が必要な箇所に適切な手順でコーキング剤を流し込むといった作業を行わなければ、雨樋が直せていないという結果になってしまうこともあります。
そのため、確実に雨樋を補修したい場合はプロの事業者に依頼するのが確実です。

業者に雨樋修理を依頼する場合の費用相場は、補修すべき雨樋の範囲によって変動します。
雨樋の一部が破損しており、補修が必要な箇所が狭いエリアで済む場合は1~3万円ほどですが、雨樋の破損が広範囲にわたって存在する場合などは足場を組む作業なども必要となるため、総額で30~60万円ほどになってしまうこともあります。

こうした雨樋の補修費用には、火災保険を活用できるケースがあります。
それは自然災害による破損だと認められた場合です。
この際は火災保険から降りるお金で負担を軽減できますが、手続きに手間がかかるため、事業者がやりたがらないケースもあります。事
雨樋の破損個所について火災保険が利用できるケースだとアドバイスしてくれる事業者は、利用者目線に立った良い業者だと言えるでしょう。

5.雨樋の修理を依頼する業者の選び方

施工実績が豊富な業者がおすすめ

雨樋のつなぎ目の点検を行う事業者の写真

雨樋の修理を業者に依頼する場合、どのような業者を選べば良いでしょうか。
なかなか普段利用しない業界なので、業者の良し悪しを判断するのは難しいものです。

ここでは、雨樋の修理を依頼したい優良な業者の選び方について解説します。

・相見積もりをとって複数業者を比較する
複数の業者に見積もりを依頼することで、極端に高額な請求で依頼しなければならない事態を防げます。
また、作業に対する相場が分かるうえ、見積書の内容を比較して適切な業者を選びやすくなるでしょう。

・作業実績の豊富な業者を探す
板金業者や屋根修理業者など、屋根まわりでの作業に精通している業者を探しましょう。
雨樋修理の修理実績が豊富な業者の場合、イレギュラーな事態にも対応しやすいうえ、余計な作業を行って修理のコストが増えてしまうといった事態も回避できます。

・地域密着型の業者を探す
地元で長く運営している業者の場合、丁寧な仕事をしてもらえる可能性は高いでしょう。
口コミの影響が大きい自元企業ほど、地域住民へのサービスには力を入れることが多いものです。
こうした業者と信頼関係を築いておくことで、何かあった時に再び対応してもらいやすくなります。

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