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車をインロックしてしまった! 原因と開け方を紹介

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.10
車をインロックしてしまった! 原因と開け方を紹介

「自動車の中に鍵を置き忘れたままうっかりロックしてしまった」という経験はありませんか。
そんな時に鍵を開けるすべを知らないとつい焦ってしまいがちです。
ただし、車の鍵を閉じ込めてしまった際の対処法を知っておくことで、冷静に対処することができます。

今回は車をインロックしてしまったときの開け方やそのトラブルが起こる原因についてご紹介します。

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1. スマートキーだとインロックが起きやすい

近年、多くの新車ではスマートキーが採用されています。鍵がなくてもドアを閉めることができる反面、使い方を誤るとインロックが起きることにつながります。

スマートキーを操作している写真

スマートキーとは、自動的に車のドアの施錠を行ってくれるシステムのこと。スマートキーと対応する自動車にはそれぞれ電波をキャッチしてくれる装置が内蔵されています。この電波を受信することによって、自動で車のドアの開け閉めができるようになるのです。

スマートキーが車の近くにあれば電波が発信されます。例えば車にあるボタンを押すだけで、自動的に鍵が解除されるようになります。そのため自ら鍵を取り出すことなく、車に乗り込むことができるのです。

自動的にドアを開閉できるという観点から、キーレスキーと同じではと考えられる方もいらっしゃるかと思います。キーレスキーがエンジンをかける際に鍵を差し込むのに対し、スマートキーはエンジンのボタンを押すことにより運転できるようになります。こうしたシステムが搭載されているのは、防犯対策のため。少しでも鍵を開けたまま車から離れると、盗難されるリスクが高まります。犯罪リスクを少しでも軽減されるためにも、スマートキーによる自動ロック機能が採用されているのです。

2. インロックが起きてしまう原因

このようにスマートキーはとても便利な存在ですが、時としてインロックにつながることもあります。

車の内部に置かれたスマートキーの写真

スマートキーによるインロックが起きる原因は次の通りです。

①スマートキーの電池容量がなくなってきている
スマートキーの電池が減ってくると、自動車の受信システムが機能しづらくなります。場合によってはシステムが「鍵がない状態」であると判断し、ロックをかけることがあります。もし現在使っているスマートキーの調子が悪いと思われたら、ひょっとしたら電池の残量が少ないことが原因かもしれません。

②外部要因によって電波が遮断されている
スマートキーは自動車が鍵の電波に反応することで施錠を行います。しかし、自動ドアのセンサーなど外部の要因によって遮断されることがあります。

③鍵が電波の範囲外にある
社内にキーがあっても認識してもらえるわけではありません。スマートキーの施錠・開錠が行われる範囲があり、そこから離れてしまうと車が「鍵が存在しない」と認識し、ドアをロックしてしまいます。

④カーテシスイッチが故障している
カーテシスイッチは、ドアを開閉する際に必要となる部品です。もしここに何かしらの不具合があると、解錠ボタンを認識してもらえなくなります。

3. インロックされた車を開ける方法

インロックしてしまうと不安に感じられることがあるかもしれませんが、焦っていては冷静な対応ができなくなります。まずは落ち着いてしかるべき対処法を行いましょう。

ロードサービスに連絡する男性の写真

①スペア鍵を使って開ける
インロックされた場合に備えて、自動車を購入される際にはスペア鍵が付いてきます。もしご自宅や勤務先などにスペア鍵を保管されているのであれば、それを持っていきドアを開錠しましょう。ただし外出されていたり、他の人が持っている場合は別の対処法が必要となります。

②ロードサービスに連絡する
ロードサービスとは、交通事故を除くあらゆる自動車のトラブルに対応してくれるサービスのこと。一般社団法人「日本自動車連盟(JAF)」を始め、さまざまな団体や会社が受け付けています。24時間365日トラブルの相談を受け付けているので、土日祝日や年末年始にお出掛けされた際も安心です。JAFの場合ですと、会員非会員問わずサービスを受けることができます。ただし地域によっては、すぐにスタッフが駆けつけてくれない場合もあります。

③119番に通報する
もし車内に人がいて熱中症にかかっている場合であれば、速やかに救急車に来てもらうようにしましょう。ただし非常事態ですので、開けてもらう際にドアの窓が割られることを覚悟しなければなりません。

4. インロックしないための予防法

具体的な対策を知っておくと便利ですが、何よりも大切なのはインロックしないための予防法を知っておくこと。

車のスマートキーの写真

未然に防止することで、余計な時間と費用を費やす必要がなくなります。

①スマートキーの電池は常に確認しておく
使用し続けていれば、自然と電池は消耗していきます。「急にインロックされてしまった」という事態にならないよう、きちんと電池交換をしておきましょう。電池の交換手順は説明書に掲載されていますので、読みながら行っていきます。

②スペア鍵は必ず持ち歩いておく
自動車のインロックを防ぐ上で最も効果的な予防法は、スペア鍵を常に持ち歩くこと。ほんの少しの時間車から離れる際にも、肌身離さず持ち歩くようにしましょう。ただし、保管する際は紛失した時のことを考え、常用されている鍵とは別の場所に忍ばせておくことをおすすめします。

③スペア鍵を車の外に隠しておく
スペア鍵を車体の外側にこっそりと隠しておくという方法もあります。鍵の隠し場所として有効な個所は、バンパーの裏側などです。鍵をテープに括り付けて貼っておくことで、固定することができます。ただし、外側にあるので自動車ごと盗難に遭うリスクがあります。

5. 困ったときは鍵の専門業者に連絡を!

もしインロックした際の確実な対処法は、鍵の専門業者に依頼することです。

スマートキーと車の模型を持つ人の写真

国産車はもちろん、外国車におけるトラブルも受け付けています。他にもスペア鍵の作製や鍵折れ、鍵抜きなどあらゆる作業を実施しています。

最近では24時間いつでも受け付けているところも多いですので、深夜にトラブルに見舞われた場合でも安心です。専門業者は国内各地に事業所を設けていますので、お電話1本ですぐにお近くのスタッフが現場へ駆けつけてくれます。

業者に依頼されるにあたっては、まずは料金設定を確認しておくことが大切です。作業にかかる費用には出張料や深夜料金などを別途で支払わなければならないことがあります。こうした料金設定の情報は、業者のホームページに掲載されています。依頼される前にあらかじめ確認しておくといいでしょう。

また業者によってはアフターフォローも無料で対応してくれるところもあります。無償のアフターフォローがあれば、作業後しばらくしてインロックの問題が再発してしまった時でも安心です。

全国各地にたくさんの鍵の専門業者が存在します。業者によって料金やサービス内容はさまざまです。インロックでお悩みの際にはまずはお近くの業者のホームページを確認してみましょう。

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