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車の中に鍵を入れたままロックしてしまった!対処法や防ぎ方をご紹介

公開日:2019.6.3 更新日:2024.4.4
車の中に鍵を入れたままロックしてしまった!対処法や防ぎ方をご紹介

鍵を車の中に置いたまま外に出た時に中からロックされてしまうと、外から解錠することができないため、この事態に陥ると非常に焦りますよね。
ひょっとしたら今現在この状態になっていて、開け方がわかず、この記事をご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回は車の中に鍵を入れたままロックしてしまった際の対処法を解説します。
この状態にならないための予防対策についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.車の中に鍵を入れたままロックしてしまう原因

特にキーレスエントリー(リモコンで解錠するタイプの鍵)でよく起こります。

車内に置かれたキーレスエントリーキーの写真

主な原因は以下の通りです。

・電波が遮断される
・キーレスエントリーの電池切れ
・キーレスエントリーが電波の範囲外にある
・車両のドアが一度開いて閉めたのかのセンサー不良やCPのエラー

キーレスエントリーは、鍵に付属している装置(持ち手の部分)から発せられる電波を車が受信することで、ロックと解錠を行います。
解錠後、一定の時間が経過したり、キーレスエントリーが電波の範囲外に出たりすると、自動的にロックされてしまうことがあるのです。

例えば、鍵が車内にあり、何らかの電波障害が発生してキーレスエントリーの電波が遮断されると、施錠させる可能性があります。

また、キーレスエントリーの電池が切れると、当然ながら電波が発信されないので、電池切れでロックされてしまうことも。

そのほか、意外に思われるかもしれませんが、車内はキーレスエントリーの範囲外になっていることがあります。
そもそもキーレスエントリーは車外から鍵をコントロールする装置なので、車内での操作はあまり想定されていません。車の中に鍵を置き忘れた結果、鍵が範囲内にないと識別されて、車の中に鍵を入れたままロックされるというケースも考えられるのです。

他に多いケースとしては、同乗者を残したままドライバーが外に出た時に、中から鍵をかけられて閉め出されてしまうケース。
特に小さい子どもを乗せている時に起こることが多いです。この場合は、従来の鍵穴に挿して施錠するタイプの鍵でも起こり得ます。

2. 車の中に鍵を入れたままロックした時の対処法①針金やワイヤーでドアを開ける

それではこの事態が発生した時にどうすれば良いのか、対処方法を見ていきましょう。

インロックされた車を開けようとしている人の写真

まずは針金やワイヤーを使ってドアをこじ開ける方法です。
ドアと窓の間にマイナスドライバーやヘラなどの平べったい工具で隙間を作り、そこから針金やワイヤーを挿し込み、ドアロックを押して解錠します。

ただし、「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」があるので、解錠工具の作成は犯罪行為になるので注意が必要です

20年以上前の車両であれば差し金でも対応出来る車種は多かったですが、最近の車両は当然対策されていますので、トラックやバン・軽自動車でも差し金では開きにくく、差し金技術も使い方を間違えるとドア内の配線類の断線に繋がり余計開かなくなっている事例も増えています。 
昨今の車はドアの施開錠も電子制御されているので、最近の鍵屋も容易にドアと窓の隙間からの解錠は行いません。 

また、仮にできたとしても車に傷を付けたり、鍵を壊してしまったりするリスクが高いので、あまりおすすめできる開け方ではありません。

比較的古い車で、過去にこの開け方をしたことがある方や、やり方をマスターしている方であれば、車の中に鍵を入れたままロックしてしまった時にこうした開け方を自己責任で試みることもできるでしょう。

しかし、安全にインロックを解決するためにも、これから紹介する以下の方法を強くおすすめします。

3. 車の中に鍵を入れたままロックした時の対処法②JAFに連絡してドアを開けてもらう

ドライバーあるいは同乗者がJAFの会員であれば、JAFに連絡すれば無料で対応をしてもらえます。

クレーン付きのトラックの写真

2016年度、日本全国におけるJAFの出動件数は200万件以上ですが、そのうちの約10%、20万件程度は車の中に鍵を入れたままロックをしてしまったトラブルによる出動です。
割合としては、バッテリーあがり、タイヤのパンクや空気圧不足に次いで多いです。

隊員は車のトラブルの専門家。鍵の閉じ込めトラブルの開け方にも慣れているので、ほとんどの車に対応できます。

ちなみにJAFの会員でない場合は有料での対応となります。
料金は以下の通り。
・一般道で日中(8時~20時)の対応の場合:12,880円
・一般道で夜間(20時~8時):14,940円
・高速道路で日中の場合:14,940円
・高速道路で夜間の場合:16,990円

JAFはさまざまな車のトラブルに対応しているので、万が一のことに備えて入会しておくと安心です。

ただし、お持ちの車が外車系である場合は対応不可でお断りされるケースが多いです。
外国車の場合は、そもそも日本より防犯意識も高く車両においてもセキュリティが高い車両も多いため、それなりに技術力のある鍵屋さんを選定して依頼するのが賢明でしょう。

4. 車の中に鍵を入れたままロックした時の対処法③鍵屋さんに合鍵の作成を依頼する

鍵屋などの専門業者に現場に来てもらって、合鍵を作ってもらってから解錠するのも一つの手段です。

車の鍵修理のイメージ写真

電話をする際には車種やメーカー年式、グレードなどを伝えるとスムーズに合鍵が作れます。車の状態(車の中に鍵を入れたままロックしてしまった)や車の駐車位置に関しても伝えましょう。

合鍵を作る費用の相場は10,000~15,000円ほど。JAFの会員でない場合は合鍵を作ったほうが安上がりになる可能性もあります。

ただし、すべての鍵屋さんが車の合鍵を作れるとは限りません。
一般的に合鍵の作製とは「鍵が1本あって追加で鍵を複製する」認識です。鍵が手元にない状態での鍵作成は、全く鍵が無い所から新規で作成になるので、鍵屋さんでも対応の可否がかなり出ます。
依頼の際は、手元に鍵がないことをしっかりと伝えたうえで対応できる鍵屋に来てもらうようにしましょう。

また、鍵屋はドアに鍵穴さえあればそこから解錠が可能のため、イモビライザーやスマートキー搭載車であっても対応できます。
ディーラーですと鍵穴からの解錠はできないので、まずは鍵屋に依頼をして解錠し、その後ディーラーマンがでシリンダーを外して鍵注文したり、シリンダー交換したりするのが一般的な流れとなります。
イモビライザーキーやスマートキーの紛失登録は、車両のセキュリティ電子制御装置のCPデータを操作する必要があるため、経験や知識のある鍵屋を選定する事が重要です。

自宅などに駐車していて、しばらく車を使わないというケースでしたら、ディーラーに合鍵の作成を依頼することで、確実に対応してもらえます。ただし1週間ほど時間がかかります。

5. 車の中に鍵を入れたままロックしてしまう事態を防ぐ方法

以上のように、車の中に鍵を入れたままロックしてしまった時の対処法を知っておけば、万が一の時にも「開け方がわからない!」と焦ることはなくなります。

車の鍵穴に刺さった鍵の写真

しかし、そもそも車の中に鍵を入れたままロックしないように日頃から心がけておくことが重要です。

1.車を離れる時は必ず鍵を持っていく
このトラブルを起こす根本的な要因は、鍵を車の中に置いたまま外に出ること。
「わずかな時間だから」と鍵を車内に置いたまま、あるいはエンジンをかけたまま出る人がいますが、こうしたわずかな時間でも鍵の閉じ込めは起こる可能性があるのです。
まずは、車を離れる時は必ずエンジンを停め、鍵を持って出ることを習慣づけましょう。
やむを得ない場合は、ドアを開けっ放しにすることで、鍵の閉じ込めを防ぐことができます。

2.スペアキーをすぐに用意できるようにしておく
車を購入した時には、スペアキーを渡されるかと思います。このスペアキーをすぐに使える状態にしておきましょう。
仮に自宅でこのトラブルが起こった際も、玄関にスペアキーがあれば、すぐに対処することができます。
外出先で車の中に鍵を入れたままロックしてしまっても、家族がスペアキーの保管場所を知っていれば持ってきてもらうことも可能です。

3.スマートキーを活用する
近年では、鍵を挿し込まなくてもエンジンが始動できる「スマートキー」も普及しています。
車の買い替えを検討されているのなら、スマートキーが搭載された車種を選ぶというのも対策の一つです。
ボタンを押すだけでエンジンがかかるので、スマートキーはポケットやカバンの中に入れたままでOK。肌身離さず持ち歩いていれば、鍵の閉じ込めを防ぐことができます。

ただし、近年はスマートキー車が増え、鍵と同様にスマートキーを紛失するトラブルも増えています。
また、スマートキー自体が電子部品なのでスマートキー自体の故障も多く、故障時に車が開かないことやエンジンがかからない等のトラブルも多く、電池切れだけではなくスマートキー自体の交換と車両への登録依頼が年々増えているのも現実です。

もしこのトラブルが起こってしまっても焦らないことが大切。
解錠のみであればJAFやロードサービス、解錠と鍵の作成全般であれば鍵屋、車両のシリンダー交換や純正キーの注文であればディーラーや車屋に依頼することで、確実に対応してくれます。

また、日頃から対策をしていれば鍵の閉じ込めを防ぐことが可能です。
車のトラブルの中でもよく起こりがちなので、それだけに、日頃からしっかりと対策を行い、対処方法を把握し、快適なカーライフを送りましょう。

監修

カギのトラブル救急車

創業2003年、累計実績37万件超。これまで数多くのお客様から感謝の言葉と信頼をいただいており、リピーターのお客様が多いことが自慢。対応可能エリアも広範囲にわたり、建物・金庫・車・バイクなどあらゆる鍵の緊急トラブルを解決することで、お客様の生活の安心のサポートを行う。
研修を受けた専門のオペレーターが、朝7時から深夜12時まで年中無休でカギのトラブルで困っているお客様の電話を受付中。
<資格・著書・受賞歴など>

~代表 小嶋豊の所有資格~
「1級錠施工技師」 日本ロックセキュリティ協同組合(内閣総理大臣認可)
「錠前技工士1級」 一般社団法人あんしん住宅設備協会
「防犯設備士」 日本防犯設備協会(警察庁所管 公益法人)

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