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蛇口の漏水トラブル。解決するための手順・注意点

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.2
蛇口の漏水トラブル。解決するための手順・注意点

蛇口の漏水トラブルを解決するための手順や注意点などの情報をまとめて紹介します。たかが蛇口の水漏れと思い放置しておくと大きなトラブルに発展することもありますので、初期段階でしっかりと対処しておきましょう。水漏れの期間が長くなると水道代も馬鹿になりませんしね。そこで今回は、水漏れの原因から自分で修理する方法、業者に依頼した際の費用相場などの情報をまとめて紹介していきますので、解決する際の参考にして下さい。

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1. 蛇口の漏水の主な原因は?

蛇口の漏水の主な原因は経年劣化、ゴムパッキンの交換は10年が目安です

様々な形のパッキンの写真

蛇口の中に使用されているゴムパッキンなどの部品は年数が経過するごとに劣化していきます。蛇口は日々何回も回したり押し下げしてますね。それによりゴムが硬くなりヒビが入ったり摩耗していきます。ゴムパッキンが劣化するとスピンドルをきちんと押さえられなくなったり、隙間が出来て水が漏れ出します。

ゴムパッキン以外の原因としてはケレップやコマを固定しているナットの緩みが考えられます。パッキンを交換したりナットを締めても水漏れが直らない場合はつまりが原因であることも。つまりや汚れで必要以上に水圧が上昇するとスピンドルや三角パッキンが耐え切れず隙間からポタポタと水漏れを起こすことがあります。

壁と蛇口の接合部が漏水している時は給水管のトラブルが原因であることも考えられます。原因を明らかにする方法は分解するしかありませんので、止水栓を締めて作業しましょう。

蛇口の漏水は水回りの修繕を考えるサインでもありますので、解決と合わせてリフォームもお考え下さい。一般的にパッキンやケレップの交換の目安は10年と言われていますが、蛇口の使用頻度により異なりますので、水漏れを起こさないためにも、5~7年での交換をお勧めします。原因を作らせないことで、蛇口の漏水を未然に防ぎましょう。

2. 蛇口の漏水を予防する方法。

蛇口の漏水を未然に防ぐ方法は日々の清掃と定期的なメンテナンスです

劣化している蛇口のパッキン

トラブルが起きてから対処するよりもきちんと予防しておく方が安心ですね。蛇口の水漏れも同様で事が起きてから慌てる前にしっかりと防いでおきましょう。

その方法として第一に紹介するのが日々の掃除です。日々と言っても毎日しなくてはいけない訳ではなく、最低でも二週間に一回は蛇口の先端部のフィルターを外しクエン酸と歯ブラシで汚れを落としておきましょう。

水道水自体はきれいなのですが給水管や給水タンクは汚れています。それらが水と一緒に流れてきてフィルターを目詰まりさせます。フィルターがつまると蛇口内に余計な圧力がかかるばかりか、カビを繁殖させてしまい結果として内部の金属が錆びる原因にもなります。

フィルターの掃除は少しの時間で出来ますが、やるとやらないとでは年数が経過するごとに大きな差になります。

さらに5年に一度はメンテナンスを実施しましょう。方法はまず止水栓を締め、レンチやドライバーなどを使用して蛇口を分解します。汚れている場所があれば掃除し、破損していたり錆びている部品があった場合は、新しものと交換しておきましょう。天災が原因でない限り、今回紹介した2つの方法で蛇口の水漏れは未然に防ぐことが可能と考えますので、しっかりと実施して下さい。

3. 蛇口で漏水が起きた!自分で修理する際の手順

蛇口で漏水が起きた時に自分で解決する方法を分かりやすく紹介します

蛇口を工具で直している写真

まずは止水栓を締めて下さい。そうでないと蛇口を分解している最中に大量の水が吹き出します。止水栓の場所はお住まいの環境により異なりますが一般的には外と蛇口の下の部分にあります。マンションなどの集合住宅にお住まいの方は玄関を出てすぐの場所に扉がありますのでその中にあります。

水漏れ修理に必要な工具は各種サイズのスパナ、マイナスドライバーだけです。ただし洗面台の蛇口などでは見えない場所まで届くソケットレンチが必要なこともあります。

方法としては蛇口の接合部についているナットを一つ一つ緩めていきましょう。この時年数が経過しているとナットが硬くなっています。無理に外そうとするとナットの山が駄目になってしまいますので、スパナを押し当てハンマーで少しずつ叩いて緩めて下さい。

最近の蛇口はナットの部分がカバーで隠されていることがありますので、その場合はカバーをマイナスドライバーなどを使って開けましょう。

部品を点検しながら、破損しているものがあれば新しいものと交換して、元通り取り付ければ完了です。ホームセンターなどで新しい部品を購入する際は、間違えないためにも取り外した古い部品を持って行きましょう。蛇口の水漏れを自分で解決することは、比較的簡単なのですが、少しでも不安がある方や、作業中に無理だと判断された方はプロの業者に連絡して下さい。

4. 蛇口で漏水が発生!業者に依頼した場合の費用相場

蛇口の水漏れを業者に依頼した際の費用相場は8,000円から10,000円

蛇口を修理している事業者の男性の写真

単水栓よりも混合水栓の方が高額になる傾向があります。単水栓が水漏れしていた場合の費用相場は8,000円前後です。一方で混合水栓の蛇口でしたら10,000円から12,000円となっています。これは単純に混合水栓の方が作業箇所が多くなるからです。

また蛇口自体が古く部品交換だけでは水漏れが解決しない場合は8,000円+新しい蛇口の商品代金が費用の相場です。蛇口の場所によってはさらに高額になるケースも。

具体的な場所としては食洗器や洗濯機につながれている蛇口です。ここの水漏れを解決する費用の相場は20,000円から30,000円です。

その他にもお庭にある散水用の蛇口やベランダの蛇口の水漏れを業者に依頼した際に32,400円必要になったケースもあります。以上の情報をまとめると蛇口が設置されている場所や水漏れの原因によって費用の相場は大きく異なるという事になります。

今回紹介した以外にも様々なケースが考えられます。というのも作業の基本料金はどの業者も平均4,000円前後なのですが、出張費が無料の会社もありますし、3,000円の会社もあります。さらに依頼する時間帯によっては、1,000円から3,000円の深夜料金が必要な業者も存在します。料金関係は一番多いトラブルですので、相場を踏まえてしっかりとした見積書を貰うようにしましょう。

5. まとめ

ここまでの蛇口の水漏れに関する様々な情報をまとめて紹介します

眼鏡をかけている洗面台の絵

このトラブルはある程度気を付けておくことで予防が可能です。ですので、まずは前述したように日々のメンテナンスをしっかりとして原因を作らせないようにしましょう。

そして早く対処することで解決までのスピードも向上します。蛇口から少しでも水漏れしている場合は、自分で修理するか業者に連絡することをお勧めします。今回紹介した情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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