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網入りガラスが断熱シートで割れた?割れる原因や具体的な対策について

公開日:2022.2.9 更新日:2024.4.16
網入りガラスが断熱シートで割れた?割れる原因や具体的な対策について

冬の窓の寒さ対策のおすすめグッズとして紹介されることの多い断熱シート。
ですが、網入りガラスに断熱シートを貼ってみたら割れたというケースがたびたび報告されています。

そこで今回は網入りガラスに断熱シートを貼って割れる原因や具体的な対策をご紹介します。

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1.網入りガラスが断熱シートで割れた原因とは?

熱割れの原因

窓に断熱シートを貼っている女性の絵

網入りガラスは断熱シートを貼っていて割れたという事例が報告されています。

ではどうして断熱シートを貼ることによって割れるのでしょうか。
その理由は網入りガラスの素材にあります。

網入りガラスは「ガラス」と「金属網」という2種類の素材が使用されています。そして異なる素材同士だと温度差による熱割れが発生しやすくなります。
金属は太陽光に当たることで熱膨張を引き起こし、冷めたくなったガラスと押し合う結果、ガラスが割れてしまうのです。

特に断熱シートは太陽光の熱を吸収しやすい性質を持っていることから、貼り付けることで金属網が熱を帯びやすくなります。

熱割れを引き起こし始めた窓ガラスは、通常ガラス部分に1本だけヒビが見られます。このヒビをそのままにしておくと次第にヒビの本数が増えていき、修復が不可能になっていきます。
こうしたように、たとえ丈夫に作られている窓ガラスであっても熱割れを起こすことで簡単に割れてしまいます。

窓に断熱シートを貼り付ける際には熱割れに注意しなければなりません。
窓ガラスリフォームの業者では断熱シートを貼る際の注意点について教えてくれますので、修理やリフォームの際に聞いてみるといいでしょう。

2.もし網入りガラスが断熱シートで割れたら?

具体的な対処方法

割れて穴が開いた網入りガラスの写真

万が一断熱シートによる熱割れで網入りガラスが割れた場合はすぐに周辺を片付けておきましょう。

まず熱割れで窓ガラスが割れてしまったら、その周辺を掃除します。
窓ガラスが割れてしまうと、その破片が広範囲にわたって飛び散るので、小さいお子さんやペットは現場に入れないようにしましょう。

ガラス片でケガをしないように、厚手の軍手を装着して大きなガラス片を拾っておき、古い新聞紙で包みます。

包んだ新聞紙は段ボール箱に入れておきます。

ガラス片の回収が完了したら、ほうきとちりとりで小さなガラスの破片を掃いていきます。
ちなみに掃除機を使って集めてしまうと、鋭利なガラス片で掃除機が故障してしまう恐れがあるので注意が必要です。

ほうきで目に見える小さなガラス片を拾い集めたら、ガムテープを使ってカーペットなどに入り込んでいる小さなガラス片をペタペタと貼り付けながら集めていきます。

フローリングの目地に入り込んだガラス片については、歯ブラシでかき出します。

ガラス片を入れた段ボール箱には割れ物注意などの注意書きを記載し、地域の自治体の規定に従って処分しておきます。

掃除が完了したら、応急処置として窓を段ボ―ルで塞いでおきます。
これによって、外からの雨風や飛来物からお部屋を守ることができます。
窓ガラスのリフォームで業者が来てもらうまでの間は、ガムテープや補修シールを使って窓枠をしっかり塞いでおきましょう。

3.網入りガラスが断熱シートで割れないための対策

主な対策

断熱シートが貼られた窓の写真

断熱シートを貼ったことにより網入りガラスが割れたということにならないために、日頃から対策しておくことが必要です。
窓ガラスの熱割れはちょっとした対策で防ぐことができます。
主な対策は次の通り。

・窓に熱を帯びるものを置かない
お部屋にあるソファーやクッション、カーテンなどは太陽の熱を吸収しやすいため、窓から離れた場所に配置するのが望ましいです。

・ガラスに影が当たらないようにする
窓ガラスの熱割れは周囲との温度差が原因で生じやすくなります。
ガラスが影に覆われてしまうと温度差で熱割れしやすくなるので、ガラスの前に洗濯物や障害物で影をつくらないようにしましょう。

・熱を帯びにくい断熱シートに替える
断熱シートの中でも熱を帯びにくいタイプがあります。
おすすめはネットタイプの断熱シートで、風を通すことで熱がこもるのを防いでくれます。
また、最近では網入り最近では網入りガラス専用の断熱シートもあり、日光の熱をカットする機能があります。

・窓ガラスをリフォームする
それでも網入りガラスには熱割れのリスクがあるので、リフォームするのが確実です。
費用こそかかるものの、高い断熱性能と安全性を得ることができます。
また、断熱シートと違って逐一張り替え作業を行わなくて済みます。

4.窓ガラスの熱割れ対策にはリフォームを

リフォームがいい理由

窓ガラスのリフォームをしている写真

窓の断熱対策において最も効果的なのは窓ガラスのリフォーム。
断熱シートを貼らないで済む以外にもさまざまなメリットがあります。

・室内の熱を閉じ込められる
通常の窓ガラスですと、せっかく暖房器具によって暖められた室内の空気が外へと逃げてしまいます。
これを複層ガラスにリフォームすることで、室内外から流出入する熱の量を少なく抑えることができます。

・カビに悩まされなくなる
冬においても気を付けなければならないカビですが、窓ガラスをリフォームしておくことで悩まされなくなります。

断熱ガラスには外気の影響をシャットアウトしてくれる機能があり、結露に伴うカビを抑えることができます。

・自宅を長持ちさせられる
窓ガラスのリフォームは自宅の寿命を引き延ばすことにもつながります。
特に複層ガラスは耐候性の高さに定評があり、強い雨風による影響を受けにくいです。
また、結露の発生による建材の劣化も窓ガラスをリフォームすることで防ぐことができます。

・光熱費を抑えられる
室内が寒くなると暖房の設定温度を上げようとして、光熱費が高くなってしまいます。
窓のリフォームで断熱対策をしっかりやっておけば、設定温度を上げないで済むので、光熱費を安くすることができます。

5.断熱窓のリフォーム費用

具体的な費用相場

窓リフォームの費用相場のイメージ写真

網入りガラスが断熱シートで割れたということにならないように、窓ガラスをリフォームしておくことは大切です。
ただ気になるのがリフォームの費用。窓ガラスのリフォームにかかる費用の相場は次の通り。

ガラスのリフォーム:25,000~50,000円(90cm×90cm、1枚あたり)
二重窓へのリフォーム:150,000~300,000円
窓全体のリフォーム:200,000~300,000円

自宅の窓の大きさや形態によってリフォーム費用は異なるものの、ある程度のお金がかかります。
そんな窓のリフォーム費用を安くする方法があります。

一つは見積もりを比較すること。
最近ではほとんどの業者が無料で見積もりをとってくれます。
見積もりに関しては電話やメールでの相談も可能ですが、自宅の様子を見てもらわないと具体的な金額は算出しにくいため、業者に来てもらった方がいいでしょう。
最低でも3社以上の見積もりを比較することで、地域で最もお得な業者を見つけることができます。

もう一つは国や自治体の補助金を活用すること。
国が実施している「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」や東京都が実施している「家庭における熱の有効利用促進事業(高断熱窓・ドア)」など、さまざまな補助金制度があります。
制度によって支給される金額や適用条件が異なりますので、利用できそうな制度があるか調べてみましょう。

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