洗濯機の蛇口から水漏れが！修理方法や業者の相場は？

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

1.洗濯機の蛇口から水漏れした時の応急処置

焦らず水を止めて漏水箇所を確認

洗濯機を使っているときに蛇口から水漏れしていた時はどうしたらよいでしょうか。修理や業者に連絡するよりもまずは応急処置が必要です。

以下のように対策をして、漏れてくる水をすぐに止めましょう。

1.洗濯機を止め、蛇口を締める
洗濯機を動かしている場合は運転を止めて下さい。そして洗濯機へつながっている蛇口を締めましょう。

2.元栓を締める
洗濯機用の蛇口を締めても水が止まらない場合は、水道の元栓を締めて下さい。戸建であれば家の外にあることが多いです。
アパートなどであれば、玄関のそばにある鉄扉を開けるとその中にある可能性が高いです。
元栓を締めてしまうと、トイレや台所などの水も全て止まってしまうので注意して下さい。

3.漏れた水を拭く
最後に漏れた水を拭きあげましょう。床や壁が水浸しのままだと傷んだり、階下まで水が漏れてしまったりする可能性があります。

応急処置が済んだら

水漏れが落ち着いたら、どこから漏れていたのか確認して下さい。
もし原因がホースのヒビであれば、配管補修で用いられるダクトテープを貼るのがおすすめです。100円ショップでも手に入るので、とりあえずテープで補修して、ホースの買い替えをするのがよいでしょう。

原因がホース以外の場合は適切で迅速な対処が必要となります。

2.洗濯機の蛇口で水漏れしやすい箇所とその原因

大きく分けて5つ

洗濯機の蛇口から水が漏れている際、原因となりやすいのは以下の5つです。

①ニップル
蛇口と洗濯機のホースを接続する際に、4つのネジで固定するアタッチメントをニップルと言います。もしこの部分から水がにじみ出ている場合は、ネジの緩みか内部にあるパッキンの劣化が考えられます。

②蛇口のナット
吐水口を固定しているナットから水漏れがある場合は、そのナットの緩みが原因になっていることがあります。また、Uパッキンというゴム部品が劣化している可能性も高いです。

③蛇口と壁の間
蛇口と壁の間から水漏れをしている場合の原因は、ネジ山に巻かれているシールテープの劣化がほとんどです。しかしこの症状が見られるケースでは、水栓自体が劣化していることも多いので注意しましょう。

④ハンドル部分
水栓を開けるときに回すハンドル部分から水漏れしている時は、コマパッキンと三角パッキンの劣化が原因となっていることがほとんどです。
この2つのパッキンが傷んでいる場合、水栓の寿命を迎えている可能性が高いので交換も視野に入れましょう。

⑤ニップル付き水栓とホースのつなぎ目
ホース取り付けの際ネジが不要なニップルが水栓に付いている際、そこから水漏れすることがあります。この場合、留め具が劣化していたり、吸水ホースが破損していたりすることが原因となっていることが多いです。

3.洗濯機の蛇口の水漏れを自分で修理する方法

基本的にはパッキンの交換かネジを締めると解決

ではその5箇所の修理方法をご紹介します。
パッキンなどを交換する際には必ず水道の元栓を閉めてから作業を行ってください。

①ニップル
1.まずは4つのネジをドライバーで締めなおしてみて下さい。

2.水漏れが続く場合はパッキンが劣化している可能性が高いのでニップルごと交換しましょう。

②蛇口のナット
1.まずはナットをモンキーレンチで締めつけて、改善しなければUパッキンを交換します。

2.ナットを緩め吐水口を外したら、中にパッキンが入っているので新しいものと取り換え、逆の手順で戻します。

③蛇口と壁の間
1.元栓を閉めた後、ハンドルを回して蛇口の中に残っている水を出してください。その際はタオルを利用すると便利です。

2.蛇口本体を反時計回りにひねって壁から取り外します。蛇口が無くなると見える給水管の中に汚れがあると水漏れの原因になるので、歯ブラシなどで掃除しましょう。

3.壁にはめ込んでいた蛇口のネジ山部分にシールテープを8～13回巻きつけ、逆の手順で蛇口を元に戻します。
もしうまくはまらず少しでも逆回ししてしまった場合は、シールテープを巻きなおしてください。取り付け後、水を出して漏れてこなければ完了です。

④ハンドル部分
1.まずモンキーレンチを使用しハンドルの上部についているカラービスという部品を外します。

2.ハンドルが外れたら中にあったパッキンを交換し、元に戻せば完了です。

⑤ニップル付き水栓とホースのつなぎ目
1.ホースが破損していない場合は、ニップルを交換することになります。
最初にパイプナットを外しますが、ウォーターポンププライヤーを使用するとスムーズです。

2.ニップルが外れたら、蛇口の中にあるパッキンも取り除いてください。

3.新品のニップルを逆の手順で取付け、水漏れしていなければ完了です。

4.賃貸で洗濯機の蛇口から水漏れした時の対処法

まずは大家さんか管理会社に連絡

もし賃貸で洗濯機の蛇口から水漏れしてしまったら、以下の方法で対処して下さい。

1.大家・管理会社へ連絡
まずは大家さんや管理会社へ速やかに連絡しましょう。いつも利用している業者がある場合、その後の流れがスムーズになります。

もし連絡が付かない場合は自分で水道業者に連絡してください。その際には忘れずに原因の診断書や領収書をもらうようにしましょう。
修理費用の負担について話し合う際に必要となります。

2.業者が来るまで応急処置をしておく
水漏れしている部分にタオルを巻き付け、その下にバケツ等を置きます。もしレジャーシートやブルーシートなどがあればバケツの下に敷いておくと安心です。

壁や床が水浸しになってしまうと下の階まで被害が広がってしまい、賠償責任を問われることがあります。しっかり応急処置をして、なるべく早く業者に来てもらいましょう。

3.修理費用の話し合い
修理にかかった費用は、状況によって負担者が異なります。まずは契約書の該当項目を確認しましょう。

水漏れの原因が部品の劣化によるものであれば、大家さんの負担となります。これは大家さんがその住宅を人が住める状態にメンテナンスしておく義務があるからです。

しかし、蛍光灯などの消耗品は自己負担となることがあります。10年以上そこに住んでいる場合はパッキンの寿命を迎えているため消耗品とみなされるかもしれません。

また、使い方が悪かったり、ホースが外れて水浸しになったりした場合など過失がある場合は修理費用が自己負担となります。

5.洗濯機の蛇口から水漏れが止まらない時は専門業者に修理を依頼しよう

費用の相場や業者選びのポイントを紹介

自分でできる範囲の修理をしてみても洗濯機の蛇口から水漏れする場合は、迷わず業者に依頼しましょう。
修理に時間がかかると水道料がかさみ、被害も大きくなる可能性があります。

また、あまり修理や工具を使うのに慣れていないと水栓を破損してしまう可能性もあるので、その場合も業者に任せるのがおすすめです。

呼ぶのは水道業者なのか家電メーカーなのか

蛇口やホース、ニップル、排水溝周りのことであれば水道業者に連絡しましょう。もし水漏れが洗濯機から起きている場合は家電メーカーに連絡してください。

■水道業者に依頼した時の相場
水道業者に修理してもらう場合、その内容によって料金は変わってきますが、5,000円ほどはかかると考えておくとよいでしょう。
パッキンのゆるみ調整や交換は5,000円ほどですが、もし水栓の交換が必要となると8,000円〜15,000円ほどになることが多いです。
また、ニップルなどの部品を交換する場合は高額になる可能性が高く、13,000円〜18,000円ほどかかるようです。

■業者を選ぶポイント
水道業者を選ぶ際には、3つのポイントがあります。

1つ目は駆けつけてくれるまでの時間です。水漏れは迅速に対処しなければ損害賠償に発展する可能性もあるため、できるかぎり早く修理してもらいましょう。

2つ目は割増料金の有無です。水漏れが深夜や早朝であった場合、割増料金が加算されることがあります。業者によっては割増料金自体が無いところもあるので、選ぶ際にチェックしてみて下さい。

3つ目は見積もりが無料かどうかです。軽い水漏れだからといって放置していると深刻化し、修理費用が跳ね上がる可能性があります。症状が軽いうちに無料で見積もりしてもらうと安心です。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR