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自宅で起こる電気工事の種類や内容について紹介します

公開日:2022.4.28 更新日:2024.4.5
自宅で起こる電気工事の種類や内容について紹介します

現代社会を支える電気工事の分野は、建築電気工事と鉄道電気工事の大きく2つの分野に分かれています。
建築電気工事は官公庁の施設や教育施設、工場、ビル、事務所、病院、住宅などあらゆる建設物の屋内外電気設備の設計、施工を行います。
鉄道電気工事は世界一正確に運行していると言われる日本の鉄道を陰で支える仕事です。

今回この記事では、建築電気工事の中でも自宅で起こりうる電気工事の種類や内容をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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ブレーカー工事の内容を紹介します

ブレーカー工事とはブレーカーの新設、増設、交換、漏電対応、電圧変更を行う工事です。

ブレーカー工事を行っている写真

ブレーカー工事は新設・増設・交換工事、漏電、ブレーカーが落ちた場合の漏電機器の特定等の対応、使用電気機器の変更によるブレーカーの電圧変更工事を行います。

メーカーや機種にもよりますが、ブレーカーの寿命はおおよそ10年前後と言われています。もちろん、日本の技術は世界的に見ても高い品質なので、ブレーカーを設置してから10年経ったからと劣化しているとは限りません。ただ、環境や使用状況によっては、10年程度で危険なレベルまで劣化している可能性は十分にあるのです。

電気の制御というオフィス運営に欠かせないブレーカーは、設置してから10年前後で1度は点検するようにしましょう。故障してしまうと電気がつかないなど、日常生活にも支障が出てしまいます。故障してしまう前に交換しておくことをおすすめします。

ブレーカーの寿命に関わらず、不具合を感じたら交換した方が安心です。部品が故障をしている可能性があります。ブレーカーを使い始めて5年ほどでしたら、修理した方が安いかもしれませんが、7~8年以上使っている場合は、修理してもまたすぐに不具合が起きてしまう可能性があります。

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コンセント工事の内容を紹介します

コンセント工事の種類には大きく分けて三種類の工事方法があります。

壁にコンセントを設置している写真

コンセント工事はまず、それまでコンセントが存在していなかった所にコンセントを新設する、コンセント自体を増設する工事があります。電気配線の工事が必要となり、同じ電圧ならどこからでも配線を分岐することができます。

そしてコンセントの部品を交換して、プラグを差し込むための穴の数を増やす工事が差し込み口の増設工事です。差し込み口を増やすだけなので、電気配線を変える必要がありません。しかし、電気容量をこえてしまうと、ブレーカーが落ちることがあるので注意が必要です。

最後に電圧を変更する工事です。一般的な家庭用の電気配線に通っている電気の電圧は100Vですが、IH機器やエアコンには電圧の仕様200Vのものがあります。100V対応のコンセントに200Vの電化製品を使うと、ブレーカーが落ちてしまうこともあります。そのため、コンセントの電圧を200Vへ変更させる必要があるのです。

コンセントの工事は自分でもできるかもしれないと思いがちですが、注意が必要です。コンセントの工事に必要な部品はホームセンターで誰でも購入できますが、部品は購入できても工事をすることはできません。コンセントの工事をするには、最低でも電気工事士二種の国家資格が必要となります。

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スイッチ工事の内容を紹介します

スイッチ工事は必ず電気工事士の資格もしくは資格保有者の監督が必要です。

壁に取り付けられたスイッチの写真

スイッチ工事はスイッチの取り換え工事、スイッチ増設工事、スイッチの追加工事があります。スイッチと一括りにしていますが、一般的なスイッチから使用時に色の変わるパイロットスイッチ、スイッチ自体が光るほたるスイッチや人の動きに合わせて自動で点灯・消灯する人感センサースイッチなどさまざまなスイッチがあります。

スイッチ交換の電気工事料金は配線からスイッチ取付だけなら4万円~、電気コンセントや照明器具なども設置するなら12万円~が相場です。ただ、スイッチの種類や個数によって変わるので、あくまで相場と考えておいてください。

また、スイッチの電気工事には修理か交換の2つの選択肢があります。電気工事の料金自体は修理の方が安めです。

劣化の進んだスイッチを修理してもすぐ不具合が生じ、再工事となり余計に料金がかかることもあります。スイッチを設置してまだ年数が経っていないなら修理でも良いですが、ある程度の年数が経っているなら交換した方がお得と言えます。電気工事を依頼する前にどのスイッチが必要か不必要かを考えてみるのが良いでしょう。

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照明工事の内容を紹介します

照明の工事は主に引掛けシーリングの設置と照明の交換が行われます。

シーリングライトを取り付けている男性の写真

照明工事の一つである引掛けシーリングとは、照明をつなげるために天井に設置するものです。簡単にいうとコンセントのようなもので、引掛けシーリングに照明を接続することで電気がつきます。天井から出ている電線とつないで、設置するなどと作業内容は難しいです。

引掛けシーリングを設置するには、電気工事士の資格をもっている必要があります。素人がむやみに工事すると危険なのでやめてください。

照明の交換も工事のひとつです。最近では、使っている照明からLED照明に交換される方が多くみられます。寿命が長いことや電気代を抑えることが人気の理由だと考えられます。設置するための初期費用はかかってしまいますが、長く使えば使うだけ従来の照明よりも電気代を抑えることができるのです。だからといって電気の明るさが落ちるなどもなく、従来の照明と同等な役割をしてくれます。

照明工事の費用を抑えるには、照明の本体価格を抑えることで、費用も安くなります。商品やメーカーによって異なるので事前に商品について調べておくといいでしょう。また、業者から購入するより自分で購入した方が安いケースもあります。業者の商品案内を参考にして検討してみましょう。

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インターホン工事の内容を紹介します

インターホンの取り替えには、電気工事士の資格がないとできないものもあります。

コンセントの部品の写真

インターホン工事には、新設・修理・交換の3種類があります。それぞれ工事費用が違うため、状況に合わせて選択する必要があります。

また、コストを抑えるためには相場を知ることも大切です。新規にインターホンを取り付ける場合、新しく配線を引く必要があります。配線工事は資格が必要なため素人ではできず、業者に頼むことが一般的です。屋外配線と家の中の壁内配線を引く必要があるので、家の壁にも穴を開けることになってしまいます。

屋外配線をブロック塀の内部に行いたい場合は、外部に傷が残ってしまいます。そのため新規でインターホンを付ける場合は、なるべく傷のつかない場所を選ぶことで、外観を損なわずインターホンの設置をすることができます。

インターホンの修理にも電気工事士の資格が必要です。精密機械であるインターホンの修理は、業者に依頼してしっかり直してもらいましょう。下手に触ると修理ができなくなってしまう恐れがあります。

自分での取り替えが可能なタイプでしたら取り替えは可能です。しかしそれ以外の配線工事が必要なものについては、その作業を自分でおこなうのは非常に危険ですし、作業には電気工事士の資格が必要です。資格をもっていない人が安易にDIYをしてしまうと、危険なうえに法律違反にもなります。もともとインターホンが付いている場合の交換は、配線がそのまま使えるので簡単な電気工事で終わります。

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LAN配線工事の施工方法

知識のない人が行うと感電してしまうなどとケガをしてしまう恐れがあります。

LAN配線工事とは、LANケーブルを使ってパソコンやルーターなどの電子機器を結ぶことです。コンピューターのネットワークを自宅や施設でつなげることができます。

LANには有線と無線があり、有線LANは物理的なケーブルでつなげるネットワークで、無線LANは有線を使わずにネットワークをつなぐものです。

工事内容はケーブルを天井に通す、コンセント部分にケーブルを出す、といったもので、一目見ると簡単そうに感じるかもしれませんが、さまざまなリスクがあります。天井にケーブルを通すためには、高い場所で作業しなくてはなりませんので、落下してしまう危険性もありますし、体にも負担がかかります。

また、コンセント口がすでに埋まっている場合は、ケーブルの出口を作らなくてはなりません。状況に応じて対応しなければならないので、知識のないものが行うのは困難でしょう。

LANの配線工事に発生する費用は、主に人件費や材料費です。料金設定は業者によって異なるので、自分で費用を明確にすることは難しいかもしれません。明確な費用を知りたい方は、業者に見積もりや現地調査を依頼することをおすすめします。複数の業者に依頼して比較してみることで、条件のいい業者を見極めることもできます。

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アース工事の内容を紹介します

アースとは、漏電を防ぐためにコンセント部分に付いているものの事を指します。

水気や湿気のある場所で使用することの多い洗濯機や電子レンジ、エアコンなどの電気器具は、漏電する危険性があります。そのため、アースを取り付けることで、電気を大地に逃し、感電や火災の危険を防ぐことにつながります。

水気や湿気のある場所で電気器具を使用する場合は、法令によってアースを取り付けなくてはいけないというのが義務になっています。洗濯機、衣類乾燥機、電子レンジ、エアコン、冷蔵庫など、水気や湿気のある場所で使用することの多いこれらの電気器具には、アースの取り付けが必要ということになります。

アースは注意事項を守れば、誰でも取り付けを簡単に行うことができます。アース端子付コンセントの場合は、アース線を電源コードより約20cm長いところで切断し、先端を約1.5cm皮むきしてアース端子に固定するだけで取り付けることができます。

作業を行う時は必ず時間に余裕をもって依頼するようにしましょう。もし、時間が決められた中での作業になってしまうと、作業が雑になってしまったり、そのほかのトラブルに繋がってしまう危険性も出てきてしまいます。

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